宿泊したホテルのあるバイシャ地域から、サンタ・ジュスタのエレ
ベーターで45メートル登るとパイロ・アルトという高台に出ます。
エレベーターの着いた所が展望台になっていて、良い眺めです。
少し行くと1389年創建というカルモ教会に出ます。18世紀の
大地震で一部倒壊したままの姿が印象的です。
今は考古学博物館として利用されているようです。
その横に小さな軍隊の博物館のようなものがあり、玄関のそばに
衛兵が立ち、交代式のようなことをしていました。リスボンカー
ドで、入ってみたら、展示は大したことがなかったのですが、受
付のおじさんたちがやたら親日的で、日本を誉めまくってくれて
いい気持ちでした。
夕方きれいな家々の立ち並ぶ坂道を歩いていると、
ポルトガルの民謡ファドのレストランがありました。昔アマリア・
ロドリゲスをよく聴いていたこともあって、一度はファドを聴きた
いと思っていたので、ちょっと強引な客引きおばさんに引きずられ
るように店内へ。当たりだったみたい。
ふくよかな胸のポルトガル美人と渋い中年おじさんの歌手の歌声に
聴きほれました。思っていたほど哀愁を帯びていなくて、ポップな
感じでした。ファドにも流行りがあるのでしょうか。