関東地方もついに梅雨入りです。雨に濡れたカラーリリーの白い色が鮮やか
です。カラーは南アフリカ原産の花。和名は阿蘭陀海芋。江戸時代にオラン
ダ船に運ばれて日本に入ってきたのだそうです。
ホタルブクロもこの季節の花です。その名は、子どもがこの花の中に
ホタルを入れて遊んだことに由来するんですって。昔の子どもたちの
遊ぶ様子が目に浮かんでくるようですね。この種の花の総称はつりが
ね草(カンパニュラ)。地中海原産で、世界中で愛されている花です。
牡丹は中国原産だそうで、百花の王とか富貴草などとも呼ばれます。
豪華絢爛な花です。奈良の長谷寺など、牡丹の名所があちこちにあ
ります。様々な色の牡丹の満開の姿は、まさに咲き誇っているという
表現がピッタリです。
生田緑地のばら苑の片隅で、エーデルワイスが売られていました。
「高貴な白」という名前のこの地味なでも可憐な花は、「サウンド・
オブ・ミュージック」の歌でもおなじみで、アルプスの高山に咲くイ
メージです。オーストリアやスイスの国花でもあります。日本名は
ウスユキソウ。日本の暑い夏でも平気な種類なのでしょうか?
エーデルワイスとは逆に、南国の花のイメージのブーゲンビリア
もこの頃見かけます。中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林が原
産です。鮮やかな赤い花をよく見かけますが、ピンクや黄色のも
のもあります。白い花もとてもきれいです。フランス人の探検家の
名前がついたこの花が、日本で普通に見られるようになったのは
温暖化のせい?とすると、ちょっと考えてしまいますが、美しい花々
が身近に見られるのはうれしいことです。