世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

期待外れも甚だしいKL PRINCE HOTEL

2015-05-06 09:19:05 | クアラルンプール
 滞在しているSomerset Ampangは前回を含めると6か月に及び、いい加減にあきてきた。そこで彼方此方調査にでかけている。日本語フリー情報誌にプリンスホテル&レジデンスの広告が掲載されているので出かけてみた。
 場所はブキビンタンのパビリオン・ショッピングコンプレックスから道を挟んで東側で、パビリオンから徒歩2-3分のところで、ロケーションとしては抜群である。
 ロビーはそれなりに広々しているが、何処となく内装や照明が暗いイメージである。セールス・マネージャーにレジデンスの1BDRを案内して頂いたが、部屋はそれなりに広く、掃除も行き届いていたが施設が古く、部屋が暗くて陰気くさい。台所の設備機器や食器、ドライヤーやアイロン等々は揃っているが、ここで月10,000リンギット(約33万円)だそうとは思わない。月20万円でもお断りである。
 天下のプリンスがどうしたことか?ネーミングからして期待して出かけたが、残念ながら外れである。





 丁度昼食時になったので、各位ご存知の館内の日本食レストラン「槐樹」へ行った。プリンス自体の建物が古いので、古臭さはがまんできるとしても、料理が今一歩である。値段のことばかりで恐縮であるが、写真の週替わり定食で日本円換算2,000円である。


 写真以外にサラダもついている。鰤の塩焼きはそれなりであったが、御飯はパサパサで食感悪く、味も最悪で何故槐樹でこれなのか・・・との思いである。
 当地の日本食レストランは外れがおおく、一度槐樹で本格的な日本料理とおもっていたが、これでは夕食に来る気がしない。まさかプリンスとあろうものが、紛い物にあった気分である。

マレーシア人は日本大好き

2015-05-05 08:12:33 | クアラルンプール
 クアラルンプールの日本語フリー週刊誌「週刊ジェイスポ」5月1日号の記事によると、”日本のマーケティング・リサーチ企業のクロス・マーケティングは4月15日、東南アジアにおける日本ブランドアセスメント調査の結果を発表した。
 それによるとマレーシア人の89.0%が、最も好きな国として日本と回答した。2位は韓国、3位は米国。調査は2月13日から3月9日にかけて、日本、マレーシア、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシアの6か国で実施された。”・・・とある。
 タイ人が日本大好きであることは、従前から云われており、ベトナム人も日本大好き、韓国大嫌いであるが、マレーシア人の9割が大好きであるとは・・・恐れ入った。

 確かに当地に滞在していると、2~3週間に一度は”日本特集記事”が掲載されている。先日は「安らぎ」とのテーマで盆栽、つくばい、香などが紹介されていた。
 昨日(2015年5月4日)のNEW STRAITS TIMES紙のビジネス欄TOPは”Joint rail bid(提携して鉄道入札)”とある。
 MMC(マレーシアゼネコン最大手)と日本のパートナー(住商、JR東日本)との国際連合は、マレーシアで初めてであるKLとS'pore間の高速鉄道に入札とある。

 この鉄道計画は、両都市間330kmを時速300kmの運転速度で1時間30分で結び、2020年完成予定の計画である。当然中国も名乗りを上げている。日本勢は有力企業であるMMCと国際連合を組み名乗りを上げた。安倍首相もマレーシア政府要人と会う都度売り込みに余念がない。
 中国はAIIBを使うだろう。日本はアジア開発銀行に支援し、有利な条件を呈示し、是非成約して欲しいものだ。

 折しも昨日S'poreでリー・シェンロン首相とマレーシアのナジブ首相がHSR(ハイスピードレール:S'pore-KL間)プロジェクトの詳細計画を固め、当件の結びつきを強めることで合意したとある。
 いよいよ発注先を決める局面に来た。日本は官民あげて取り組むべきだ。マレーシア国民の9割が日本大好きであれば、これを上手に利用するにこしたことはない。日本政府が支援して、新幹線PR VideoなりTV番組をマレーシア民放に提供するなり、クルーを招待して番組制作を助け、スポンサーとなって、これでもかと放映して、新幹線待望論を醸成して欲しいものである。絶対に中国に取られるな!!






最近(2015/1-2015/4)見たサンカンペーン鉄絵文様

2015-05-03 09:51:22 | サンカンペーン陶磁

 以下に掲げる文様の幾つかは、既に紹介している事例もあるかと思うが、重複しているようであれば、ご容赦願いたい。

(鉄絵魚文:バンコク大学東南アジア陶磁博物館)

 多様な魚文の一つの典型例である。魚頭を三重円圏の左端に配し、魚体を折り返して魚頭の真下に尾鰭を配している。このデザインの魚文は、多々見ることができる。

(鉄絵草花文:バンコク大学東南アジア陶磁博物館)

 器胎全面に渡って絵付けされている。このような繁辱さを伴う絵付けは、サンカンペーンでは希少である。銘盤の一つである。

(鉄絵草花文:バンコク大学東南アジア陶磁博物館)

 これも器胎全面に描かれているが、それなりに余白を残しており、繁辱さは感じない。花卉は百合系統の花と、菊に似た花弁をもつ花が描かれている。この菊に似た花は、北タイの山岳部に群生する、ドーク・ブアトーン(メキシカン・サンフラワー)であろうか?

(鉄絵花草文:バンコク大学東南アジア陶磁博物館)

 よく目にすることができる一般的な花草文で、鉢にも描かれている。鉄絵が滲みたように見える盤が多い中、当該盤は明瞭である。

(鉄絵双魚文:インターネット・オークションより)

 中央に日輪を配し、頭部を右向きにした双魚文で、比較的目にする機会が多い。

(鉄絵双魚文:インターネット・オークションより)

 非常に珍しい双魚文である。鉄絵の発色が薄く、やや不明瞭である。腹側、背側共に鰭が3箇所、尾鰭が三又になっているのは極めて珍しく、後絵の盤の特徴でもある。そこで後絵の痕跡をさがしてみたが、その痕跡はなく本歌である。オークション出品作は完品ではなく、破片をつなぎ合わされており、完品であれば銘品である。

(鉄絵双魚文:インターネット・オークションより)

 見込み中央に日輪を配し、左向きの魚文で尾鰭、背鰭を省略しており、もっとも描かれた魚文である。


Somerset Ampangのウエスト・サイド

2015-05-02 15:08:30 | クアラルンプール

 Somerset Ampangの屋上から、薄暮の西側をスケッチし水彩にした。ビル群の手前の明かりに照らされている通りは、トゥンラザック通りでアンパン通りとの交差点は絵の右側に相当する。
 中央の三段屋根の入り口を持つビルは、PNBタワー(Menara Pemdaran Nasional Berhad)と呼ぶ国営資産運用会社である。その右側で特徴的な形状と、ネオンが美しい建物は、Bangunan Tabung Hajiと呼ぶらしいが、モスクかどうか?毎朝イスラムの祈りが聞こえてくる。
 右端の建物は、PNBが運営するレジデンスでPNB Darby Parkである。レジデンスではあるが、日貸しもしているようだ。今後のこともあるので見学すると・・・。





 バスタブ付きは良いとして、古い、日本語TV放送は受信できない。どこかの口コミ投稿で5つ星で良かったとの記事をみたが、とんでもない。料金は月極めで9,500RMと約30万円である。ばかばかしさも度を越している。
 話は反れてしまったが、このビル群から西は高層ビルが立ち並び、KLの中心部となる。