雪の下の故郷の夜 冷たい風と土の中で
青い空を夢見ながら 野原に咲いた花だから
どんな花よりたんぽぽの 花をあなたに贈りましょう
どんな花よりたんぽぽの 花をあなたに贈りましょう
作詩:門倉 詠 作曲:堀越 浄
かわいい庶民的な春の野辺の花、踏まれても、踏まれてもくじけない
たくましい花。上の歌はそんなけなげなイメージから、歌声運動の中
で生まれた歌です。セイヨウタンポポとニホンタンポポがあります。ニ
ホンタンポポには、カンサイタンポポとカントウタンポポとあるそうです。
関西と関東じゃどう違うのでしょうか。
とても身近な花だけに、色々に使われています。喫茶店の名前にもあ
りそう。『たんぽぽ』という映画もありました。お笑いコンビもいますね。
西欧じゃ、たいていその葉の形から『ライオンの歯』という名前です。
日本では別名『鼓草』と呼ばれるように、鼓を連想したようで、タンポ
ポというのは「タン・ポン・ポン」という鼓の音から来ているという説が
あるそうです。
その名前から作られた川崎洋さんのすてきな詩があります。
たんぽぽ
たんぽぽが
たくさん とんで いく
ひとつ ひとつ
みんな 名まえが あるんだ
おーい たぽんぽ
おーい ぽぽんた
おーい ぽんたぽ
おーい ぽたぽん
川に おちるな