<続き>
先ず寺院装飾に用いられたナーガ、マカラ、シンハーの類と建築用材を紹介するが、シーサッチャナーライとスコータイの区別はしていない。
中世の交易ルートと、そのルートで運ばれた陶磁が展示されている。時期は16世紀だが17世紀もそうであったかと思われる。
日本へは、琉球王朝までのルートが示されているが、暹羅(アユタヤ王朝)船が平戸に寄港したときの絵図が平戸・松浦資料館に展示されており、日本本土にも交易品を運んだと思われる。
パネルには暹羅(アユタヤ王朝)船が紹介され、このようなジャンクで交易していたとある。この絵図は、先に紹介したとおり松浦資料館のそれを用いたもので、松浦資料館は巻物の一部として描かれている。その絵図を掲げておく。
余談は、この程度にして交易陶磁としてタイ湾の沈船遺物として、紹介されている展示品の写真を以下に貼り付けておく。
以上でサワン・ウォラナヨック国立博物館で見た陶磁類の紹介を終える。
<続く>
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