高校無償化は公立離れを起こすと言われている。山形県のような貧乏県は、金持ちが少ないので、所得制限に達する保護者が少なく、結果としてすでに公立離れが始まっている。公立の平均倍率は0,8倍となっており、特に影響が大きいのは、都市部以外の高校である。ほぼすべて定員割れとなっており、実質入試の必要もない。「名門」と呼ばれる学校でさえ、年によっては定員割れを起すケースが生じてきている。
なぜか山形県では私立高校が10年ほど前、一斉に私立高校では校舎や体育館が建て替えられたり、グラウンドが整備されたりした。公立高校はボロ校舎だらけなのにである。山形県は私立高校にシフトしているのは明らかである。
おそらく山形県知事は公立高校をなくして、教員の数を減らし、学校の維持費と人件費を減らそうとしているに違いない。しかも気になるのは県知事の親戚が私立高校の理事長であることである。このことも関連しているのかもしれない。
いずれにしても、ここまで公立離れが進んできて、今回の所得制限の撤廃が行われれば、山形県の公立高校の大半はいらなくなるだろう。しかしそれによって、地域によっては人口減に拍車をかけられるに違いない。地域の人口減に拍車をかけ、地域を消滅させようとしている。そういう政策を行っているいまの県知事を認めていいのだろうか。
今年の知事選では対立候補が出ず、福島県の当選するつもりもない男が立候補して無意味となった。田舎というのはこういう場所なのだ。むなしくなる。
こんなことを言うと、お前が立候補しろとか、さっさと引っ越せとか言われるのだろうが、そこまでの金はない。じっと今はじっと耐えるしかない。何とかして宝くじを当てて出て行きたいものだ。
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