毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 53

2013-05-09 23:16:16 | 

 

あぁ、調べものをしているうちに脇道にそれ、深みにはまり、こんな時間になってしまいました。

今日はものすごく疲れています。

だってね、ほら、この待ちに待ったあたたかな日差しに、今年初の外走りをしてきて、

思いのほかへばっております。

内走り(屋内ね)は週に数回続けてたんだけど、

やっぱり外のアップダウンや風(今日も強く向かい風だった)にはかないません。

あぁ、ごっきごきだわ。

詳細は明日。

 

毎月9のつく日にこのシリーズを開催しています。

17ページの6行目をアタマからまるまる書き写しています。

アタマから書き写しているだけなので、意味が通らなかったり、途中で切れていたり。

また、文章がないのは、空行だったり、地図や写真だと考えてください。

あとは紹介にも感想にもならぬ雑文です。

 

 

 

 64/横山秀夫

る。それまで刑事部は、部長や課長の裁量でダイレクトに報道をコントロールしていたし、下は下で

 

 

 

 ひっ/戌井昭人

 ひっさんは客でやってくる音楽プロデューサーや芸能関係者に作曲能力を見出される

 

 

 

 ひとくちの甘能/酒井順子

 世の中にこんな団子があったのか、と陶然とする私に、「どうよ?」

 

 

 

 作家の放課後/「yomyom」編集部編

が強い吉原は、意外な程最近まで公の場所として続いていたのだと、改めて感

 

 

 

 生きるとは、自分の物語をつくること/小川洋子・河合隼雄

かもね。

 

 

 

 

レンズが撮らえた幕末明治の女たち/小沢健志監修

 

 

 

 石の猿/ジェフリー・ディーバー 池田真紀子訳

 この一週間というもの、いまこの部屋にいるメンバー

 

 

 

 図説 不潔の歴史/キャスリン・アシェンバーグ 鎌田彷月訳

 

 

 

 ダ・ヴィンチ 2013年04月号

 

 

 

 

2013年本屋大賞2位に選ばれた64、これを読むのは正直大変でした。

刑事部・警務部・広報・本庁・キャリアとか、こういう言葉がばんばん出てきても、そもそも警察組織自体詳しくないし、

さらに役職や人物が多々でてくると、もうひぃーひぃーのあっぷあっぷ。

だからと言って、決してつまらない本ではなく、今読んだのが予習で、

きっと再読したらうまい具合に把握してもっと深く読み進められるんじゃないかなと。

って、私の後ろに1000人以上待っているので、再読せずに返却しますが。

 

意外と読みやすかったのが芥川賞候補だった(借りてから知った)戌井さんの「ひっ」

 

酒井さんは、さすがに甘いものの話だけあって、あまり辛辣に攻めてこなかったかな(笑)。

でね、この本の中ででてきたソフトクリーム。

 

これよ、この写真。私こんなソフトクリームみたことがない!初めてみましたわ、段ミックス!

私はミックスソフト派です。あれば必ずミックスを注文。ただ、あまりないのよね、夕張メロンに崩された?

そう、それで、生まれてから今日まで、ミックスといえば縦に2色が一緒にぐ~るぐるオンリー。

これって段よね、すごいわこの発想、見た目も麗しいし、はて、これはサーティーワンのソフトバージョン?

あぁ、食べてみたい。上の段、中の段、下から三段大胆に舐め上げる。

どこかで(北海道で)こういうのやっているお店をご存じのかたいらっしゃいましたら、ご一報願います。

 

作家の放課後は、かれこれ一年近くかかって読み終えたかな。

22人の作家さんのエッセイアンソロジーで、初読み作家さん用にいいかなと思い買ったわけですが、

結局、森見さんと万城目さんがやっぱり面白かった。これは個人的な好みが反映してるんでしょか。

万城目さんの基底部から天井方向には不滅の言葉です。

 

 

河合隼雄氏が倒れられる直前に実現し、そして途中で最期となってしまった対談集。

小川さんも河合さんも心の奥底にある物語というものをとても大切にしていて、そのことを語っている。

村上さん(村上春樹氏)と河合さんとの対談も本になってるのよね。

 こっちも読んでみたいなと。

 

石の猿は、いやぁ、面白かったです、はい。

私が慣れてきたのか、それとも作品自体がやさしめだったのか、今回は解りやすかった。

捜査はぬかりなく。だが背後の用心もぬかりなく。

 

 

レンズが撮らえた幕末明治の女たち/小沢健志監修

これは個人的に面白い本でした。

顔、顔、顔、顔。昔(100年ほどですが)の日本人ってこんな顔していたんだと感嘆。

今から見ても、きれいだなと思える人や、???の人も多々。まぁそれが時代ってものなんでしょけど、

一様にみな姿勢が悪く、4頭身5頭身。ひしゃげて座ってる。

あ、八つ墓村の双子の老姉妹のような座り方みたいだなと浮かんだけど、若くてもあんな感じで座って写っている。

幕末期の日本人女性は二十歳で140センチそこそこ、猪首、猫背、内股、くねった脚つきが一般像だったそうな。

顔はデカいし肩はない。

いやぁ、現代日本女性はものすごく進化というか体型も顔つきも姿勢も変わったんだなぁと、

ページをめくるたび思いますから。

で、綺麗な人は本当、今見ても綺麗でため息が出そうになります。

あれ?たまたまかもしれませんが、筋肉質的な女性はいないかも。

胸は薄く、体全体が、掴めば指がめり込みそうな皮下脂肪に覆われている。

なんといっても髪形がいい。

時代劇といえばカツラに慣れちゃってるけど、この本は地毛の世界ですから、全然違って実に美しい。

NHKのタイムスクープハンターの衣装や髪形が好きだったんですけど、あれも地毛だった。

表紙の女性は外務大臣陸奥宗光夫人の陸奥亮子さん。

 いやぁ、なんだか熱めに語ってしまったのでおまけというか、宣伝に少し。

 

  

さて、この女性は誰かご存じでしょか。

大河ドラマのヒロイン、新島八重さんの帯刀姿です。

 

こちらは大久保利通夫人の満寿子さん。

着物の着方がなんだかすごい。

見比べると八重さんは姿勢もいいし体格もかなりしっかりしている。

八重さんは異例でしょね、きっと。 

 

 

このかたは初めて知ったのですが、野中千代子さんといい、

厳寒の冬の富士山頂で、初めて夫・野中至(到)とともに気象観測を行った女性。

千代子さんは『芙蓉日記』という観測日記を書き残し、後年それをもとに新田次郎さんが『芙蓉の人』を書いたそうな。

いやぁ、毎日寒い寒い言ってますけど、千代子さんがおかれた寒さと比べたら、

いやぁ、申し訳ないというか、この本読んでみたいと思いましたわ。

こうやって、どんどん枝分かれ&派生してゆくのよね。

 

 

不潔の歴史は、不潔というより衛生の歴史でしょか。

訳のせいなのか、原文もそうなのか、とにかく読み難くい読み難い。半分は飛ばしたな。

図説というわりには絵や写真が少なく、それもまたつまらないかったひとつでしょか。

時代や国によっては、皮膚表面から悪い病気(ペストなど)が入り込むと信じられ、

お風呂も洗顔も頭を洗うことも一切避けていた時期があり、それがもう半端じゃなくてね。

せいぜい洗って指先だけとか、髪は粉をまぶし、櫛で梳いていたとか。うぉぉぉぉ。

凄まじい悪臭と垢と汚れの中でも子孫は繁栄していたんだな。

まぁ、これもその時代に産まれていたらそれが当たり前のことだったんでしょうけどね。ぶるるるる。

 

以上、53回目にもなってしまった17ページシリーズでした。