昨日の西野緑道のウワミズザクラ解明に引き続き、
5月28日三角山で見かけた穂状のサクラの解明編です。
実はここの場所で(ピンポイントでこの木)過去何回か穂状のサクラを写していながら、
毎回「なんでしょね」で終わっていたはずで、
この種の穂状のサクラの見分けは私には無理と決め込んでいたのですが、
少しわかってきたような。
これがその三角山にある、何回か写していた穂状のサクラです。
こちらは西野緑道にあるウワミズザクラ。
そっくりでいやんなっちゃうでしょ(笑)。
ラッキーなことに葉の基部に違いがあることを学べた私。
ではその葉の基部を見比べてみましょう。
西野緑道でみかけた穂状のサクラ(ウワミズザクラ)の葉の基部は円形、よく絵に描く葉っぱの形をしています。
一方三角山で写した穂状のサクラの葉の基部はというと、
心形、ハートのようにくびれています。
違うんですねー、驚きの事実。
このくびれ、心形の基部がシウリザクラの特徴のようで、
ウワミズザクラは葉の基部が円形、
エゾノウワミズザクラは葉の基部が円形~浅心形となっているようで、
残念ながらまだこれがエゾノウワミズザクラだという木がわからないので、
植物園にいけば3本見比べができるかもしれないけれど現時点では未確認。
また花はというと、
試験管ブラシのように雄しべが超ロングなのがウワミズザクラで、
シウリザクラの雄しべは長いけれどそこまで長くない? 控えめ系な印象。
だからどうなのといわれそうですが(笑)、
長年のもやもやがすっきりと晴れ渡った気分で、
特にこのシウリザクラは目が慣れるとそこにもここにもあそこにもと、
背の低いのから中位のがこんなにあるなんて、今までなにを見てたんだと驚く始末。
そしていつも書いておりますが、
暫く触れないとすっかり忘れてしまう、そんなことにならないようにしなければ。