はやいものでまた9のつく日がやってきました。
9月最後の9のつく日、今日は私の友達の誕生日でもあります。
「よく覚えてるねぇ」と毎年感激されるのですが、それは語呂合わせしやすいから、とは決して言えない(笑)。
毎月9のつく日にやっているこのシリーズ、読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。
なので、尻切れトンボだったり意味不明だったり、運が良ければ記憶をよみがえらせるに十分な一文だったり。
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。
エンデュアランス号大漂流/エリザベス・コーディー・キメル
そして、奇跡は起こった!シャクルトン隊、全員生還/ジェニファー・アームストロング
ゴールデンボーイ ―恐怖の四季 春夏編 ―/スティーヴン・キング 浅倉久志 訳
は証言のあいだを通じて、穏やかで超然とした口調をほとんどくずさなかった。
ONE PIECE 70 ドフラミンゴ現る/尾田栄一郎
シュボ! スパン!!
イギリスはおいしい/林望
出来る。これを、天板に並べ、その上からほとんど塩気の無い、しかも少々粉っぽい舌触
まひるの散歩/角田光代
けど。
さてと。
一番目二番目の本の17ページは写真でした。
エンデュアランス号に関する本を探しに図書館に行ったら、意外なことに4冊もあり、
まずは字が大きく写真が多く、読みやすそうな本を2冊読んでみました。
探検に科学的な調査・発見を求めるならスコット。
スピードと効率を求めるならアムンセン。
しかし、災難に見舞われ、絶体絶命の危機におちいったときには、
ひざまづいて、シャクルトンが来てくれるよう祈れ。
アスプレイ・チェリー=ガラード(極地探検家・一九二二年)
スコット、アムンセンの名前なら知ってるかたも多いかと。私もそのひとり。
簡単に説明すると、シャクルトン、スコット、アムンセンの三人はそれぞれ南極点をめざし、
シャクルトンは1908年に食糧が尽き南極点手前約160キロの地点で断念、
1911年12月、アムンセンが南極点到達、
1912年1月、スコットが南極点に到達するも2番手、そして遭難、5人全員死亡。
1914年、南極点が到達されたなら、
『南極大陸を海から海へと横切り、横断に成功した最初の国旗という名誉を英国旗にもたらすこと』と、
シャクルトンを隊長に総勢28名がエンデュアランス号 に乗り探検に出発。
そしてそこで彼らを待ち受けていたものは!!!
上の2冊の表紙の写真は実際の隊の様子で(カメラマンも隊員として同行)、
「エンデュアランス号大漂流」の写真は、手を振る隊員たちのむこうに一艘のボートが写っていて、
そこにはやはり全身で大きく手を振るシャクルトンの姿が見えています。
南極探検隊員募集の新聞広告も載っていたのですが、これががすごい。
「冒険に行きたい男子を求む。収入少。極寒。まったく太陽を見ない日々が数か月続く。
危険が多く、生還の保証はない。成功した場合のみ、名誉と賞賛を得る」
この広告に5000人(女性を含む)集まったそうな。
エンデュアランス号はもともと「ポラリス(北極星)号」という名前で、南極探検に北極星ってのもふさわしくないと、
「エンデュアランス(不屈の精神)にて我らは困難を克服する」というシャクルトン家の家訓からつけたそうで、
でもここまで災難困難が待っているとは思わなかったでしょうね。
あとは、シャクルトン自身の著による本と、本来の計画だった南極大陸の向こう側で待つはずだった隊の本、
これは読んでおきたいなと。
長くなったので、あとは簡単に。
前回「脱出記」を読みましたが、脱出という言葉で思い出したのがキングの「刑務所のリタ・ヘイワース」。
映画「ショーシャンクの空に」の原作の中編小説です。
「ゴールデンボーイ」は読まず、「刑務所のリタ・ヘイワース」だけ再読。
いやぁ、これこんなにいいラストだったっけと、ちょっとうるっとしてしまいました。
映画も観たけれど、映画のラストはどうなっていたっけ。覚えてない。
キングの小説を全部読んでいるわけではないですが、この恐怖の四季の「刑務所のリタ・ヘイワース」、
「スタンド・バイ・ミー」、それから「IT」は選べと言われたらこれがベスト3かと。
今回もそうだったけど、再読したら新たな発見や感動がまだまだ生まれそう。
ルフィも冒険だし(笑)。
リンボウ先生のイギリス本ですが、食パンの話が「へぇ~!」でした。
フィッシュ&チップスの名前は知っていても、酢をかけて食べるとは!驚き!どんな味!
でも私は酢がかなり好き派なので、ぱっくんぱっくん食べちゃいそう。
そういえば札幌にイギリス料理店ってあるのかな?
試しに自己流で作ってみるか(笑)。ジャガイモ、タラ・酢、素材なら簡単に揃えられる。
角田さんのエッセイはすきま本として読んでみました。
以上、17ページ6行目でした。