商売の原点講談社このアイテムの詳細を見る |
written@2006.3.20
「仕事というのは、一つひとつのことをきちんとやることなのです。一つひとつのことをきちんとやっていけば、それがトータルとして必ず大きな成果に結びついてくるのです。」(本書137頁)
「小売業は常にお客様の立場に立ってものを考えなければなりません」(31頁)
「自分が何度でも行きたくなるのは、ほしい商品がきちんと品ぞろえされ、適正な価格で売られていて、商品の鮮度がよく、クリンリネスが行き届いて、フレンドリーサービスのレベルが高い店ではないでしょうか」(103頁)
これらの言葉はみな、上の写真の本からだ。
今回のメイントピックは、流通業界について、流通業界とは、この本の著者の鈴木氏のセブンイレブンも含まれるコンビニ、デパート、スーパー、ホームセンターなどが含まれる業界だ。
まずは、3月18日の日経新聞より、「流通10社 新卒採用、計画届かず」という記事から。
驚いたのは、コンビニ業界でダントツの実力を誇るであろうあのセブンイレブンですら、採用計画を満たせず、2006年度の採用を終えようとしているとのこと。
この記事の関係者のコメントによると、「内定を出した学生が、メーカーや商社に流れている」ということのようだ。
日経新聞の記者は、
「流通企業は金融機関などに比べて給与水準が低く、週末に休みが取りづらいなどの事情もあり、計画通りの人材確保が難しくなっている。」
というように解説をしている。
そうかもしれないが、商売の原点は、流通業でこそ、学べるのではないかと思う。
将来企業を考えている人、営業という職種に興味がある人、もしくは、将来的に何かヒット商品を開発したいと思っている人も、ぜひ挑戦して欲しい業界だ。
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