日帰りバス旅行なるものに、生まれて初めて参加しました。しかも行く先のわか
らないミステリー・ツアーです。ヒントとして「かに、甘エビ食べ放題のランチ」、
「ポピーの花摘み」、「梅林見学」なんていうのがあって、中央高速に乗ったので、
これは河口湖の方へ回りそこから、小田原、伊豆にでも行くのかと思っていたら、
中央道をはずれ圏央道へ入り、まずは、埼玉県の越生梅林に着きました。おや
おやだいぶ東にずれました。紅梅はもうほとんど満開で、屋台などもたくさん
出て、ミニSLが走り、お猿のサルの曲芸まであって、さすが関東三大梅林の一
つ、にぎやかで、うららかでした。
食べ放題のランチはどこで?と思っていたら、今度は関越道で群馬県に入り、
沼田まで北上して、原田農園とか言う大きな観光農園で食事(いつも思うので
すが、食べ放題と言っても、そうそう食べられるものでもありません)をして、
その後なめこ狩り。狩ると言ったって、こんな風につぼに入っているなめこを
ポコンとはずすだけですが。
それからポピー狩り。これもつぼみを三本、鋏でちょん切るだけですが。
その後は、こういうツアーでは必須なのでしょうね、日本酒の蔵元に連れて行か
れました。売店の前の庭にはまだ雪が残り、北国の酒造所らしい風情でした。
最後に水沢観音にお参りしました。江戸と日光のちょうど中間にある霊験あら
たかな観音様だそうです。水沢うどんが有名ですね。
結局は、群馬県方面へのミステリー旅行だったわけです。楽しかったかと言わ
れれば、楽しい旅行でした。参加者はやはり中高年の夫婦が多く、若い女性同
士や家族連れもいて、満席でした。距離が長かっただけに、ほとんどの時間バ
スに揺られていたような気がします。自分たちで行けば、道順や食事の場所や
駐車場や、色々大奮闘するところを全部やってもらえるので楽です。たまには
良いかも。でも全く受身なので、一日、二日ならいいけれど、長いと飽きるかも。