琴似発寒川河畔を走ってきました。
と、その前に、
こんなところに咲いている。
毎年この時期ネットそばでこっそり咲いていたのだけれど、
去年一斉に刈られ全滅かと思いきや、奥のほうでひっそり咲いていた。壁の花だな。
この水はどこからくるのか水上川。
ほぼ定点撮影。
前に西野緑道に咲いている穂状のサクラのことを書きましたが、
昨日学習する機会があり、三角山での穂状のサクラ・西野緑道の穂状のサクラのうち、
今日は西野緑道に寄り穂状のサクラをチェックしてみることに。
が、予想に反し、昨日三角山で見てきたサクラの様子とちょっと違う気が。
大きさが違いすぎるせいなのか、なんだかちょっと違うっぽい直感。
どちらも同じサクラではなく、こちらは違うサクラとくるとは予想外。
いえ、自宅で下調べをしてから見に来たのではなく、
走っているときに、「ああそうだ、西野緑道のサクラの葉っぱを見に行こう」と思いついたレベルで、
相変わらず手順が悪いというか、思いつきな行動。
これがその穂状の○○サクラ。
シウリザクラ、ウワミズザクラ、エゾノウワミズザクラのどれかなのだろうけれど、
シウリザクラだとすれば昨日の学習成果がここで発揮されるはず。
期待を込め、葉の基部をチェック。
シウリザクラなら葉の基部が心形になっているはず。
どうだ?
わ! 心形ではない! 昨日見てきた形と違っている!
ということはこれはシウリザクラではないということだわな。
となるとこの穂状のサクラはウワズミザクラかエゾノウワズミザクラということか?
帰宅後図鑑を取り出し、シウリザクラ、ウワズミザクラ、エゾノウワズミザクラの違いを探していると、
ウワミズザクラはやけに雄しべが長い。
歯ブラシ、試験管ブラシ、排水溝のお掃除ブラシのように見た目わさわさ毛が生えているようにみえる。
今年の花は終わってしまっているのよね。
来年待ち?
いや、ここで毎年写しているではないか。
というわけで、去年写したのを探してきました。
撮影日は2016年5月22日。
見事に試験管ブラシでしょ。
て言ったらだめか、見事な穂状の花序でしょ。
図鑑(新版北海道の樹)によると、
ウワミズザクラ 花 雄しべは花びらよりも長い。
エゾノウワミズザクラ 花 雄しべは花弁より短い。
長短わかれました。(花びらと花弁と使う言葉がなぜか違うけれど)
長か短か。
長!
これは絶対長いでしょ、圧倒的に長いわ。
そうか、これはウワミズザクラなんだ。
ちょっとアタマを使い、図鑑を眺めるのではなく注意深く見てみると、答えが見つかることもあるんですね。
いえ、それが本来の役割なんでしょけれど、意外とこれが難しい。
基礎知識がないから用語を読むだけであたふたしてしまいます。
そうか、ウワミズザクラだったんだ。
一応シウリザクラ、ウワズミザクラ、エゾノウワズミザクラを見分ける手がかり最初の一歩はつかめたかも。
問題は来年思い出すことが出来るか、またあやふやになってしまったり蒸発してしまったり。
抜けてかないで(笑)。