ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

グランド・ファンク・レイルロード (Grand Funk Railroad)

2008年01月16日 | ミュージシャン
 

■グランド・ファンク・レイルロード
 ☆マーク・ファーナー(vo,g,harp,pf)
 ☆メル・サッチャー(b)
 ☆ドン・ブリューワー(vo,drs)
 ☆クレイグ・フロスト(keyb)


     


 「ベース」という楽器に興味を持つようになった頃に聴いた、グランド・ファンク・レイルロードのライブ・アルバムで、低音をブリブリと効かせた重厚なベースを弾いていたのがメル・サッチャーでした。そのベースが印象に残ったと同時に、グランド・ファンク・レイルロード(以下GFRと略す)の音楽をよく聴くようにもなったわけです。


     
     メル・サッチャー

  
     


 典型的なハード・ロック・バンドです。1972年にクレイグ・フロストが加入するまではギター・トリオでした。当時のライブ・アルバムを聴くと、とても三人編成とは思えない、厚みのある音を出しています。
 長い金髪をなびかせ、上半身裸でギターを弾きまくり、熱唱するマーク・ファーナー、カッコよかったですね。


     
      マーク・ファーナー


     

 とにかくエネルギッシュで、パワフルで、熱気あふれるハード・ロックです。ストレートにハードなサウンドで押しまくる彼らは、まさにアメリカン・バンドそのもののスケールの大きさを感じさせてくれます。そして、その価値が最も現れるのが、ステージではなかったか、と思っています。大音量で、エキサイティングなステージ。彼らは本質的にライヴ・バンドなのでしょうね。


     
     ドン・ブリューワー


 1969年にデビューしてからの彼らは、その痛快なサウンドさながらの勢いで数々のエピソードを残しています。
 12万5000人の聴衆を前にしたデビュー・ステージでの熱演。
 69年10月の、レッド・ツェッペリンの前座として出演したステージで、アンコールに次ぐアンコールを受け、完全にツェッペリンを「食って」しまったこと。
 70年の1年間で、レコードを1000万枚以上売り上げるという快挙。
 70年11月、翌月に行われる予定のマジソン・スクエア・ガーデン・コンサートのチケットがたったの4時間で完売。
 そのほか、71年7月のシェア・スタジアムでのコンサート、同月の後楽園球場での雨中の大熱演などなど・・・。
 GFRはロック世代のシンボルとなり、熱狂的に支持されていました。


     
      クレイグ・フロスト


 ぼくは、大ヒットした「アメリカン・バンド」のほか、どちらかというと三人組の頃のGFRが好きで、「パラノイド」「孤独の叫び」「ハートブレイカー」「アー・ユー・レディ」などに興奮したものでした。そのほか、「クローサー・トゥ・ホーム」「ロンリネス」「フィーリン・オールライト」なども好きでした。


     


 この豪快なサウンド、いま聴いてもスカッとしますね~





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コメント (18)
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