キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

五月の終わりの日に

2016-05-31 14:40:23 | 季節
              

              一年中で一番緑の美しい五月も今日で終わり、明日からもう今年の後半です。

              

                  紫陽花が咲きはじめました。

              

              

              青、ピンク、紫、あちこちでいろいろな色のあじさいが咲いていて見飽きません。

              

                母の日にもらった紫陽花「ダンスパーティー」もまだまだ健在です。

              

                  初夏の花、黄色い艶っぽい金糸梅ももう盛りです。

              

                  かと思うとツツジもまだ咲いています。

              

              この頃、週に一度、子どもたちが昔通っていた丘の上の小学校に読み聞か

              せに行きます。この辺は川崎市内ですが、まだまだ田舎の風景が残ってい

              ます。通学路沿いには広いカボチャ畑や茂った雑木林があります。昔小学

              生だった息子が、葉っぱやら石やら、訳のわからないものやら、帰る途中に

              見つけたものをいろいろ持って帰ってきたのを、なつかしく思い出しました。

              

              おやっ?何だかきれいな鳥が止まっていますよ。インコのようです。ペットと

              して飼われていたものが逃げ出して、野生化していることが多いそうですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳴門の渦潮

2016-05-29 10:03:53 | 旅行
               

               南淡路の福良港から、なかなか不敵な名前の小型渦潮観光船「咸臨丸」で渦

               潮観光にでかけました。お天気もよく、海はなぎ、気持ちの良い5月の朝です。

               

               ご存知鳴門の渦潮は淡路島と四国徳島の鳴門市の間の鳴門海峡で、瀬戸内

               海と太平洋の水位差により起こります。海峡の幅が狭いこと、海底の地形が

               複雑なことが理由でとても大きな渦ができ、世界3大潮流に数えられるそうです。

               その3大潮流の一つにイタリア半島の先端とシチリア島の間のメッシーナ海峡
              
               間の渦潮があります。前日泊まったとてもイタリアンなホテルにはシチリアの町

               からとったヴィラ・オルティージャという名前でした。なるほどね、この地にイタリ

               ア風のホテルを建てたオーナーの思い入れがわかる気がしました。

               

                    

               

               ちょうど大鳴門橋の下辺りが渦潮の起こる場所で、徳島側には橋の上から

               渦潮が観察できる渦の道が作られています。でも、船で渦の中に入っていく

               のも、迫力満点でしたよ。東海道五十三次で有名な歌川広重の六十余州名

               所図会に「鳴門の風波」という、渦潮を描いたすばらしい版画があります。

               

               

               春の大潮の時、満潮時と干潮時に大きな渦ができるそうです。私たちは、

               それとは知らず、ちょうど良いタイミングで行ったようです。潮の満ち引きは

               月の引力によって起こるそうですね。そういう意味でも神秘的な現象です。

               これまでは鳴門の渦潮といっても、おうどんに入っている鳴門巻きぐらいしか

               思い浮かばなかったのですが。鳴門市のマスコットキャラクター「うずしおくん」

               も、なかなかかわいいですよ。         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南淡路で南イタリア気分

2016-05-26 10:05:20 | 世界
              

              日本神話では淡路島は伊弉冉尊、伊弉諾尊が日本列島のうち最初に作った場

              所です。瀬戸内海に面し気候温暖な気持ちの良い所です。もっとも阪神大震災

              では多大な被害をうけましたが。震災後に行った時はただ通り過ぎただけだった

              のですが、今回はステキな淡路島を満喫しました。明石大橋を通って淡路島

              を縦断、南あわじ市の慶野松原へ行きました。日本の夕日百選に選ばれている

              夕日に黒松の黒々とした影の何と美しかったこと。

              

              午後6時過ぎから7時頃まで、空の色海の色が刻々と変化していきます。

              

                  夕日の中に浮かぶ小豆島の美しさと言ったら!

              

              

              

              古くは柿本人麻呂がこの浜辺を読んだ歌があります。「飼飯(けひ)の海の

              庭良くあらし刈薦(かりこも)の乱れ出ず見ゆ海人の釣り船」。「庭良くあらし」

              というのは「漁場の状態が良いようで」という意味だそうです。穏やかな海を

              「庭良く」というのは、いかにも海に親しみを持っている感じがしていいですね。

              太古の万葉の時代、この海が行き交う船で賑わっていた様子が目に浮かび、

              悠久の時の流れを感じたのですが、

              

              慶野松原の直ぐ側の今夜の宿、ヴィラ・オルティージャに戻ると、現代のそこ

              は南イタリア!シチリア島へは言ったことがないけれど、ここはシチリアより

              美しいかも。白い趣味の良いパティオがほんとにステキ。

              

              

              

              

              夕風に吹かれながら、パティオで夕食を頂きました。赤ワイン、ピッツア(イ

              タリア人の職人さんが焼いてくれる)、淡路牛、どれもほんとにおいしかった!

              

              

              スタッフの皆さん(全員男性)もとても感じが良くて、何より、宿泊料金が

              リーゾナブル。豊かな気分になったすてきな一夜でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姫路城

2016-05-25 09:41:13 | 旅行
              

              北は五稜郭から南は首里城まで、日本にはお城や城跡がそれはたくさんあ

              ります。今は石垣の損壊著しい熊本城や松本城の壮観には圧倒され、荒城

              の月の舞台と言われる豊後竹田城や、桜の弘前城には大いに感動しました。

              とりたてて城マニアではないけれど、結構あちこちのお城を見てきました。

              

              でも、この白鷺の城の美しさは別格、溜息をつくほど美しい。白いというだけ

              で、どうしてこんなに優美なんでしょう!黒いお城も雄壮でいいものですが。

              

              国宝で世界遺産。まだ一部修理中ですが、見事に復活しています。訪れたの

              は平日ですが、中国、東南アジア、欧米からの、そしてもちろん日本の観光客

              でごった返していました。

              

              お決まりの修学旅行や、遠足の子どもたちも群れをなしています。奈良や

              京都の寺社よりは興味を惹かれるのでしょう、みんなわりと軽い足取りです。
              

              

                    どの方向から見ても美しいお城です。

              

              

               五層七階の天守閣に登るのも面白い体験でした。白い縁取りの瓦と

               しゃちほこ越しに姫路の街を眺めると、気分はもう秀吉、いえ千姫様

              

              天守上段の階段は狭く急で滑りやすく、ここが住居用に造られたわけでは

              ないことがわかります。戦に備えた建物だったんですね。幸いこのお城は

              戦火にさらされたことがないお城だそうですが。背の高いイタリア人の団

              体観光客が階段で頭をぶつけたり、転んだり大騒ぎしていました。

              

              石垣の側に群れて咲くピンクの松葉菊が白いお城に色を添えていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出雲のおおやしろ

2016-05-24 11:38:44 | 旅行
               

               平成の大遷宮が行われ、檜皮葺の屋根が神々しく美しい出雲大社にお参り

               してきました。

               

               

               大国主命が、天照大神に国を譲る代わりに、天まで届く大やしろを建てること

               を望まれ、造営されたのがこの大社の始まりだそうです。 

               

               

               青空に突き刺さるような千木を戴く大社造りの神殿を見上げていると、神話

               の時代にタイムスリップしたような、大国主命素盞鳴尊が現れそうな幻覚

               にとらわれます。

               

               

               神無月十月は出雲では神在月、全国から八百万の神がここに集結なさって

               民の縁結びを話し合われるとか。

               

               

               大国主命はたくさんの別名を持っていらっしゃいますが、その中でも大国さま

               と言う名は親しみがあります。大国さまと因幡の白兎のお話、今の子供たち

               は知っているでしょうか?かわいいうさぎさんがあちこちにたくさんいましたよ。   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なっちゃん、西日本の旅に出る

2016-05-22 10:23:59 | 旅行
             

             近頃は車に乗るのが好きになってきたなっちゃん、この後数日引っ張りまわされる事

             になるとも知らず、なっちゃん特製シートを敷いた後部座先へ飛び乗り、川崎を出発。

             

             伊勢湾岸道の湾岸長島サービスエリア。暑い暑い!ソフトクリーム食べたい!

             

             
             

             緑の草の上を歩くとほっとする。しばしくつろぎのひと時。インドア派のなっ

             ちゃんには、一日中あちこち引っ張りまわされるのはほんとにつらいんです。

             

             

             まあ、それでも、神妙に出雲大社にお参り。ご利益があるかな?

             

             暑い中で、あちこち引っ張りまわされて、ぐったり。私もう動きませんから。

             

             ああ、やっと宿に到着。今夜は鳥取県倉吉市の名湯関金温泉で一泊。なんと

             いっても、旅館は座布団の上でくつろぐのが一番!

             

             それもつかの間。あくる日は、また延々車に乗って姫路城に連れていかれ、

             日本人、中国人、欧米人、たくさんの観光客に「キャア、かわいい!」とか言

             われ、撫で回され、またまたぐったり。それもつかの間、今度は明石大橋を渡

             り、淡路島の名勝慶野松原へ。私、海はあんまり、、、。

             

             それでも、夕日に佇むなっちゃんの、美しくもりりしいこと! さあ、明日は

             やっとお家へ帰れる! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なっちゃん、光り輝く五月の朝を散歩する

2016-05-15 16:21:01 | 季節の花々
              
            
              メイフラワーとも呼ばれるサンザシが咲き誇り、

              

              どこからか甘い香りがしてくると思うと、あちこちにスイカズラ(吸葛)が咲い

              ています。洋名はhoneysuckle(みつ吸い花)。和洋とも同じ発想の名前です。

              
              
              これはギョリュウバイ(檉柳梅)という華やかと言うか、枝にびっしり赤い花を

              つけた賑やかな花です。ニュージーランドとオーストラリア原産だそうで、マオ

              リ語で「マヌカ」というのだそう。そう、この花の蜜が、あの「マヌカハニー」に

              なるんです。

              

                   薔薇も、

              

                   ツツジも、

              

                   一つの枝にさまざまな色の花が咲いているかわいい木の花も、

              

                   アヤメ類の花もそろそろ盛りです。

              

          でもね、なっちゃんは花には興味が無いんです。上を見上げるのが難しい体型ですからね。

              

           ただひたすら、草むらをくんくん。人間にはわからない良い匂いがするのでしょうね。         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月晴れ

2016-05-12 14:41:17 | 季節
                 

                 青い、青い!あまりに青くて、なんだか悲しくなるくらい。五月晴れの空。

                 でも、五月晴れの本来の意味は、五月雨が梅雨を指すように、梅雨の晴

                 れ間を言ったのだそうです。旧暦の5月は1ヵ月以上先、6、7月ですからね。

                 

                 これだけ良いお天気だと日向はあまりに眩しくて、日陰が恋しくなります。

                 新緑の木陰、気持ち良いですね。ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」のゆる

                 やかな優雅な調べが響いてきそうな。ついでにニッカ・ウィスキーを飲み

                 たくなるような。

                 

                 

                 

                 

                 今は薔薇の季節でもあります。様々な色の、様々な大きさの薔薇のどれも

                 美しいこと。シューベルトの「野ばら」を口ずさみ、モーツアルトの「5月の歌

                 を歌いながら木陰を行けば、気分はもう春のウイーンの郊外にいるよう。                 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜んぼの実る頃

2016-05-09 09:20:38 | 世界
               

                ご近所の実桜の木に、今年も沢山の赤いサクランボがなりました。

                真っ赤な宝石のようなつややかな実に見とれてしまいます。お店で

                売っている佐藤錦なんかの大きな高価な実とは比べられませんが、

                それでも甘い春の味です。

               

                娘が、そのサクランボを砂糖漬けにして、サクランボのケーキを作りました。

                「桜んぼの実る頃」というシャンソンがあります。ジブリの「紅の豚」のなかで

                マダム・ジーナの声で出演した加藤登紀子がこの歌を歌っています。

                短いサクランボの季節のはかない恋を歌う歌ですが、19世紀後半のパリ・

                コミューンで犠牲になった若者たちを追悼して盛んに歌われたという深い

                含蓄を持った歌でもあります。哀愁を帯びたとても美しい歌です。かわいい

                サクランボも人の歴史にいろいろと関わりあっているのですね。

                

                今はまたフランス語でコルヌイユと呼ばれる花水木の季節でもあります。

                これも本当に見ていて飽きない可愛い花(本当は蕾を包む葉だそう)です。

                

                今、ヤグルマギクもかわいいです。これはフランス語でbreuet(ブルーエ)と

                呼ばれます。ほんとにきれいなブルーです。

                

              様々な色のクレマチスも咲いています。西洋ではツル性の花の女王と呼ばれるよ

              うです。日本名は鉄線と言いますが、これはこれで強面ながら味のある名前です。

              

              坂道沿いに誰かが手入れしてくださっているのでしょうね。様々な花が入り乱

              れて咲いているところがあります。ナッチャンと散歩するのが楽しみな季節です。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Happy, Happy Pink Mother's Day!

2016-05-08 11:05:42 | 行事
                  

                母の日に何よりうれしい贈り物。かわいいピンクの、でもすてきに

                ゴージャスな紫陽花の鉢植えが、息子の一家から届きました。

                   

                    こちらこそいつもありがとう!

              

              

              

              いつもよく見る紫陽花もきれいですが、これはちょっと変わり種のよう。

              ダンスパーティーという名前のようです。なるほど、ピンクのドレスを

              着た美しい少女が、くるくるワルツを踊っているみたい。

              

              

              紫陽花を飾った部屋で、なっちゃんもくつろいでいます。

              

              お花の側で、いつもより心なしか美味しそうにドッグフードを食べているような。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする