【Live Information】
年末に突発性難聴に見舞われました。
音がこもったように聴こえる症状を自覚したんですが、年末年始の慌ただしさの中で病院にも行けず、ダッシュで買いに行ったビタミン剤でどうにか持ち直しております。
元旦は無事に早起きして、近くの百間川の土手(実はここは日の出がよく見える穴場なのです)で初日を拝み、気分を一新。
一新すると行動的になったかというとそんなこともなく、じっと引き篭もり、シアワセな気分で静か~に元日を過ごしました。
いわば、コタツの中のネコ状態ですね。
音楽を聴きたいという欲求もありません。
そのかわり、ひたすら焚き火動画を流しておりました。
薪のパチパチはぜる音は最高です。
実は焚き火は趣味のひとつなのです
実はぼくは、毎年お盆に法事はしていること、なにかと忙しいことを言い訳に、長らく墓参をしていませんでした。
ほんまにバチ当たりなことです
ところがこの正月、急にお墓参りをしたくなったのです。
墓所は、うちからかれこれ30~40km(片道約1時間半)ほど離れた高梁川流域にあるのですが、そのあたりはあまり土地勘もないうえに長年行っていないため記憶もさだかではありません。(全くバチ当たりなことです)
でもとりあえず行けるとこまで行ってみよう、分からなかったらドライブをしたつもりで帰ってこよう、と決めて、2日の朝9時半ころに出発しました。
でもとりあえず行けるとこまで行ってみよう、分からなかったらドライブをしたつもりで帰ってこよう、と決めて、2日の朝9時半ころに出発しました。
おぼろげな記憶を頼りに、目指した地点にはどうにか着いたんですが、そのあたりは河川の改修工事が行われていて、現場事務所はあれど墓地らしきところなんて見つかりません。
長年お墓の父たちをほうっておいた報いか、と思いながら、とりあえず車を降りてその辺りを歩いてみました。
かつて高梁川にあった渡し舟の舟着き場「水江の渡し」がありました。
渡し舟は、船頭さんが竹竿で漕いでくれるもので、時代劇でよく見かけるあれです。
ぼくも子どもの頃に乗ったことがあり、そのことを懐かしく思い出しました。
水江の渡し 船着き場
ふと道端を見ると、酒津八幡宮があるという表示があります。
「これはお墓参りがわりになるかもな、ついでに初詣がわりにも」と思って行ってみることにしました。
墓地があると思い込んでいたところから逆方向に、高梁川に沿って車を走らせると、小高い山の上の方にお宮が見えてきました。
正式には「川嶋ノ宮八幡神社」というんだそうです。
天暦元年(947年)に宇佐八幡宮から八幡大神を、天暦2年には宗像三神を勧請したという、古くからある神社です。
かつて高梁川にあった渡し舟の舟着き場「水江の渡し」がありました。
渡し舟は、船頭さんが竹竿で漕いでくれるもので、時代劇でよく見かけるあれです。
ぼくも子どもの頃に乗ったことがあり、そのことを懐かしく思い出しました。
水江の渡し 船着き場
ふと道端を見ると、酒津八幡宮があるという表示があります。
「これはお墓参りがわりになるかもな、ついでに初詣がわりにも」と思って行ってみることにしました。
墓地があると思い込んでいたところから逆方向に、高梁川に沿って車を走らせると、小高い山の上の方にお宮が見えてきました。
正式には「川嶋ノ宮八幡神社」というんだそうです。
天暦元年(947年)に宇佐八幡宮から八幡大神を、天暦2年には宗像三神を勧請したという、古くからある神社です。
煙とナントカと一瞬で高い所が好きなぼくは、景色を眺めながら一歩一歩進んで行きました。
空には雲ひとつなく、数日前の冷え込みがうそのような日です。
お宮へ続く石段は、415段。
境内に着くころにはジャンパーを着ていると汗ばむくらいでした。
ひんやりとした空気がとても心地よい。
空には雲ひとつなく、数日前の冷え込みがうそのような日です。
お宮へ続く石段は、415段。
境内に着くころにはジャンパーを着ていると汗ばむくらいでした。
ひんやりとした空気がとても心地よい。
参詣を終えて、「お墓の場所は分からなかったけど、かわりに八幡さまには参ったし、もうあきらめて帰ろうかな」と思いながら来た道を戻っていた時、そこから枝分かれする道にさしかかりました。
その道の先の景色は記憶にありませんでしたが、ふと「どうせここまで来たのなら」と思い、車をその道の方へ進めてみました。
すると、なんとほんの数分で墓地に着いたんです。
その道の先の景色は記憶にありませんでしたが、ふと「どうせここまで来たのなら」と思い、車をその道の方へ進めてみました。
すると、なんとほんの数分で墓地に着いたんです。
広い墓所なので、父のお墓を探しながらなんとなく歩いていくうちにふとあたりを見回したら、いきなり祖母の名が刻まれた墓石が目に入ってきました。
もうこれは八幡さまのお導きかもと心の中で手を合わせつつ、無事にお墓参りを済ませることができました。
もうこれは八幡さまのお導きかもと心の中で手を合わせつつ、無事にお墓参りを済ませることができました。
墓石を前にいろいろ父に報告しつつ(たぶんあの世にいる方はすでにご存じなんですよね)、いろんなことが思い出されて、なんだか嬉しいやら懐かしいやらで、とてもしみじみしてしまいました。
線香もあげ、親父やご先祖さまに挨拶もし、「また来るね」とお墓に声をかけ、さあ帰ろうとばかり車に乗り込んだ時のことです。
エンジンをかけたとたんラジオ(FMを流しながら運転してたんです)から流れてきた曲は、なんと「Memories of You」だったのです。
「Memories of You」はジャズの名曲です。スピーカーから聞こえてきたのは、ジャズピアニスト渋谷毅さんの演奏によるものでした。
「Memories of You」はジャズの名曲です。スピーカーから聞こえてきたのは、ジャズピアニスト渋谷毅さんの演奏によるものでした。
「あ〜」と思っちゃいました。
胸がいっぱいになった気がしました。
胸がいっぱいになった気がしました。
八幡さまの計らい?親父のイタズラ?
でも八幡さまも親父もジャズなんて知らんやろ〜
ちょっと不思議で、ちょっと驚きで、ちょっと感動したできごとでした。
とても嬉しかったな。
とても嬉しかったな。
倉敷市南東部が臨めます
山陽自動車道が見えます
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