キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

なっちゃん、花模様のバンダナで春気分

2015-03-24 10:01:50 | 季節
             

             トリミングに行ったなっちゃん、きれいにシャンプーしてもらって、毛がふ

             わふわになりました。体重も400グラム増えて、ちょっと丸くなった印象。

             

             

             

             散歩に行くと、相変わらずすぐに座り込みます。「私帰りたくありません」

             でも、一日ここ々に座っているわけにはいかないでしょう?

             

             「そうですね、では、よっこらしょ」



             
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四歳のお誕生日

2015-03-19 16:03:47 | 季節
              今日は孫娘の4歳の誕生日です。東日本大震災の8日後に生まれました。

              あの時は、計画停電はあるわ、お米や水が店頭からきえるわ、ちょっと

              大変な状況でしたが、無事に生まれて、すくすくと育っています。

              

              今年も春色のひなぎくが可憐に咲いています。

               地震避難ひなぎくの貌じっと見て   岡本紗矢句集「午後の向日葵」より

              妹がこんな句を詠んでから、もう4年が経ちました。

              

              

              なっちゃんと町を歩けば、水仙や木瓜や春の香りが漂ってきます。

              

              春のお皿を買いました。高価なものではありませんがオールド・ノリタ

              ケ。ネットオークションで、こういうのを見つけると、つい入札してしまい

              ます。安物のお皿をごそごそ集めても、どうしようもないのは分かって

              いるのですが。
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なっちゃん、散歩中に度々座り込む

2015-03-17 16:21:51 | 季節
              

              雪柳が咲きはじめました。春うららの陽気になってきました。

              「うらうらに照れる春日に雲雀上がり心悲しも独りし思へば」なんて

              言う万葉集の歌にもあるように、あまりのうららかさに、かえって憂

              鬱にもなりそうな陽気です。今日は四月か五月の気温だそうです。

               

              なっちゃんと散歩に行くと馬酔木の花も咲いていました。これも万葉集

              によく出てくる花です。

              我が背子に我が恋ふらくは奥山の馬酔木の花の今盛りなり  万葉集第十巻

              びっしり咲いた馬酔木の花のようなあふれる恋心、万葉集らしい技巧の

              ない率直な歌いぶりが清々しい歌です。

              

              だいぶ食欲の戻ってきたなっちゃん、朝夕のお散歩を待ちかねていま

              すが、一旦散歩に出ると、まあ何と動きのゆっくりなこと。おしっことウ

              ンチを済ませると、突然立ち止まり。

              

              「ちょっと、ここらで休みませんか」とばかりに、歩くのを拒否。

              

              「ああ、暖かいわ、いい気持ち」

              

              「眠くなってきちゃった」

              

              「ちょっと、失礼して」こうなったら、しばらくてこでも動きません。     
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弥生三月

2015-03-15 10:51:17 | 季節の花々
                  

            木蓮が咲き始めました。本格的に春が来たと思わせてくれる花です。

            大ぶりの花が青空に映えて見事です。白木蓮も紫木蓮もきれいです。

             

             

             

            冬の間放ったらかしで荒涼としていた玄関先に春の花を植えました。

            それだけで、気分が明るくなります。花の力は偉大。

             
             
            浅田次郎の「ま、いっか。」というエッセイを読みました。彼は若いころ、

            貧乏で、食べるに事欠くようなときでも、いつも何かしら部屋に花を飾っ

            ていたというエピソードがありました。そのために、ガールフレンドを部

            屋に連れてくると、他に花を飾るような女がいるんじゃないかと疑われ、

            別れたことが何度かあったと。若い頃から美に対する感性の鋭い人だっ

            たのですね、彼の小説の深みの原点が感じられるエピソードです。百な

            んとかいう人とは大違い。

                   

            同じエッセイの中に、日本語の縦書きと横書きについての下りがあり

            ました。今の時代、パソコンで横書きという作家もいるでしょうが、彼

            は原稿用紙に縦書きという伝統的なスタイルだそうで、ある時、アメ

            リカのとあるホテルのロビーで、原稿を書いていると、人だかりがで

            きたそうです。字を縦書きで、しかも右から左に書くなんて、ストリート・

            パフォーマンスだと思われたのです。同じ経験が私もあります。昔、ス

            イスのレストランで、日本への絵葉書を書いていたら、人が寄ってきま

            した。今や中国語もほとんど横書きだそうで。日本はその点偉い!も

            ちろん、パソコンやスマホを使うことが多くなり、横書きが圧倒的になっ

            てきたものの、新聞や本や、その他まだまだ縦書も頑張っています。

                        

            読み聞かせに行っている小学校の一年生が、一年間本を読んでくれ

            てありがとうと、感謝状をくれました。一年前はひらがなを読むのもお

            ぼつかなかったのに、立派な縦書の感謝状です。他の科目はともかく、

            国語は、縦書の教科書を読み、縦書のノートを使うのですね。どちら

            もできると言うのは、ある意味発想が豊かになっていいかもしれませ

            ん。縦横無尽!        
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真珠-Pearl-Perle ヘルメ・ハイネのやさしく美しい世界

2015-03-11 15:38:50 | 絵本
Die Perle
Helme Heine
Beltz Gmbh, Julius
ビーバのしんじゅ
ヘルメ・ハイネ,おおしま かおり
佑学社

               

             ビーバが湖で真珠貝を見つけました。きっときれいな真珠が入っているにちがい

             ありません。ビーバは貝を胸に抱いて夢を見ました。友だちの動物たちがみんな

             真珠をうらやましがる夢です。動物たちは夢中で真珠貝を探し始め、夜も焚き火

             をしてお互いを見張るようになりました。その焚き火の火があちこちに燃え移り

             何もかも燃やしてしまいました。ビーバもビーバの真珠も。その時はっと目がさ

             めました。真珠なんて要らない。ビーバは湖のおもいっきり遠くへ真珠を放りな

             げて、いつものように友だちと一緒に遊びました。

             

             ビーバは真珠という宝石より、友だちという宝物をとりました。筋だけ見ると

             道徳的ですが、絵のユーモラスな可愛らしさにジンと来ます。あんまり大勢が

             貝探しをしたので、ビーバのダムが決壊して水が干上がり、動物たちが泥合戦

             をしたり、だれかが貝を独り占めしないかと、夜も寝ないでクタクタになりな

             がら寝ずの番をするなんていう、まるでどこかの社会の縮図のような場面もあ

             ります。でも、ビーバの真珠貝の中には、本当にきれいな真珠が入っていたの

             でしょうか?
ともだち
Helme Heine,池田 香代子
ほるぷ出版
Friends
Helme Heine
Margaret K. McElderry Books

           作者のヘルメ・ハイネはベルリン生まれのドイツ人で、35歳位から絵本を書き

           始めた人ですが、今では押しも押されもせぬ世界的な絵本の第一人者です。

           その作風、画風はやさしく、やわらかく、ちょっととぼけていてユーモラスで

           2次大戦をくぐり抜けてきたドイツ人とは思えません。でも、それを言うなら

           「スイミー」や「フレデリック」などのすてきな絵本でお馴染みのレオ・レオニ

           だってそう。過酷そのものの時代を超えてきたからこその、優しさでしょうか。

           
          
           彼の絵本のうち日本で一番人気のある「ともだちDie Freunde」は「ビーバ」より

           さらにまったりした読み心地の絵本です。おんどりのチャーリーとネズミの

           ジョニーとぶたのパーシーは、大の仲良し。鬼ごっこをしたり、釣りをしたり、

           一日中愉快に遊びます。ある日三匹はサイクリングに出かけました。何と愉

           快だったことでしょう!そこで三匹は夜も一緒に寝ることにしました。でもね、

           やっぱり自分のおうちでないと寝心地が悪いんです。そう、いくら親友だって、

           たまには一人がいいんです。明日また一緒に遊びましょう。

           この感じわかります、いくら仲の良い友だちだって、夫婦だって、いつもべった

           り一緒じゃね。  

             
             
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沈丁花

2015-03-09 10:48:09 | 季節の花々
               

                 ぬか雨にぬるゝ丁子の香なりけり          久保田万太郎

               この句そのままのこぬか雨の中をなっちゃんと朝の散歩に行きました。

               どこを歩いても、ほのかに沈丁花の香る季節です。沈丁花の学名は

               Daphne odora「香りのダフネ」といいます。ギリシャ神話でアポロンの

               求愛から逃れるために月桂樹に変えてもらったという水の妖精ダフネ。

               そのためDaphneは月桂樹という意味があり、沈丁花は葉の形が似て

               いるので「香りのダフネ」とよばれるようです。なかなかすてきな名前

               を持つ花です。

                    

               こぬか雨の中、少し体調の戻ったなっちゃん、うれしそうにお散歩です。

               

               

               椿の季節でもあります。色とりどりに、艶やかです。

               でも、今待たれるのは、あの花、

                心にも空き部屋ひとつ花を待つ    岡本紗矢句集「午後の向日葵」より
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なっちゃんの食欲多少戻る

2015-03-07 15:23:23 | ペット
              

              先週末、なっちゃんを連れて伊豆へ河津桜を見に行くはずが、諸事情で

              中止になったのですが、家の近くにもありました、満開の河津桜の木が。

              

              染井吉野より赤みが強く、華やかな桜です。

              姪が志望の大学に合格しました。まさに、「サクラサク」です

              

               なっちゃんも、多少食欲が戻ってきました。めでたい事です

                  

               お医者さんに言われたように、ゆっくりゆっくりお散歩しています。

              

               途中で座りこんで、下手をすると寝そべってしまいます。無理やり引っ

               張るのもかわいそうなんて思って、しばらく待ちます。なんとも忍耐

               の要るお散歩です。まったく変わった犬です。
             
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ミモザの季節

2015-03-03 14:28:07 | 季節の花々
              

              弥生3月、今日はお雛祭りです。まだまだ寒いですが。ミモザの季節で

              す。3月8日はイタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性が身近な女性

              に感謝の気持ちを込めて、ミモザの花を送るそうです。すてきですね。

              

                     紅白の梅もまだまだ盛りです。

              

                     かわいい金柑の実がたくさんなっています。

              

                     コンクリートの割れ目からスミレが顔を出しています。

              

                これはキンポウゲの仲間でしょうか。まぶしいような黄色い花です。

              

              見上げると、桜の花の芽も膨らみ始めています。 春がそこまで来ています。

                風は木を枝は春の日揺らしけり      岡本紗矢「午後の向日葵」より          
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