春ってこんなに次々と色々花が咲く季節なんですね。雪柳に、
連翹に。
大好きな花海棠もつぼみが膨らみ始めました。去年よりかなり遅いようですが。
ご近所の庭でルピナスがきれいに咲いていました。その他にも、木蓮や
辛夷や木瓜の花や。まさに百花繚乱です。もっとも、花粉も繚乱で、外に
出ると鼻がグズグズになりますが。「繚」というのはまとわりつくとか乱れる
とかいう意味だそうです。瀬戸内寂聴さんに「かの子繚乱」という岡本かの
子の奔放で数奇な一生を描いた小説があります。まさに乱れ咲きの季節。
これで桜が満開になればもう、春も完結。
でもね、足元にも目を向けましょう。華やかな美人ばかりじゃありません。
タンポポもかわいい顔を輝かせています。
たんぽぽに囲まれていてあたたかし 古谷のぶ子