キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

百花繚乱の季節

2014-03-28 18:14:05 | 季節の花々
               

               春ってこんなに次々と色々花が咲く季節なんですね。雪柳に、

               

               連翹に。

               

               大好きな花海棠もつぼみが膨らみ始めました。去年よりかなり遅いようですが。

                  

                  

               ご近所の庭でルピナスがきれいに咲いていました。その他にも、木蓮や

               辛夷や木瓜の花や。まさに百花繚乱です。もっとも、花粉も繚乱で、外に

               出ると鼻がグズグズになりますが。「繚」というのはまとわりつくとか乱れる

               とかいう意味だそうです。瀬戸内寂聴さんに「かの子繚乱」という岡本かの

               子の奔放で数奇な一生を描いた小説があります。まさに乱れ咲きの季節。

               これで桜が満開になればもう、春も完結。

                   

               でもね、足元にも目を向けましょう。華やかな美人ばかりじゃありません。

               タンポポもかわいい顔を輝かせています。

                 たんぽぽに囲まれていてあたたかし        古谷のぶ子
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花桃が咲いて

2014-03-26 09:36:22 | 季節
           

           横浜青葉区にある花桃の丘で、ピンクの花桃の花が満開になりました。

           

           実ではなく切り花用の花を栽培しているのだそうです。白い花も少しありますが

           ほとんどの花が桃色です。桃源郷というのはこんな景色の所を言うのでしょうか。

           

           そんな春の日に生まれた孫娘も3歳になりました。あの東日本大震災の1週

           間後に生まれたのですが、すくすく育って、どんどん可愛くなっていきます。

           

         3日ちがいの誕生日のパパ(つまり私の息子)と合同のお誕生会を祝いました。

         私の娘(孫娘からみるとおばさん)の作ったケーキに、家にあったロウソクを全

         部立てて。4月からは幼稚園こ行きます。健やかにと祈っています。           

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マサラ

2014-03-25 09:38:28 | 地球
               

               秘境や辺境の地にしか興味のないご主人に引っ張られて、モンゴル、モロッ

               コ、南アフリカ、シルクロードなどを巡っている友人がいます。今回は、冬の

               ヒマラヤに挑戦したようです。1月9日にカトマンズーで発行された新聞に包

               んだお土産をくれました。新聞の写真はなんだかとてもトロピカルですが。

               彼女、行く前は「いやだなあ、便利な文明国へ行きたい」といつも言うのです

               が、帰ってくると「良かった、人生観が変わった」などと言い、普通の楽な観

               光旅行にない達成感を感じるようです。私もやってみたいかというと、うーん、

               どうかな?

               

               お土産はカレー粉。箱を開けていないのに、もうカレーの良い香りがします。

                   

                     裏のレシピらしきものは全く読めない文字ですが。

               

               鶏肉があったので、早速チキン・マサラを使ってみました。からい!でも、

               とてもよい香りと味。マサラというのは香辛料の粉を混ぜ合わせたものと

               いう意味だそうです。暑いインド、寒いヒマラヤ、これくらいパンチの効い

               た香辛料を使わないと、シャキッと出来ないのかもしれません。我が家も

               (作る私が)飽きるまで、しばらくカレー料理が続きそう。   
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おべんとう

2014-03-23 11:21:00 | 絵本
わたしのおべんとう
スギヤマ カナヨ
アリス館
ぼくのおべんとう
スギヤマ カナヨ
アリス館
 
         夫のお弁当、子どものお弁当、三十数年作り続けてきましたが、去年で卒業。作っ

         ているときは、けっこうマンネリで、前夜の残り物、冷凍食品多用。面倒だなと思

         うとも多かったのですが、今となっては懐かしい。まして、こんなかわいい本を見

         ると、また作ってみたくなります。今度は義務感からじゃなくて、もっと楽しんで。

         

         パカーンとフタを開けると、白いご飯に海苔、玉子焼きと唐揚げ、グラタン、プチト

         マト。これはもう子どものお弁当の王道メニュー。唐揚げと隣のお友達のミートボ

         ールを取り替えっこ。これも楽しい。どんどん美味しく食べていくと、おやおや、お

         母さんやりますね、ご飯の下にタコさんウインナーが隠れてた。ああおいしかった!

         

         NHKの朝の連ドラ「ごちそうさん」じゃないけれど、食べることって人生のかなりの

         部分を占めています。もっとも、食に興味のない人というのもいるようです、信じら

         れないのですが。その上、世界には飢えに苦しむ人が無数にいる。テレビを点け

         ると、食の番組ばかり。複雑な気持ちにもなりますが、豊かさに感謝して、食材を

         有効に使わなくてはと思います。

おさるのパティシエ
中谷 靖彦
小学館

         ちなみに、食べることがますます楽しくなるこんな絵本もあります。ヒット商品を

         作って欲しいと頼まれたおさるのパティシエくん。おさるらしく、バナナを多用し

         た大胆かつ破壊的な試行錯誤の後に、たくさんのユニークなお菓子を作ります。

         でもね、1回作ったら、レシピをみんな忘れちゃった。二度と同じものは作れま

         せん。私とおんなじ!

         
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おさんぽ日和

2014-03-22 10:53:10 | 季節の花々
              

              うららかな春の日差しの注ぐ春分の日です。でも、風は冷たい!

              北海道,東北はまだまだ大雪のようです。去年は今頃満開だった

              海棠の花は今年はまだ固いつぼみです。

              

              でも春色の黄色いプリムラも三色スミレもニコニコ咲いています。

                            

              あんまりいいお天気なので、なっちゃんとお昼の散歩に行きました。

                           
              
              右見て、左見て。暖かい陽射しに、いつにも増してリラックスモードです。

              

              前から気になっていたパン屋さん、いい匂いのする店内は、想像以上

              に広く、パンの種類も豊富、サンドイッチやコロッケまで作っています。

              その名のようにレトロなダイハツ・ミュゼットを陳列台にしているのが、

              かえっておしゃれ。

              

              外に出て、ふと見上げると、あれ、あんな所にサンタクロースが。

              幼稚園の屋根の上で、手のひらに子供を載せて座っていました。

              近所なのに、今まで全く気が付かなかったサンタさん。雲ひとつ

              ない春の空を背に堂々と座っている、この不思議な感じはなに?
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The Happy Day - はなをくんくん

2014-03-19 15:47:52 | 絵本
The Happy Day
Marc Simont
HarperCollins

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーク・シーモント,きじま はじめ
福音館書店
              深い雪の森の中、クマもネズミもカタツムリもリスもウッドチャック

              も穴の中で、土の下で眠っています。だけど今、みんな目を覚まし

              て、はなをくんくん、走り出します。クマもネズミもカタツムリもリスも

              ウッドチャックもくんくん。みんなで一斉に同じ方へ走り出します。そ

              して「オー!」かわいい花が一輪、雪の中から顔を出していました。

              

              雪の森も、可愛いけれど妙にリアルな動物たちも、1ページ目から

              全て白黒で描かれています。だから、最後のページで、動物たちに

              囲まれて雪の中から、ぽっと顔を出した花の"黄色"が目に染みます。

              春が来る喜びが、とてもすてきに表現された「A Happy Dayうれしい日」

              の絵本ですが、日本語訳本のタイトルの「はなをくんくん」というのも言

              い得て妙の題名です。踊る動物たちの嬉しそうな様子に心和みます。

                   

              北海道や東北ではまだ雪の日が続いているようですが、関東のこの辺り

              では、白モクレンが咲き始めています。コブシの花の咲く北国の春もあと

              もう一歩というところまで来ています。

                

                薄紫のオダマキの鉢を買いました。春の花です。英名をcolumbine(ハト)と

                言います。蕾がハトに似ているからだそうです。

                
            
                 ピンクの馬酔木の花を見つけました。これも春の花です。昔、関西に住んで

                 いた頃、奈良公園でみた馬酔木の花をなぜとはなく思い出しました。

                   馬酔木咲く奈良に戻るや花巡り        碧梧桐

                
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光が春めいて

2014-03-16 11:12:47 | 季節の花々
              

              ここのところ、ふっくらしてきたなっちゃんです。やっと暖かくなってきた

              ので、食欲の全くなくなる苦手な夏を先どって、脂肪を蓄えているので

              しょうか。冬に備えてふっくらする普通の動物と反対ですね。変な犬。

              

              なっちゃんと散歩に出かけたら、風は寒いけれど、もう春の日差しです。

              白もくれんのつぼみがふくらみ始めました。

              

              ミモザは満開。

              

              沈丁花のいい香りがします。

              

              庭先のカエルさんものんびり春のお昼寝。鶯の声も聞こえました。
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あたまにつまった石ころが

2014-03-13 09:54:06 | 絵本
あたまにつまった石ころが
ジェイムズ スティーブンソン,Carol Otis Hurst,James Stevenson,千葉 茂樹
光村教育図書

                Rocks in ones head(頭に石ころがつまっている)という英語の表現は

                「ばか」と同意語です。日本語なら反対に頭がカラッポというところ

                でしょうか。でもね、この絵本の主人公、作者のハーストさんのお父

                さんの頭の中にはぎっしり石が詰まっていたけれど、「ばか」からは

                程遠い人だったんです。

Rocks in His Head (Avenues)
James Stevenson
Greenwillow Books

                大恐慌の時代、貧しくて大学にも行けず、自動車修理屋さんとして

                一生懸命働くのですが、生まれた時から石が好き。暇を見つけては

                石を集めました。頭もポケットも何時も石でいっぱい。仕事が無い

                時には、科学博物館へ行って、終日石を眺めてすごします。そんな

                姿が館長さんの目に止まり、博物館の守衛となり、やがて鉱物学

                部長に!「好きこそものの上手なれ」、「芸は身を助すく」。サッカー

                のカズや、ジャンプの葛西や、バイオリニストの五嶋みどりや、先

                に紹介した雪の写真家ベントレーなど、何かに打ち込み続けてい

                る人って惚れ惚れしますね。そんな一途な人生、羨ましい限りです。
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春の気配2

2014-03-12 10:13:50 | 季節の花々
                

                三寒四温のこの頃です。さびしかった玄関先を少し華やかにしてみました。

                白いエリカや、パンジーを買い足しましたが、

                

                寒い庭先で冬を越してきたプリムラなど健気な花たちもいます。

                

                パンジーも

                

                ノースポールも、その名のように寒さに強い花で、元気です。

                花言葉は「冬の足音」というのだそうです。

                

                俯いて咲くクリスマスローズも仲間入り。下から覗き込むように

                写真を撮らないと、顔を見せてくれませんね。

                                 
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楽しくも奥深い日本酒造り

2014-03-11 17:06:48 | グルメ
                

                神奈川県、茅ヶ崎にある熊澤酒造。中堅の地酒醸造会社です。先日、酒蔵

                見学+美味しいお酒と食事の会に参加しました。創業明治5年、130年以上続

                いている老舗です。玄関先はミモザが真っ盛りでいい感じ。期待が持てます。

                

                

                外側は往時のままに残しつつ、中を近代化している様子です。杜氏の高齢化

                などで、地元の若者による酒造りに方向転換、なかなか苦労があったようです

                が、努力と才覚でうまく運営して成功しているようです。酒造りはもとより、創作

                料理のレストラン、トラットリア、パンのお店など、昔からの広い敷地を利用して

                多角経営しています。

                

                お酒を造らない夏場は、ビールを作ることにしたのもアイデアの一つ。

                おいしい「湘南ビール」です。

                

                豊富な湧き水を使ってお酒造りをしているそうで、そのお水をいただきながら、

                さまざまなお酒をたっぷりいたただきました。

                

                しぼりたての生酒、どぶろくや、純米吟醸酒や、シェリー樽で仕込んだお酒まで。

                これはもう日本酒とはとても思えない洋酒の味わい。裏の防空壕跡で貯蔵した、

                防空壕酒まで頂きました。参加者には若い女性が多く、みんなガンガン飲んで

                いました。平和な時代ならですね。下戸の方はお気の毒。
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