(百日紅が咲いています・・・季節の花300)
(本席は立礼席です。こちらで懐石を差し上げました。
いつものことですが、懐石の写真がありません・・・)
寝坊助の暁庵には6時席入という朝茶事は初めてでした(今までは8時過ぎの席入でした)。
今年2月に暁の茶事(4時席入)をしたお陰で、お客さまも亭主も早起きには動ぜず(?)行うことが出来ました。
再び朝茶事をする機会があるかしら?・・・記念に茶事次第と懐石のことを記しておきます。
席入(6時)-ご挨拶 -初炭(6時15分)ー懐石(6時50分)-中立(8時30分、待合で主菓子)ー後入・濃茶(8時50分)-薄茶(9時30分)-見送り・終了(10時)
初炭が終わり、懐石をお出ししました。
暁庵が懐石を担当したので、最初と最後の膳の運びだけとし、半東Kさんに給仕をお願いしました。
朝茶事なので、どのように懐石をシンプルに出来るかしら?と思案したり、試作したりしました・・・が、いかがでしょうか❓
「文月の朝茶事」献立
飯椀 朝がゆ (ゆめぴりか・・その後は、飯器で白飯を2回お出ししました)
香の物 梅干し ちりめん山椒
汁椀 しじみ(宍道湖産) 赤味噌 白味噌 粉山椒
向付 うざく(胡瓜と鰻の酢の物)
煮物碗 卵豆腐 海老 ソーメン オクラ 茗荷 (冷たくして)
強肴 ① 胡麻豆腐 (少し冷たくして)
② 白和えの野菜盛あわせ(ミニトマト ミニトウモロコシ パプリカ 揚げ茄子 切り干し大根煮など)
箸洗い 昆布引き湯 キュウイン
香の物 沢庵 小茄子の漬物 キュウリ糠漬け
湯とう (炒り米をふやかして使用)
酒 なし(樽酒「菊水」をお土産に)
お客さまが車のため酒は出さず(一献・二献や千鳥の盃を省略)、お土産にするなど時間短縮を心掛けました。
・・・にもかかわらず予定時間より懐石が30分も遅れてしまいました。コロナ禍なので鉢盛ではなく、すべて各皿に盛ったため、思わぬ時間が掛かりました。
当日作るのはお粥と汁と煮物椀のソーメンを茹でるだけで、後は全て前日の午後から作り出し、冷蔵庫に保存しておきました。
お酒も事前にお出ししないことをお知らせしていたのですが・・・遠慮されてか、なかなか向付に手が付けられないなど難しいですね。
懐石の食材は、横浜へ買物に行くのを避けて、近所のスーパーで手に入るものとし、抹茶、菓子、懐石の食材(一部)はネットで取り寄せました。ちょうど夏の到来物が届いたので茶事に利用させて頂き、とても助かり感謝です。
冷たい水羊羹(たねや製、各皿に容器入りで)を待合でお出しし、再び腰掛待合へ戻り、後入していただきました。
半年ぶりに気持ちよく銅鑼を打ちました。お茶事の喜びを噛みしめながら・・・・
大・・・小・・中・中・・・大
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(前日に採取したカラスウリがその晩、たくさん花を咲かせました)