物事は慎重に丁寧に行わなければならない。
教訓が身に沁みる。
昨日、痛い失敗をしてしまった。
庭の松の木が病気(松食い虫?)で突然枯れてきて根が腐っているのを発見。根っこから切ってしまおうと鋸切りを出して、先ず根を地面すれすれの所で切断。ココまではよかった・・・
葉は完全に枯れている。これを細かく裁断して燃やしてしまおうと考えた。
少し錆びているいつも使わない鋸が傍にあったのでこれで枝を切ろうと引いた。
枝の半分まで切った時に、上から鋸を引いていたのを下からも引いた。これでポキリと切れる・・・筈だった。
ところが下から引いた鋸の歯が木に引っかかって取れない。それで力を入れて外そうとした時に勢い余って枝に左手を添えていた自分の親指に歯が食い込んだ。まさにズバッーと切れた。
途端に血が吹き出した。
「しまった!やっちゃった!!」後悔先に立たず
水道の水で傷口を洗い、妻に「おーいケガーしたーっ!!」と叫ぶ。
一瞬、救急車も考えたが、止めた。妻に病院まで送ってもらおう。先ず電話
手拭で二重に手を縛り、出血をできるだけ抑え、出発。気が遠くなるほど痛い。
さらに病院で消毒してもらう時が最悪だった。大の大人が悲鳴を上げてしまった。「いったっいっー」足をバタバタさせて我慢した。看護師が「痛いですね、痛いですね」と復唱する。「痛くない痛くない」と昔は言っていたように思うが患者の痛みを否定しようが肯定しようが「痛み」は変わらない
院長先生がやって来て傷口を見て、「よー切れてるなあ」とまさかの感心。縫いましょう。まるで服飾家のような口ぶりでもう一度消毒し、痛み止めの注射を打ち、「裁縫」が始めまった。注射は1発目が痛かった。
男同士では悲鳴は見苦しい。処置が女ではどうしても甘えが出るのだろう。不思議だ・・・
ぐーっと我慢したら麻酔がきいて後は痛みが消えた。
鋸が錆びていたために破傷風の注射をして包帯をきつく縛り処置が終わった。「ほっ!!」
裁縫は5針縫い終了。
教訓。物事は急がず慌てず慎重にことを運べ!!