歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

気が合う=息が合う

2006-09-21 19:37:41 | Weblog
歌も楽器も、何が必要かといえば「息が合う」こと。
お互いの息ざしが感じられないと、いくら良い声でもハーモニーは生まれません。

声というのは不思議な楽器で、「合う声(響き)」と「合わない声」があるようです。
と、言うよりも、相手を思いやる心のあるなしでしょうか。

地元で「ベラドンナ」という名前をつけたアンサンブルをしていますが、
  (ベラドンナって、植物性アルカロイドを含む毒草です)--笑い)
   風邪薬に含まれていますよね!)

当初のメンバーから一新して、流動的に、3~4人で歌っています。
時には男性が入ることもあるんですよ!

雑談よりも、まずは歌ってストレス解消が目的ですね。
前回、不評だった「フオーレ」は外して、古典にしました。

私たちの技量が足りないんだなあ・・・
マア、そのうち歌えるようになるだろう・・・

この人数ですから、当然パートは1人。ソリストと同じです。
来年のサロンコンサートに向けて発進です。

後は、それぞれ自分の独唱曲を決めるだけです。
今のところ、歌い手参加は5人。あと一グループ増えるかもしれません。

少々、体調が悪くても、歌だけは歌えてしまうんですよ!


あるメンバーの一言、
「このトシ(同い年です)まで舞台で歌えると思ってなかったわ。アマチュアでよかったねえ。ボイトレの先生が言ってたけど、プッチーニを一つ歌うと、声帯が磨り減るのが良く判るって。アマは、合間に歌うだけだからね。」

そう、駆け出しの頃のプロは、朝はこの曲、午後はこのオペラ、夜は合唱、土日はバイトにブライダル、なんていうのはザラです。
いくら丈夫な声帯でも疲れますよね。


好きな歌を長く歌っていられるアマチュアはシアワセなのかもしれない。
70歳まで歌えそうですよ!