ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

高校の頃のぼくがお手本にしようとしていたプレーヤーたち

2008年11月14日 | ミュージシャン
 姪っ子(小学生)の遠足の集合写真を見ていて、全員がピースサインでニッコリしている中、わが姪っ子だけ中指を立てているのを発見してハッとしましたMINAGIです。



 今日の昼ごろ、ふと「ベース弾き始めてから何年経つかなぁ…」とイキナリな感慨にしばしふけってみました。理由はないのです。前触れもなく、なんでそんなこと突然考えたんだろう、ボクってば。無意識に死期でも悟ったのか…。


 でも忘れてたことを思いだしたり(アイツと組んでたな~とか、コイツとはオンナのコ取り合ったな~とか)して、懐かしい気分を少々味わえたかもしれません。(たしか死の直前には過去が走馬燈のように思い出される、と言いますが…、まさか、もしや…)


 で、その頃どんなベーシストが好きだったかなぁ、ということも思い出してみたのです。
 実をいうと、手放しで「好き」と言えるベーシストには未だに出会っていません。条件つきなら何人もいるんですが。「手本にしたいベーシスト」はたくさんいます。でも、残念ながら、「手本」イコール「好きなベーシスト」ではないのです。世の中うまくいかないもんですね~。


 でもその頃は弾き始めたなりに「カッコいいな~」と憧れたプレーヤーが何人かいました。その名を挙げてみよう~~というのが今日のお題です。前置きながいですね~


 ジャック・ブルース……いわずとしれた「クリーム」のベーシスト。エリック・クラプトンのギターソロに縦横無尽に絡んでいく彼のプレイ、「ベースとは  ルートと5度を  弾くもんだ」(MINAGI詠めり)と思っていたぼくには衝撃でした。
      ジャック・ブルース

 ティム・ボガート……ベック・ボガート&アピスを聴いてまたもやクリビツテンギョウ、いやビックリギョウテン。こんなの弾けん!!と思ったものです。思っただけで、すぐに弾こうとしてみる当時の無謀なボクでした。ジャック・ブルース並み、いやそれ以上の早弾きでした。
      ティム・ボガート

 ジョン・ポール・ジョーンズ……ジミー・ペイジの相方というだけでロック・ベーシストの最高峰だと思ってました。キーボードも兼ねている、っていうのにまた意味もなく憧れてましたよ。
      ジョン・ポール・ジョーンズ

 メル・サッチャー……グランド・ファンク・レイルロードのベーシスト。ライヴ・アルバムでのブリブリ唸る低音が気持ち良く思えたものです。
      メル・サッチャー(ジャケット中央)     
     

 ピート・セテラ……シカゴの初代ベーシスト。ゴリゴリのブラス・ロック時代の彼のベースはとにかくよく動くという印象があります。けっこうこれはマジメに参考にさせて頂きました。
      ピート・セテラ     


 当時はジャズのこともよく解っていないし、ロック小僧だったし、エレキ・ベースしか弾いてなかったので、偉大なのは以上のようなプレーヤーだけなんだと思い込んでいたフシがあります。


 そして挙げてみたプレーヤーの演奏から解ること。
 ①早弾きをしようとする
 ②音数を多くしようとする
 ③ベースラインを派手にしようとする

 つまり、「ベースのくせに目立つ」 ってことですが、


 こ、これは…、、、今の自分……






 三つ子の魂百まで っていう諺の意味がよーく分かりました・・・。
 

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コメント (22)
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