秋の七草は「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
このうち、朝顔の花は今で言う桔梗のことだそうです。春の七草と違って
食べるのではなく鑑賞する七草です。どれも派手さのない楚々とした慎ま
しやかな花です。でも、藤袴は実際に見たことがない気がします。万葉の
昔から親しまれてきた、河原などに群生する花だというのに。それもその
はず、どんどん数を減らし、準絶滅危惧種に指定されているのだそうです。
散歩の途中、あるお家の前で見た上の花は、園芸店で「フジバカマ」とし
て売られています。なるほど藤袴の親戚ではあるようですが、昔から野辺
に咲いていたのとはちょっと違って、フジバカマとヒヨドリソウの交配種だ
そうです。可愛らしい花ですが、やはり本家本元の藤袴になんとか復活し
てもらいたいものです。
この花もこのごろ良く見かけます。ホトトギス。斑紋がホトトギスの胸毛
の模様に似ているところから名付けられたそうです。今のところ、本家の
紫色のホトトギスは健在ですが、同じ種のうちでも、キバナホトトギスなど
数種類はやはり絶滅危惧種になっています。動物植物、受難の時代です。
そうかと思うと、今まで日本になかった植物がどんどん入ってきます。
これは南米原産のシーマニア。赤いべべ着た金魚が餌を食べようと、
口を開いているような形の可愛い花です。私の誕生日の花でもある
ので愛着があります。花言葉は「コミュニケーション」。いかにも外来
来種らしいですね。
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