「アバ」が、スウェーデン出身の稀代のポップ・グループであることは、もう言うまでもありません。
メンバーは、ビヨルン・ウルバース、ベニー・アンダーソン、アグネサ・フラッツホッグ、アンニフリッド・レングスタッド。
グループ名はそれぞれの頭文字を取ったものです。
この4人(2カップル)は、いずれもスウェーデンのポピュラー音楽界ではスターとして君臨していました。つまりアバは「スウェーデンのスーパー・グループ」とも言える存在なのですね。
美男美女の2カップルからなるヴォーカル・グループ、しかも甘いメロディのポップ・ソングのオン・パレードとくれば、それだけでシリアスなロック小僧や不良ロック青年、硬派なロック中年の面々からは軽~く見られるおそれが充分にあるのは簡単に想像がつきます。
でも、ぼくの周りに限って言えば、アバをバカにしたような声を聞いた記憶はないなあ。
ベイ・シティ・ローラーズなどはかなり敵視されていましたけれどね。(単にモテないオトコのシットだけだったような気もします)
アバが日本でブレイクしたのは「ダンシング・クイーン」でした。これは彼らの代名詞ともなるスーパー・ヒットでしたが、ぼくはあんまりそれには反応しませんでした。
シンプルなドラムは単調に聞こえ、派手な間奏もなくいので、単なるディスコ・ミュージックぐらいにしか思ってなかったんです。
ただ、サウンドの透明感のようなところは、「ほかのディスコ・バンドとは違うな~」とは思っていましたけどね。
しかし「テイク・ア・チャンス」を聴いたときに、その美しいコーラス・ワークにいっぺんに魅かれ、それをきっかけにして積極的にアバを聴くようになりました。
北欧出身のグループ特有の透明感や清々しさがとても爽やかで、しかもどの曲もまんべんなく完成度が高い。きっとみんなそういうところを感じ取っていたので、アバとうわべだけを取り繕ったポップ・グループとの違いをはっきり認識していたんでしょうね。
曲は、おもにビヨルンとベニーのふたりが書いています。
彼らのメロディ・メーカーとしての質の高さは、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ジェフ・リン(ELO)らに匹敵するのではないでしょうか。
アバは、ちょうどぼくの青春時代にヒット曲を連発していて、当時よく聴いていたラジオの深夜放送でもひんぱんにオン・エアされていました。主要音楽雑誌にも毎号のように大きく取り上げられていましたね。
アバの曲を聴くと、同時にそのころのことをいろいろ思い出したりします。そのころ好きだった女の子にアバのレコード(『アライヴァル』だったと思う)を借りたりもしたなあ。
素晴らしすぎるアバのレパートリーのなかでは、
「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」と「ザッツ・ミー」が一番好きです。
そのほかにも、「恋のウォータールー」「S.O.S」「ダム・ダム・ディドゥル」「アイ・ドゥ、アイ・ドゥ、アイ・ドゥ」などなど、好きな曲を挙げるときりがありません。
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アバ、いいですよね。今でも時々聴いてます。メロディも、テンポも澄んだ歌声もとっても良かった。
カーペンターズは、フェスティバルホールへ見に行きました。カレンの歌声は今でもCMやドラマで流れていたりするので、いい曲は何年たってもずっ~と、どこからか聞こえてくるんだなあって思います。
早速のコメント&TBありがとうございました☆
割とゆったりめ音楽で北欧チックな音楽を探しています。
何かいいのがあればおしえてください♪
こちらこそ、よろしくお願いします
>a.ここぺりさん
ほんと、アバって飽きないですね。それに、聴いていると気分がなごみます。
カーペンターズについてはまた記事を書くつもりです。このグループも大好きなんですよ。
フェステバルホールというと、中之島ですよね、たしか。高校の時、大阪までカウント・ベイシーを聴きに行きました。それがフェスティバル・ホールでした。懐かしい。
良い曲はいつまでも輝き続ける、ですよね。
>コペンさん
こちらこそ早速(笑)寄って頂いて、どうもありがとうございます。
デンマークって、たしかレゴブロックが有名ですよね。その他にも知らない間につながっている部分があるんでしょうね。そういうぼくの知らない北欧の話、楽しみにしています。
北欧、または北欧風音楽は、見つけ次第即座にコペンさんに通報いたします。
また遊びに伺います。
初めまして!「アバ」私も大好きなのですよ~♪高校生の頃、「マネー・マネー・マネー」のPVをテレビで観てからベストアルバムを買いまして。。。(残念ながらリアルタイムではないのですが)女性ヴォーカルお二人の低音、高音と対照的なところがいいですよね(#^.^#)
来て下さってとてもうれしいです。
よかったら、ぜひこれからも時々遊びに来て下さいね。
「マネー・マネー・マネー」はアバの中でも雰囲気が異色で、それだけにぼくも耳に残った曲です。
>女性ヴォーカル
そうそう、そうですよね。うまくハーモニーつけてるな、って。そういえば、アグネサかアンニフリッド、どちらだったか忘れましたけど、今はどこぞの貴族だか王族だか、とにかく「高貴な身分」の方となんだそうですね。知らんかったなぁ。