連鎖というか、偶然同じような事が重なるってことがあります。
6月29日の17ページ6行目22、
ここで、 【この村上春樹氏の本に関してはちょっとした出来事がありましたので、それは後日に】と書きましたが、
このちょっとした出来事というのが、6月28日に行った札幌護国神社でのことなんです。
6月26日から 辺境・近境/村上春樹 を読み始め、
なかでも一番ずっしりきた話が、「ノモンハンの鉄の墓場」で、読み終わった夜に夢を見た。
影響されたんでしょね、あたり一面真っ暗で、逃げも隠れもできない場面に私がいて、
あぁこれでもう捕まるんだとわかっている。
黒い大きな影が目の前に現れ、私の両の腕が、真正面から掴まれる。
その、腕を掴む黒い大きな厚い手の平が、生温くて血糊と肉と粘液でヌルっとしていて、
そこで初めて猛烈な恐怖に襲われ、叫んで目が覚めた。
ノモンハンの鉄の話でなのか、そのあとの草原でのオオカミの話なのか。
とにかく、そんな夢を見て叫んで目覚めた後に、出かけたんです。
他の用事のついでに立ち寄った札幌護国神社。
そうしたら、ノモンハンの碑がそこにありまして…。驚き叫んでしまったわけです。
これです。
下調べというものをしてなくて、
狛犬さんを写した後に社務所により、札幌護国神社をあとに。
中島公園側に道を渡る信号機を探して歩いていると、
離れたところに手水舎が見えてきて、あれ?なんだ?と戻り、近寄ってみれば、
この一画は彰徳苑と呼ばれる、慰霊碑がたくさん立っている場所で、
そのなかの一つがノモンハンの慰霊碑でした。
たくさんの慰霊碑のひとつひとつに手を合わせ、見てまわりましたが、
やはりノモンハンの碑が現れたときの、あの気持ちはね。
以前「静かなノモンハン」は借りて読んだことはあるんです。
いつか、もう一度読み直すべきかなと。
以上、札幌護国神社彰徳苑でした。