ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

世界で49番目のベーシスト!?(笑)

2008年11月06日 | ネタをたずねて三千里
RETROsimoRさんのソロ・アルバム
 「オーサカ アンダーグラウンド」です。好評発売中。


 3年ほど前だったか、大阪でレコーディング・セッションに参加してまいりました。プロデューサー兼アレンジャー兼ギタリストは大阪でぼくがかなり信頼しているミュージシャンのRYOさんです。彼のプレイはアツいし、プレイの引き出しは多いしで、前途洋々の若手トップ・ギタリストです。
 ぼくの役割はギターの重ね録りで作られたベーシック・トラックにウッド・ベースで参加することです。各々3テイクずつくらい録り、ぼくの役目は終了です。あとは山口真悟君がそのディープな大阪ソウルのこもった歌を入れるわけです。


     

 
 録音作業のあったその日は、合間にRYOさんといろんな話をしてました。その中で、話題がある世界的なベーシストのことになりまして。
 実名を出しても差し支えないんですが、へんに誤解を招いてもイヤだから、ここではそのベーシストを「A氏」とします。


 A氏はアフリカ系アメリカ人で、たいへん高度なテクニックを持つすばらしいベーシストなのです。ぼくもA氏が参加しているアルバムを何枚も持っています。 ところが、そのA氏、ジャズ畑でも大活躍しているのにもかかわらず、なんとアドリブができないそうなんです。


           
        ななななんですと!!!


 ここでお断りしておきますが、決してアドリブができること=良いミュージシャン、ではありません。ただ、自由度の高さを要求されるジャズの世界においても素晴らしい演奏を繰り広げるA氏が、そんな、まさか…、と思ったわけです。


 で、考えてみるとぼくは多少なりともアドリブができる。イコール、世界的A氏に、
       勝った( ̄▽ ̄;)!


 自分たちの勝手な基準ではありますが、A氏は世界中すべてのジャンルのすべてのベーシストの中で、
どう低めに見積もっても、
いくらなんでも、
まあ間違いなく50位には入るでしょう。いや、もしかしたら20位には入るかもしれない。
 すると!A氏に勝ったぼくは
      世界ランキング49位!!

 と、まあ、そんなアホな話で笑い合ったりしていたワケです。
 お坊さんにはお経がつきもののように、ミュージシャンにはアホな話がつきものですから、そこは勘弁してやってくださいまし。


 本気でそんなこと思うだけでもベースの神様からバチを当てられるくらいのお方なんです、A氏は。実際のところ、A氏のプレイには、もうぼくなんかひれ伏すばかりなんですけどね、はい……。


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コメント (6)
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