毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 94

2014-07-19 23:59:59 | 

 

この10日間は、なかなか面白い本と、「あらあら」な本がはっきりわかれてしまいました。

期待しすぎもいけないんでしょうけれど、こういう時は図書館から借りた本でよかったなと思ってしまいます。

その図書館の本なのですが、あまり考えずに取り寄せてもらった本、

これがかなりの大型本で、カウンターで渡されて「ぎょっ」というか、驚いた。

予約や取り寄せをするときって、待機人数、文庫か単行本かはチェックするけれど、

本の厚さやページ数、大きさまでは考えずにクリックしていて、まぁだいたいそれで許容範囲というか、

極端な本がくることは滅多になく(三島由紀夫の写真集は予想以上の大きさに驚いた)、

ほとんどが「本らしいサイズの本」なんですけど、

今回受け取った奇界遺産という本(まだ未読)、これが大型図鑑並みのサイズ・重量で、

その他の本をあわせて持ち帰るのに袋にいれると、もう腕が肩が抜けそうな重さで、

これを今度返しに行くのかと思うと気が重くなってしまいます。

読んでもいないのにまさかの1冊でした。

 

前書きが長くなりました。

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

今回は扉絵、目次が何冊かぶつかりました。

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 悪の教典 上/貴志祐介

 久保田奈々と白井さとみが、笑顔で手を振っていた。二人とも、蓮実が担任の二年四組の生徒

 

 

 

 悪の教典 下/貴志祐介

いのか?」

 

 

 

 注文の多い注文書/小川洋子 クラフト・エヴィング商會

 

 

 

 

 司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅1 空海~豊臣秀吉/司馬遼太郎

 カタリベというものがある。いまも生きていると知ったとき、私のおどろきは、生物学者が

 

 

 

 幕末 写真の時代/小沢健志 編

 

 

 

 骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと/鈴木尚

めて、熱すぎるとか、ぬるいとかを伝えることができ、湯を注ぎ足したり、

 

 

 

 やってはいけないランニング/鈴木清和

 

 

 

 クロワッサン 筋肉を鍛えて10歳若返る!

 

 

 

 

 

「青の炎」を一気に読んでしまったので、間をおかずに「悪の教典」を読んでみたけれど、

上巻の初めでもうやめてしまおうかと。読んでいる最中に後味が悪いというのも変ですが、

常に嫌~な感じがつきまとう本で、それでも投げ出さずに下巻も読んでしまった。

読んでしまったというより、読まされてしまったっぽいかな。

って、すっごく遅い反応ですけれど、これ映画化されいたんだ!

キャスト知らずに読み終えてよかった。

 

 

小川さんの今回の本は、好みが分かれるでしょうね。

私としては小川さんだけで静かに深く潜って欲しかったのですが。

って、この2行ではなんのことかさっぱりですよね。

注文の多い注文書 注文書→納品書→受領書と、五つの小説をもとに話のバトンが続きます。

 

 

数年前から、「司馬遼太郎作品を読みたい、死ぬ前にせめて数冊は読んでおきたい」と思い続けています。

が。

いったいなにをどの本を読めばいいのかわからない。

最初の一冊が決まらないんです。

日本史に詳しいのならそう悩むこともないかもしれませんが、私、かなり細部が抜けてます。

有名な出来事、人名ならなんとかわかっても、ちょっと詳しくなると、もうお手上げ。

古い時代から読み始めるべきか、発行順に読むべきか、

有名処(賞・映画化・知名度)から手に取るべきなのか。

あまり長いのもあれだし(キングの長いの別物ですな)、短篇を入門編とするべきか。

好きな人物、気になる人物が出てくるという手もありますが。

源平の戦い、織田信長が有力候補だけど、う~ん、わからない。なにを読めばいいのでしょう。

図書館の歴史の書架で見つけたのが、このオールスター夢の共演のような司馬さんの本。

司馬さん本の司馬さんによる下調べ(司馬調べ)。

戦国四部作いっちゃうか。いやぁ、悩んで今年も終わってしまいそう。

 

 

タイムスクープハンター、好きなんです。

なぜ好きかというと、髪や着付けが「時代劇」じゃないから。カツラに着付け教室じゃない。

で、この写真本?なのですが、幕末頃の日本人の写真がたくさん載っています。

写っている人たち(1854~1872)、太っている人は見当たらない。クリームパンなんてない時代。

女の人はふっくらしていますけど、男の人はほとんど痩身です。

いやぁ、みなとっくの昔に亡くなっていますけど、その顔その眼差しその髪型が生々しい。

この本と、「地図で訪ねる歴史の舞台」を用意して司馬さんを読んだらさらにリアルだろうな。

 

 

もうひとつ写真がすごかったのが、「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」。

増上寺徳川将軍墓の改葬のときの遺品・遺体の調査をまとめた本です。

(和宮が胸に抱えていた湿板写真がガラス板になってしまった、あの時の調査です)

これが、いやぁ、本当埋葬された時の姿のままで載っているんです。気の毒にさえも思えてくる。

あたりまえのことですが、みな生きていたんだなと。私も死んだらこうなるんだ。

衝撃の写真の連続で、初めは目を背けたくなるのですが、

(実際、図書館で借りる決心がつくまで3回かかりました)

だんだん親しみというか、歴代将軍の肖像画をみるより、

生身の人間として生きていたことを骨は主張してきます。

で、この将軍たちの歯なのですが、ほとんどすり減っていなかったそうで、

まったく驚異に値することと書いてありました。

軟らかい物しか食べなかった(お膳にあがらなかった)ということなんでしょね。

間違っても私のお正月の、あの昆布巻きに含まれていた砂のようなものを噛んで歯根が折れて、

新年早々歯医者通いなんてことはありえない世界、というか当時は歯医者さんなんてないか。

和宮の夫の14代将軍家茂(享年21)の歯は虫歯だらけで、実に97%の歯が虫歯におかされていた。

かなりひどい状態のも多いそうで、痛かっただろうな。かなりの甘党だったようです。

やはりこの本も横に置いて司馬さんを読んだらさらにリアルに磨きをかけ一味違ってきそう。

 

 

やってはいけないシリーズ、ついに3冊目のランニング編。

う~ん、こういうのって指導する人ひとりひとりがそれぞれ信念や持論をもっているので、

一応読んだということで終了。

 

 

クロワッサン(笑)、筋トレ本好きなので(笑)。

でもね、ほとんど目新しいことなしで、ということはすでに私は10歳若返っているのかというと、

そういうものでもない(笑)。

最近某所(ジム)を避けていて、(ついに切れてガツンと言ってしまい、気まずいのと自己嫌悪だわ)

マシンを使った筋トレの回数激減、

家にいると気合を入れて筋トレ(自重)する気にもなかなかならなくてね、

自慢の腹筋の溝がちょっと浅くなってきたかも。これは痛手だ。ピークに戻すことができるか。

 

 

はー、もうこんな時間だ。

以上、94回目でした。