キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

石廊崎の春

2013-03-30 16:41:32 | 旅行
             

             伊豆半島最南端の石廊崎。白い灯台が印象的です。

             

             荒々しい岩々の入り組んだリアス式海岸、迫力があります。

             

             付近は絶好の釣り場だそうで、釣り人の姿はありますが、

             

             観光客はあまり見当たらず、春真っ盛りにしてはちょっと寂しい雰囲

             気。ジャングルパークなるものがあったけれど、閉鎖されたそうです。

             

             それでも浜辺には可愛い花が咲き乱れ、

             

             見る人がなくても桜が見事に咲い誇っています。
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浜辺のなっちゃん

2013-03-29 16:11:53 | 旅行
               

               なっちゃんが南伊豆を旅しました。

               

               「海は広いな、大きいな」でも、大きすぎて何だか、

               

               落ち着かない。だって、おうちでゆっくり寝ていたかったのに

               

               こんなところに連れて来られて、

               

               海は広いし、蟹やら何やらいるし。

             「東海の小島の磯の白砂に われ泣き濡れて蟹とたはむる」なんて

             石川啄木さんが詠んだそうだけど、蟹と遊ぶなんてまっぴら。
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なっちゃん、お花見に出かける

2013-03-28 07:48:36 | 季節の花々
             

             さすがに真冬のようにまん丸くはなりませんが、背中に天使の羽を

             広げてお休みモードのなっちゃん。雨も降っているし嫌だなあと思っ

             ているところを、気が進まないながら、お花見に連れだされました。

             

             まずは武蔵小杉のゆるカフェ、64Cafe+Ranaiで一休みしてから、

                 

              もうすぐ桜祭りの始まる二ヶ領用水沿いの桜並木をお散歩。

             

          「パンジーがきれい」なっちゃんは、上を見上げないから桜に気が付きません。

             

                それなら、だっこして。「ほらっ」
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二ヶ領用水の桜

2013-03-27 14:05:33 | 季節の花々
            

           二ヶ領用水は現在では川崎市多摩区から川崎区まで残る人工用水路ですが、

           歴史は古く、なんと関ヶ原の戦いの3年前に測量が始まり、14年をかけて完成

           されたそうです。稲毛領と川崎領の2領を流れるので、その名前がついたとか。

            

           水田の用水として大活躍し、徳川家康もここで採れた米がいたくお気に

           召し、江戸の町のお寿司には、この地の稲毛米が使われたそうです。

            

           近年はお役御免で、汚れていたのを、地元の人々の努力できれいになり、

           両側には桜その他の木々が植えられ、春にはお花見の名所になります。

            
            

           ここは武蔵小杉駅近くの用水で、渋川と呼ばれる用水と分岐する辺りです。

            

           近くの商店街の人々が川をきれいにし、桜並木を守る色々な工夫をしていて、

           水の中に見えるのは手作りの自家発電の装置です。これで作られた電気で、

            

            橋の上のかわいい河童たちのどんぐりまなこがチカチカ光ります。

            

            染井吉野以外にも、鮮やかな濃いピンクの花や

            

            黄色いレンギョウなども咲いています。

            

            でもなんといっても、今は盛りの染井吉野がうっとりするほど美しい。
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エミリ・ディキンソン

2013-03-25 10:05:52 | 季節の花々
             

             The Grass so little has to do - 草はなすべきことがあんまりない -

             A Sphere of simple Green - 単純な緑の広がり-

             With only butterflies to brood ただ蝶の卵を孵し

             And Bees to entertain 蜜蜂をもてなすだけ - 亀井俊介編「ディキンソン詩集」より

          生前はほとんど知られず短い生涯を終えたが、今ではアメリカ最高の詩人の一人

          に数えられるエミリ・ディキンソン。厳しいピューリタニズムの宗教的束縛の中

          で、深い洞察と繊細かつ大胆でユニークな言葉で綴られた数々の詩は、人の心

          を揺さぶらないではいません。自分を律することの厳しい人だったようですが、

          こんな自然への讃歌のような詩もあるんですね。草木の芽吹くこの季節に読むと

          ことさら愛おしい詩です。I wish I were a Hay-わたしは乾草になれたらいいのに-

          という行で、この詩は終わります。読んだ私にも、こんな草になりたいという思い

          が溢れます。

                 

          『野鳥観察とパンくず ― エミリ・ディキンソンの「生」の探求 ― 』という

          ディキンソン研究論文を、英文学徒の妹が発表しました。良い論文です。

          詩の中の花や鳥から考察したディキンソン論です。「貧しさを表すパンくずと、

          豊さを表すパン」の対比が的を得ていて、文章もなかなかに格調高く、我が

          妹の論文ながら感心しています。もっとも私は、ディキンソンの詩にしろ誰

          の詩にしろ、表面をかすめ読みするだけの全くの素人愛好家にすぎず、ディ

          キンソンについて、彼女を題材にした小説などから得た、わりとゴシップ的な

          一面しか知らないのですが。

自然と愛と孤独と ― ディキンスン詩集
Emily Dickinson,中島 完
国文社


          ともあれ、生前には10編ほどの詩しか世に出ず、死後に本国アメリカは言うに及

          ばず、今も世界中で愛好され、研究されているんなんて、彼女の詩の持つ深く大

          きな魅力を感じずに入られません。
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春の庭

2013-03-23 10:56:43 | 季節の花々
             

             花海棠が見頃です。濃い目のピンクがとても艶やか。垂れ下がった蕾は

             一層赤く可憐です。中国では牡丹と並んで最も愛されている花だとか。

             花言葉は「艶麗」、まさに。

             

             去年の誕生日にもらった薄紫のサクラソウが、暖かくなって、また花を

             つけ始めました。見あげれば桜、見下ろせば桜草、いい季節です。

             

                  苺の花も咲いています。実をつけるのが楽しみ。

                   

                   

                  園芸店で買ってきた花々も、暖かい陽気に一段と元気です。
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年々歳々花相似たり

2013-03-22 16:54:15 | 季節の花々
            

            今年も多摩プラーザの桜並木がほぼ満開になりました。

            去年より10日ほど早いけれど、去年と同じ匂い立つ薄紅色。

           
            

            青空に映えて輝いています。去年はここで母とお花見をしました。

            

            その母はもういません。

            でも「きれいやなあ」と母の声が聞こえてくるような。

            

            「年々歳々花相似たり、年々歳々人同じからず」

            今年もこうやって美しい桜を見上げている自分が、

            なにか不思議に思えます。
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マンホール

2013-03-21 15:19:23 | 旅行
            

            マンホールはその名の通り、人が入って下水道工事・点検などの作業を

            する穴ですが、日本全国の道に無数にあります。その蓋の模様って、あ

            まり注意して見ていなかったのですが、面白いものがたくさんあるようで

            す。これは川崎市のマンホール。真ん中に市の花アゼリアつまりツツジが、

            周りに市の木である椿があしらわれています。今まで気が付かなかった。

            

            先日青梅へ梅の花を見に行って気づいたんです。ここのマンホールの蓋

            の絵柄は梅にウグイス。いかにも梅の里青梅らしい模様です。

            

            ウグイスが主役の小ぶりの蓋もありました。日本全国ご当地の名物など

            いろいろな絵柄のものがあります。大阪には大阪城と桜の絵のにぎやか

            なカラーのマンホールの蓋まであるようです。

            

            これが、日本だけかと思いきや、台北にもありました。山と川あるいは

            海を表しているのでしょうか。なかなかかわいい絵柄です。

               

            同じような丸い石盤を何処かで見たっけと考えて、ローマ・バチカンの

            サンピエトロ広場に置かれたレリーフを思い出しました。これは「空気」

            をシボル化したものだそうです。「ダビンチ・コード)の次にダン・ブラウン

            の小説を映画化した「天使と悪魔」で暗号の鍵になっていたものです。

            この映画が上映され、これを見にバチカンに来る人が急増したそうです。

            神秘的で謎めいた石盤を、マンホールの蓋と一緒にするなんて、不敬

            きわまりない?  
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青梅 吉野梅郷

2013-03-20 10:08:04 | 季節の花々
             

             青梅の梅の花は今ちょうど見頃です。例年よりかなり遅いようです。

             桜はもうかなり咲いています。こちらは例年よりかなり早い。寒か

             ったのが急に初夏の陽気になったりで、木もとまどっているかも

             しれません。ここの梅の公園は「吉野梅郷」という名前からも、全

             山薄桃色にけぶる様子からも、奈良の吉野山が連想されます。

             

             

             

             紅梅、白梅、ピンクの梅の花、どれもきれいです。梅は桜のよう

             にハラハラ散らず、長く枝にしっかりくっついているところに根性

             を感じます。中国で桜より珍重されてきた理由はそのへんかも。

             

             大きなしだれ梅。どこかのおうちの梅ですが、この辺り一帯、個人

             の家の庭に梅の木が植えられ、オープンガーデンになっていると

             ころもあり、さすが梅の里という感じです。

             

             とは言え、公園内はともかく、なぜか梅の木が少なくもう一息

             華やかさが足りない気がしたのですが、それもそのはず、かな

             りの本数の梅の木が最近伐採されたようです。理由は伝染病。

             梅や桜を冒すウィルスが蔓延しているそうで、ちょっと心配です。

             観光客は気楽に楽しむだけですが、きれいな梅の山里を守る

             のは大変なことでしょう。
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どの花見ても

2013-03-18 16:21:58 | 季節
           

           本家本元の伊豆の河津町の河津桜は、もう終りかけのようですが、

           奈良の夫の実家の河津桜は今満開です。数年前ここ川崎の園芸

           店で買った2本の1メートルほどの苗木を庭に植えたものが、大き

           くなって、きれいなピンクの花をたくさん咲かせています。

           

           染井吉野ももう開花したとか。今年は梅も、この河津桜も遅かったのに、

           この間からの暖かさで、一足飛びに春本番となってきました。木蓮も

           辛夷も雪柳も、遅れるものかとばかりに、今一斉に満開です。花いっぱ

           いなのはいいけれど、今年は何だかせわしない。

           

           黄色い山茱萸も満開です。明るい黄色い花から、ハルコガネとも呼ば

           れるそうです。秋には真っ赤な実をつけるのでアキサンゴとも。色々

           なきれいな名前があっていいですね。

           

           山茱萸の下にヒマラヤ雪の下も咲いています。河津桜に負けない鮮や

           かなピンクの花です。ヒマラヤが付く名前にロマンを感じますが、やは

           りヒマラヤ山脈あたりが原産のようです。花言葉は「順応」、「忍耐」。

           ふさわしい花言葉です。寒いヒマラヤからやってきて、島国の温帯

           (亜熱帯になりかけている?)日本にも健気に適応して、可愛い花を

           咲かせていますからね。      
           
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