少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

悟りの境地

2009-10-26 | 練習・試合後記
話は、チョット遡り、ジャイアンツがリーグ制覇をして
数日経った頃。

書店には、ジャイアンツの3連覇関連の本が並んでました。
そのうちの1冊を買ったのですが、
その中で、監督の評価の算出法が出ていました。

算出法も結構あって、クック理論、ソールマン理論、リッキー理論などが
あるそうです。
本の中で紹介されている理論は、コーチ理論。
ボブ・コーチ氏がアトランタ・ブレーブス時代に発表したモノで、
「年間の得点と失点の差が10点あれば、勝率5割プラス1勝に相当する」
たとえば、10試合戦って、得点50、失点40ならば得点が失点10上回っているから、
勝率5割の5勝プラス1で6勝がこのチームの期待勝利数。
このチームが7勝の時はプラス1の評価。逆に5勝だったらマイナス1。

さて、区内最弱の呼び名も高い我がチーム。
丁度、リーグ戦の結果が事務局から送られてきたので、照らし合わせてみました。

ウチのブロックは8チーム。
7回戦いますので、勝率5割は3.5勝です。
で、今のところ0勝5敗得点2失点82得失点差-80
って事は、3.5-8=-4.5。
借金5で期待値は-4.5。うーん、コーチ理論バッチリ

なんて言っている場合じゃありません。
早速、練習にリーグの対戦表を持って行き、
現状の悲惨な状況を目の辺りに。

大人達は
「イヤー、点が取れないで、よく取られると思ったら、-80ですか、凄いですね」
最早、悟りの境地
子供達には、「こんな成績じゃ、監督解任だ」と言ったら。
「解任って何?」
「クビって事、辞めなきゃいけない」
「来年居ないの?」
「このままならね、君たちが頑張ってくれれば。
期待値が-5から少しでも良くなるように、頑張ってくれれば、
来年も監督出来るけど」
「ヨシ、頑張る」ってキャプテン。
キャプテン、君は来年居ないんだ

職場でもチラッとこの話を。
そうしたら、同僚が。
「凄いよね」
「何が、-80が」と私。
「いや、○さん(私事ね)がさぁ」
「なんで?」
「だって、弱いのって今年だけじゃないんでしょ。
ソレなのに、休みの度に練習に行って。普通なら嫌になりそうじゃん」

成る程、やっぱり悟りの境地

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする