東京駅近く丸の内にある三菱一号館美術館はその名の通り、三菱の
事務所として、かの有名なジョサイア・コンドルが設計した赤煉瓦
の建物を美術館として復元したものです。
上野の美術館群よりアクセスしやすいので、私のお気に入り。昔事務室
であった小部屋に、少しずつ展示するという形式なので、大きな美術館
で鑑賞するときのような、お腹一杯感がなくて疲れません。
内装も部屋のインテリアも素敵だし。
屋内から眺める中庭もきれいです。
今回は、アメリカのフィリップス・コレクションの展覧会でした。印象派
からキュビズムに至るモダンアートのコレクションです。ゴッホ、セザン
ヌ、モネ、マネ、ユトリロ、シャガール、ルノワール、パウル・クレー、
カンデンスキー、etc.ワシントンD.C.の大富豪ダンカン・フィリップス
さんが、生涯をかけ、集めに集めた膨大なコレクションから選りすぐり
の絵画彫刻が展示されています。日本の他の美術館と同じで、ここでも
展示室内は撮影禁止ですが、すてきな内装の一室に複製画が数点展示さ
れていて、そこは撮影可能でした。カンペンドンクの「村の大通り」、
ジョルジュ・ブラックの「鳥」、複写だけど、良い!