三渓園の春草蘆(蓮華院と共に大好きな茶席です)
10月29日(土)、三渓園(横浜市中区)で「喜寿を祝う三渓園茶会」が開催されました。
この茶会は暁庵の喜寿を祝って社中の方が主催してくださいましたので、暁庵は主賓(?)兼スタッフ遊軍として参席しています。それで、どのように記したらよろしいのか・・・ちょっと難しいのですが・・・まあまあ、深く考えずに書くことにします。
主客一同の祈りの甲斐あってその日は晴天でした(内心、晴れたならば99%大成功間違いなし・・と、もう感謝です)。
三渓園(国指定名勝)の春草蘆(重要文化財)が濃茶席、蓮華院が薄茶席、待春軒が点心席です。
1席約6名さまで4席、総勢24名のお客様がお祝いに馳せ参じてくださいました。他にもう1席、社中席を設けました。
お目だるいことですが、茶会支度から記しておきます。
鎌倉時代の四方仏の蹲 (春草蘆にて)
朝7時30分にN氏の迎えの車に乗り、駅近くでKTさんとY氏をピックアップすると、大きな車ですが茶会用の荷物と人でぎっしりです。
特に風炉2つは灰形(ひとつは藁灰仕様)を壊さないように、他にも主菓子の箱をそれぞれが抱きかかえています。三渓園は茶会準備のための開門は8時30分、9時30分から1席目が始まるので、間に合うように湯を満タンにした電気ポット2つとポット1つを持ち込みました。
8時半に開門し、蓮華院裏手の駐車場へ4台の車が入りました。先ずは濃茶席の道具を全員で春草蘆へ運び込みます。事務所から下火の入った七輪を春草蘆へ運び、火を熾し、風炉の火を調え、湯を沸かします。
広間では掛け軸や花の準備(花は活けたままで運び込みました)、水屋では箱から茶碗を出してならべ、抹茶を濾して茶入に入れ、菓子の準備が進んでいます。
(緋傘が目印の蓮華院の受付)
本席の準備は濃茶席担当(N氏、NYさん、T氏、Aさん、F氏)にお任せして蓮華院入口の受付へ急ぎました。
受付担当のY氏と一緒に受付の準備をし、調え終わったところに第1席のお客さまが到着です(ふぅ~!!なんとか間に合った・・・)。
皆さま、溢れる笑顔で口々に「本日はおめでとうございます! お天気で良かったですね」と言ってくださり、嬉しかったです・・・。
Y氏と笑顔でお出迎えし、ご一緒に春草蘆の第1席へ向かいました。
(春草蘆への道・・・春草蘆の広間が待合です)
・・・慌ただしい事でしたが、これからは優雅な(?)茶席になりますので、ご勘弁ください。(つづく)
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