読書が進んでいる。
高群逸枝の「娘巡礼記」は良かった。この女性史家は郷土の誇りだ。
この人の夫橋本某氏が水俣の出身だったので、彼女自身は下益城郡出身なのだが死んだら水俣に葬ってくれと言っていたらしい。
我が家の裏山秋葉山の麓に見晴らしのいい場所にしの墓はあった。
そして、池波正太郎の「近藤勇白書」もフィクションが入っているのだがしっかりした史実を踏まえた記述でいい作品だと思う
そして藤原伊織の遺作「遊戯」。まだ途中だが好きな作家なので大事にゆっくり読んでいる。
この人東大の仏文出身というが、フランス文学的な香りはしない。やはりスマートでおしゃれで、感覚は現代的。
遊戯とはパソコンのチャットでのゲーム?私はゲームやチャット、なんとかいうコミニュティー手段(いつかこれで人殺しにも発展したというもの)もしないのでよくわからないけど、これを使って出会う男女。
ガンだったそうだが、奇才を日本文学は失ってしまった。残念無念
さてテレビの話。
昨日、「笑ってこらえて」を見た3時間スペシャルだったのだが、企画が実に安易で女子高生特集もナンダカナア・・・?
そして女子のバレーユース世界選手権の放送はスポーツ好きにはそれなりの感動もあったが、これって安易過ぎると思う。そろそろネタに困り出したら「もうダメだ」という自覚をなぜスタッフはしないのだろうか?
TBSの「みのもんたの朝ズバッ」は今日もネーミングそのまま。他局は馬鹿息子がとうとう自白したという段階に達したと報道しているのにー
本人ではなく息子といてもこれでは「世相を斬れない」
毒舌家も足許をよーく見ておかないと一挙にひっくり返ることになる。
「ごちそうさま」。朝ドラは習慣化しているので見ているのだが、「録画」を撮ってでも見たいとは思わない。「あまちゃん」の影響力がまだ残存している感じ・・・