キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ほおずきの季節

2018-07-28 10:13:08 | 地球
             

            台風が近づいていますが、今はまだ小康状態。どれほどの風雨

            になるでしょうか。「来るぞ、来るぞ」と内心身構えています。

            絵画教室でご一緒のおじさまからいただいたほおずきが良い色

            になってきました。

            

            茎の下の方についているのが赤く、上に行くほど緑です。

            

            羽根突きの羽根のようでかわいい。絵を始めてわかりましたが、

            自然の色の美しいこと!

            

            ほおずきは漢字で書くと酸漿。難しい字です。食べるとすっ

            ぱいからでしょうか。鬼灯とか鬼燈と書く方が多いかもしれ

            ません。お盆に亡くなった人の霊魂を案内する提灯、鬼火に

            似ているからとか。でもひらがなの「ほおずき」はかわいい。

            ふっくらしたほほの様子に似ているからとか。「顔つき」とか
 
           「目つき」とかと同じ発想です。英語だとChinese Lantern Plant。

                

                小さい頃、実の中の種をくり抜いて、クチュクチュ

                音をさせたのを思い出します。          
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東福寺

2018-05-27 21:01:41 | 地球
               

               京都市の南東部にある東福寺は、壮大な臨済宗の寺院です。なにしろ

               東大寺と興福寺から一字ずつ取って名前を付けたというのですから。

               この国宝の三門をはじめ、

               

               すべてが壮大です。

               

               

               

               

               それぞれの建物間に、橋廊が渡されています。寺内に三ツ橋渓谷なる

               渓谷があるんです!その上にかかる偃月橋は日本百名橋の一つ。そこ

               から緑の向こうに見える通天橋を望む景色は、えも言われません。緑

               の今もすてきですが、もみじの頃はどんなに美しいことでしょう。

               

               渡り廊下を歩いて廻っていくと、鎌倉時代の建物ながら、神殿造りの

               ような感じで、何やら平安時代の十二単を着た女房になったような気

               がします。もっともそのころの女性は、おおっぴらにあちこちふらふ

               らできなかったと思いますが。ここから見えるのは方丈南庭と唐門。

               

               方丈西庭。皐月の刈込と砂地が大きな市松模様になっています。

               

               方丈北庭。苔と石を幾何学的な市松模様に配しています。ここと言い、

               西庭と言い、失礼な言い方ながら、なんとおしゃれなんでしょう!

                  

               方丈東庭。柱石の余りを利用して、北斗七星を表しているのだそうです。

               

               

               季節が良いこともあって、自然と建物の一体感を堪能しました。

               緑に映える、緑が映えるとはこういう景色を言うのでしょうね。
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春うらら

2018-04-01 14:54:00 | 地球
              

              寒さには強いが、暑さにはめっぽう弱いなっちゃん、もうすでに

              ばて気味。ハウスから半分はみ出してお休み。

              

              今年は、春の木の花が一斉に咲いたよう。ヨーロッパ型の春です。

              

              

              

              桜、連翹、木蓮、花韮、雪柳。パソコンは便利です。連翹なんて言

              う字、読めはしても、とても書けない。花韮なんかも、カタカナで

              もいいけれど、漢字で書くと、それだけで花が和風になるような。

              

                  

              でも、アネモネやチューリップはカタカナがいいですね。牡丹一華、

              鬱金香なんていう立派な和名もあるようですが。

              

                もう蒲公英の綿毛も飛び始めています。

                   たんぽぽに囲まれてゐてあたたかし      古谷のぶ子
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ひな祭りも過ぎて

2018-03-08 18:13:15 | 地球
                 

                娘も大きくなって忙しく、お雛祭りの存在さえ忘れているようですが、まあ一

                応3月3日にはありあわせの材料でちらしずしなど作ってみました。おいしい!

                 

                 

                見渡せば、木蓮も沈丁花も咲き始めています。年年歳歳、花は開きますね。

                 

                御近所の実桜の花も満開です。あと一か月もすればおいしい可愛いサク

                ランボがたくさん実ります。

                 

                ミモザも黄色くなりました。この頃はフランスに行かなくても日本でも

                たくさん見られます。

                 

                 

                暖かくなった今日この頃、夕日を浴びたなっちゃんがアンニュイな感じ。
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雉始雊

2018-01-17 15:13:59 | 地球
                
         

         蝋梅がきれいに咲いています。まるで蝋の作り物のような、つるんと

         した黄色い花が殺風景な季節に色どりを添えてくれます。1月15日ごろ

         を七十二候で雉始雊というそうです。キジがケーン・ケーンと求愛の

         鳴き声を立て始めるころだそうです。日本の四季はうつくしい言葉で

         彩られていますね。もっとも雉の鳴き声など今ではよっぽど田舎に行

         かないと聞けないと思いますが。

         

         今日は数日来の寒さが少し衰えて、穏やかです。

         

         

         それでも、なっちゃんは冬ごもり。炬燵犬と化しています。私も、

              寒い朝ラジオ体操今日もパス

         小学生のような句ですが、この通り、6時30分のラジオ体操に間に

         合うようにお布団から出られません。暖かくなるまでいいか、な

         まけ心がむくむくと。

          

         ドイツ語を教わっているフローリアンが、年末年始に帰省したドイツ

         のお土産に、きれいな箱入りのチョコレートをくれました。このパッ

         ケージのようにドイツは雪かと思いきや、ハンブルクもケルンも、フ

         ランクフルトも、終日雨で、あわや洪水という状態だったそうです。

         異常気象!!
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あけましておめでとう

2018-01-02 16:51:33 | 地球
               

                   

                   あけましておめでとうございます                          
               

               

               水仙の花が咲き、木の芽がもう芽吹いています。

               

               なっちゃんとの初散歩。快晴です。今日もカサコソと落ち葉の上を歩きます。

                踏みゆけば落ち葉に深き日の匂ひ    岡本紗矢句集「向日葵の午後」より

               そのあとは、炬燵に入って、若者たちが死力を振り絞って走る駅伝を見るば

               かりの、いつものお正月。いつの間にやら、今年の抱負なんてことも考える

               のをやめてしまいました。一茶の句が身に染みる歳になりました。「めでたく

               もあり、めでたくもなし」というところでしょうか。

               
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明日から戌年

2017-12-31 10:16:45 | 地球
                 

                 2017年も今日でおしまい。なっちゃんと散歩に行くと雪がちらちら舞い

                 始めました。寒い大晦日です。

                 

                 もう一匹のふゆくんは、ガレージに急ごしらえした段ボールのおうちに

                 納まっています。寒いから、家の二階でと思ったのですが、どうしても

                 嫌なようで、部屋に入れると鳴きわめき暴れまわり、おまけに夫や娘

                 に噛みつく大騒動を起こしました。寒くて震えながらもお外の方がいい

                 ようです。気持ちがわかりません。ともかくも、2匹の犬と一緒に戌年を

                 迎えることになりました。                

                 

                 

                 

                 お正月を迎える冬の花々が咲いています。

                 

                 来年はどんな年になるでしょうか。
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長月二十日のころ

2017-11-03 15:17:10 | 地球
                 

                 ニ、三日夕空が美しく晴れ渡った日が続いています。

                 

                 

                 月も美しい。明日四日ごろが満月のようです。徒然草に「長月二十日のころ

                 という段があります。今でいえば、十月下旬、ちょっと過ぎてしまいましたが。

                 「ある人のところを訪れ、その荒れた庭で夜もすがら、月見をしました。やがて

                 夜明けに退出しましたが、その家の家人は、すぐに家へ入って戸を立ててしま

                 わず、更にしばらく月を眺めているようでした。なんと趣きのあるお方でしょう。」

                 というような内容です。

                 

                 夜もすがら月を愛でるだけでも、今のこのせわしない世の中では珍しいこ

                 とに思われますが、更にそのあと客人が帰ってからも、月を眺める家人に

                 その人の人品を感じるなんてねえ、風流ったらありません。風流という言葉

                 も面白いですね。最初は祭礼の飾り物のことだったのが、みやびやかさとい

                 う意味になり、さらに上品で優雅な様へと変化したのだそうです。言葉は変わ

                 っていきます。
                         
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実りの秋

2017-11-02 10:48:07 | 地球
             

             台風が到来した二度の週末が去り、11月になって秋晴れの日が続いています。

             

             

             

             なっちゃんと散歩していると、柿やミカン類や、いろいろな実がなっています。

             

             

             食べられる実以外にも。赤い実、黄色い実。

             

             お散歩にはちょうど良い気候なので、なっちゃんは、サクサク歩きますが、

             やはり時々お座りしたくなるようです。ちょっと休憩。

             

             

             もうハロウィーンは過ぎたけれど、まだ名残惜し気に飾っている家もあります。

             

             今年ももう後2か月、年賀状のコマーシャルが始まり、おせちの予約が始まるわ、

             お歳暮のカタログが届くわ、もうすでに気ぜわしくなってきました。やだやだ!    
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野分のまたの日

2017-09-19 14:46:57 | 地球
             

              台風一過、素晴らしい青空が広がりました。夏に逆戻りの暑さです。

              

              一晩中激しい雨風の音に怯えてうろうろしていたなっちゃんですが、天気が

              良くなればがぜん元気一杯、枯れ枝や葉っぱが落ちた道をどんどん歩きます。

              「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにおかしけれ、、、(台風の次の日は、

              実にしみじみ趣が深い、、、)」枕草子の野分の段、そのままの景色です。

              昔は今のように台風の予報もないし、家はスカスカ風通しよさそうで、サッ

              シの窓もないし、台風のあとはもっとすさまじい光景だったでしょうね。

              

                   せっかく咲いたカンナも倒れ伏しています。

              

              背の低いカタバミなんかは案外平気で、のんきそうに花を開いていますが。

              

                   彼岸花も横にひしゃげています。

                    

                しばらくスイスの思い出ブログにかかりきっていたら、もう彼岸花が

                満開の季節、今週末はもう秋のお彼岸です。もうすぐ金木犀も匂い

                始めるでしょう。季節の移り変わりの早いこと!
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