歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

歌も一人では出来ない

2006-09-18 20:16:49 | Weblog
何をするにも相手が必要、一人で歌うのは鼻歌くらいです。

オペラ!とまでは行かなくても、オペラチックに重唱するにも相手次第です。
歌う機会を作るため、コンサート企画をしますが、出演者を募るのも、相手を確保するのも仕事の内。

来年の2月、3月は予定が入ってますが、1月にも出演の声がかかってきました。
私のところからだと遠い!(横浜のイギリス館)
伴奏合わせも遠い!(みなと未来)ので、二重唱を希望している相手に、まだ返事をしていません。

この時期、本職の研修が入るかもしれないので、チョー多忙になりかねないのもある。ど~しようかなあ・・・。


本職の施設の文化祭は11月。
実は、毎年入居者の作曲した作品を「ボランテイア」で歌っています。
今年で6回目。
うちの施設は、健常棟のいわゆる高齢者ホームが隣接していて、大きなイベントは合同で行うのです。
介護棟と、健常棟の二日間になったのは前年から。
フロアに勤務していては、文化祭に出ることが出来ないスタッフ人数なのです。
しかし、文化祭で貴重な休日を消費してしまうと!
あとの一ヶ月の勤務シフトが、ハードになるため2日間は休めません。

何で、頼まれて歌う私が休日出勤なのか?
納得できないながら、昨年もその方の「どうしても!」という願いで歌いました。

そういう会社に勤めている私がバカなんですよ。
こういう文化的な協力は、勤務評価に全く反映されないんです。

仕方がない、いる間は歌って差し上げようと割り切りました。
6年前、作曲者が、仕上がり具合をピアノのスタッフに弾いてもらっているところに通りかかり、歌って差し上げたのが縁です。
その縁を「偶然の出会い!」と、たいそう感激してくださっているので、むげにお断りできない私なんです。