(富士山が見えた日に・・・)
今、海外の生徒さんとのオンライン稽古に初めて挑戦しています。
暮れから考えていたことですが、スウェーデン在住の生徒Oさんと稽古が思うように出来ないことが気になっていました。自分が置かれた環境の中で、とても熱心に裏千家茶道を追及しているOさんにしっかりお稽古を積んで、準教授を目指してもらいたいと願っています。
それで、zoomでの稽古を・・・と思いました。
「zoom・・今頃ですか?」と言われそうですが、今まで必要性を感じていなかったので、やり方もどんな機材が必要なのかも全くわかりません・・・。
(かわいいメジロの表情に癒されます・・・)
そこで強力な助っ人にSOSです。次男が2泊3日で来てくれて、必要な機材の購入やzoomのやり方について特訓を受けました。
・・・う~ん!機材 も届き、実際に訓練を受けて、何とか概要のようなものはつかめましたが、とても厳しい先生でして、
「今の状態では相手の方に失礼だから、もう少し自主練習して2月半ばにzoomでの稽古が出来るように頑張ってください」と言ってお帰りになりました。いろいろありがとう!
自主練習をしてみると、いろいろわからないことが多かったので、zoomの教本を買いに行くと、「最近までたくさん置いていたのですが、全部引き上げてしまい、申し訳ありません」とのこと。
つまり、オンラインで自宅で仕事をしたり、授業を受けていたコロナ渦の時代は一段落して、新しくやる方はほとんどいなくなった・・・ということのようです。
それでも教本が必要と思い、「Zoom 目指せ達人 基本&活用術」という本を取り寄せて読んでいます。
「”案ずるより産むがやすし”という言葉もあることだし・・・zoomで稽古をやってみよう」と、スウェーデン在住のOさんと初めてのオンライン稽古をやってみました。1月終わりのことです。
その日は14時からAYさんの真之行台子が入っていたので、1度お稽古していただき、
16時(注:あちらでは8時)から2度目のお稽古をお願いしました。その様子をOさんにzoomで見てもらいながらご指導しました。
何とか1度目のオンライン稽古が無事(?)に終わりましたが、とても疲れました。
Oさんもお点前をしてくださったAYさんもさぞやお疲れのことでしょう。
(パソコンやカメラを茶室へ持ち込みました)
茶友Rさん(アメリカ人の茶道追及者)にオンライン稽古のことを報告し、「凄く疲れた!」と言ったら、「オンラインは慣れるまで、指導する方も受ける方も、疲れると思います。でも慣れるから大丈夫!諦めないでね!😁」・・・と激励されました。
今考えていることは、月に2回はオンライン稽古をしたいと思っています。
1回はこちらの稽古を見ていただきます。その前に自主稽古をしておくと、どこがわからないかがはっきりして効果的な稽古になると思います。この前みたいに質問時間も設けたいですね。
もう1回は、Oさんの稽古を暁庵が見ながら、ご指導したいと思っています。
一番大事なことは、このようなオンラインの稽古システムがOさんの稽古になるかどうか、お互いの満足度はどうか・・・ということでしょうか。
試行錯誤が続きそうですが、Oさん、準教授を目指してお稽古やお茶の勉強を頑張りましょう! 暁庵もなんとか・・・