飛鳥寺は6世紀末に蘇我馬子が建立した法興寺が期限です。相当な大寺だった
ようですが、元のお寺は平城宮への遷都とともに奈良へ移り、元興寺となり、
今はそのほんの一部が残るだけです。
でも、日本最古の大仏様がいらっしゃいます。飛鳥時代独特の面長なアルカイック
スマイルをたたえた素敵な仏様です。創建当時の部分があまり残っていないため、
十分でしたが、最近の調査でお顔は当初のままであることが分かり、国宝になる
のも、そう遠くないとか。
ここは、珍しく写真撮り放題。横の16歳の聖徳太子像美しいお姿です。
田んぼの真ん中につつましく建つ古寺です。
裏門を出てすぐのところに、入鹿の首塚と言うのがあります。飛鳥板蓋の宮で
中大兄皇子や中臣鎌足に暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたとか、
逃げた鎌足を追いかけてきたとか。古代歴史の生々しい舞台ではあります。