キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

なっちゃん、多少食欲が戻る

2015-10-22 11:42:53 | 季節
            

            優しいコスモスの花も少しすがれ気味になってきました。身の回りに少

            し変化があるせいでしょうか、枯れ行く花を見ても、妙にセンチメンタル

            になる今日このごろです。秋だから?そんな題名の歌もありましたね。

            

          すがれ行く花もあるけれど、今を盛りの花もあります。秋明菊の凛とした美しさ。

            

            石蕗の明るい黄色とつやつやした緑の葉っぱ。

            

            秋晴れのお散歩日和が続いているからでしょうか、なっちゃんの食欲

            が少し戻ってきました。ドッグフードをいろいろ変えてみても、はかばか

            しく食べないので、近頃はごはんに生卵と鰹節をかけたものが朝食で

            す。これは即食べます。なかなかのグルメ犬になってきました。

            

            この頃、ネットやテレビでは猫がやたら取り上げられて、もてはやさ

            れているような気がします。しかも犬と比較して。犬派の私(と言って

            も、なっちゃんしか飼ったことがないのですが)はやっぱり犬が好き。

            

            犬の人に媚びるところがいや、猫のツンデレなところが良いなんて言

            う人がいます。そういう意味では、なっちゃんは全く犬らしくないん

            です。呼んでも来ないし、さわると嫌がって逃げるし、家人が帰って

            きても出迎えるどころか、しっぽ一つ振らない。まるで猫。と言うこと

            は、私はやっぱり猫が好き? 
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土屋先生の奥様

2015-10-15 14:46:37 | 
            

            ハナミズキの赤い実と葉が晴天の秋空に映えてきれいです。朝晩

            はめっきり寒くなってきました。「めっきり」って目に見えてはっきり

            という意味ですが、「めっきり暖かく」とか「めっきり暑く」とかは言い

            ませんね。寒いとか、衰えるとか、否定的な時に使うようです。おも

            しろい言葉ですね。             

妻と罰 (文春文庫)
土屋賢二
文藝春秋

            灯火親しむには良い季節ですが、あんまり大した本は読んでいません。

            相変わらず肩の凝らない(本当はめちゃくちゃ凝っていて、スポーツ

            の秋にするべきなのですが、なにせインドア派で‥‥と言い訳しつつ)

            コージーミステリーがほとんどですが、”哲学者”土屋賢二先生のエッ

            セイも読み漁っています。「読み漁る」とは「ゴミ箱を漁る」など連想

            される、読んでいる本に対して失礼な言葉ですが、「買った上で、読

            まないでもらいたい」とおっしゃる土屋先生の本を、面白くて手放せず

            むさぼり読んでいる訳で、お許し願えるでしょう。もっとも、図書館で

            借りて読んでいるので、買ってはいないのですが。

ワラをつかむ男
土屋賢二
文藝春秋

            土屋先生は東京大学卒業、御茶の水女子大元教授という大哲学者なの

            で、元来は高邁な哲学の探求者でいらっしゃるのでしょうが、エッセイは

            抱腹絶倒、詭弁、屁理屈、曲論正論、なんでもありで、楽しく読めます。

            どのエッセイ集にも土屋先生の奥様が再三再四登場しますが、この

            方がご傲慢不遜、残虐非道、理屈が通じず、夫を虐げる。ソクラテスの

            妻や、夫の作曲した楽譜を髪の毛のカーラー代わりにしたハイドンの妻

            の上を行く悪恐妻として登場するのです。

ツチヤの口車 (文春文庫)
土屋 賢二
文藝春秋

            本当にこんな奥様でしょうか?もし私が奥様で、本当にこんな性格の

            女性なら、自分がそんな女であるはずでないと考えるでしょうから、世

            間に対して自分の悪口を言いふらす夫を殺して、自分も自殺するかも

            しれません。実際、解説を読むと、書かれているのとは正反対のすてき

            な奥様のようです。それか、奥様は絶対に自分の本を読まないという自

            信が土屋先生にあるか。

ツチヤの貧格 (文春文庫)
土屋賢二
文藝春秋

            思うに、土屋先生は、女性から理不尽な扱いを受けてきたと思い込ん

            いらっしゃるような。それが女子大の教授になって助長された?それを

            女性の代表としての奥様におっかぶせていらっしゃるのでは。まあ、私

            も、夫に八つ当たりしている、理不尽に怒っている、分かっているけど

            自分の非は認めないなんてことは多々ありますが。それはまあ、お互い

            様ですしね。          
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Ich liebe dich

2015-10-11 15:11:21 | 季節の花々
              

              娘がドイツ旅行から帰ってきました。ミュンヘンのオクトーバーフェスト

              や、ノイシュバンシュタイン城や、楽しかったようです。まあどこへ行っ

              ても、多少嫌なことがあっても、旅行ってそれなりに楽しいものですが。

              20センチほどもあるハート型のクッキー。古典的なおみやげ品っていう

              感じです。Ich Liebe Dichと書いてあります。I love you. Ich Liebe Dich.

              万国共通のフレーズです。ベートーベンに"Ich liebe dich"という優しく

              可憐な歌曲があります。

                Ich liebe dich,so wie du mich, am Abend und am Morgen...

                私はあなたを愛してる、あなたが私を愛するように、夕べも朝も、、、

              ドイツはそろそろ紅葉が始まりかけたきれいな季節だったようです。

              

              日本も、いよいよ秋本番というこの頃です。日本の秋を飾る花”菊”の

              季節です。菊花展などの大輪の見事な菊も良いけれど、ご近所の庭

              に群れて咲く小菊や、お花屋さんの鉢植えの菊にも、秋を感じます。

              

              

              

              殊に淡い紫の菊には味わいがあります。「キク」ということばは漢語か

              ら来ているそうです。音読みが「キク」で、訓読みはありませんものね。

              「遠い山から吹いてくる、小寒い風に揺れながら、気高く清く匂う花、きれ

              いな野菊、うす紫よ」この季節になると、いつもこの童謡を思い出します。              
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アウグスブルクから届いたDANKE!

2015-10-07 11:29:30 | 世界
             

             先日東京を案内した、というか一緒に歩いたアウグスブルのアルフレート

             からお礼が届きました。ドイツ人だからか人柄なのか、なかなか律儀です。

             

             中には、FRIEDENSHAUSフリーデンスハウス(平和の家)という家の

             形の小さな木の塊が入っていました。平和のシンボルとして、贈り物

             にされるもののようです。私がもらったのは青い色の家でしたが、様々

             な色の家があるようです。

             

             表には鳩が、裏には世界中の「平和」を意味する言葉が書かれています。

             

             一緒に小さな詩集も入っていました。アウグスブルクの美しい建物

             や自然の写真に詩片が添えられています。

             

               「秋は第二の春、木の葉がみな咲き輝くから」 アルベルト・カミュ

             しゃれていますね。

             私の方からも、日本の美しい秋を届ける物を送ろうと思います。
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栗のケーキ

2015-10-05 16:50:07 | 世界
              

              あっという間に金木犀の季節が過ぎて行きました。今年は雨のせ

              いかとても短かったような。もう街には金木犀の香りはありません。

              風が涼しく、秋の気配が濃くなってきました。ご近所の庭の片隅

              に白と黄色のミニバラが。そこだけポッと明るく華やいでいました。               

                   

              これはあざみの種類の花でしょうか。小花がたくさんついて、白く

              煙ったような感じが優雅です。散歩をしていると、いろいろな植物

              に出会います。名前を知りたいと思うのですが、調べがつかない

              ものがたくさんあります。これもその一つ。

              

              栗をたくさんもらったのですが、硬い皮を剥く根気がありません。

              皮のままゆでて、二つに割り、中身をスプーンですくい出して牛乳

              や砂糖を混ぜてミキサーにかけ、栗ペーストをたくさん作りました。

              その一部を入れてケーキを焼きました。美味しい!モンブランなど、

              栗を使ったお菓子はおいしいですね。

              

              

              夏以来ハマっているのが、コットンパールを使ったネックレス作り

              です。値段は真珠の100分の1もしない綿を丸めてニスを塗っただ

              けのパールで、おもちゃっぽい感じもありますが、その手作り感が

              魅力です。ネットオークションに出したら、売れるかな?
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天高く犬安らぐ秋

2015-10-02 14:13:32 | 季節
             

             一晩吹き荒れた爆弾低気圧がすぎさって、きれいな秋空が広がりました。

             

             花水木の実が赤くなり、葉も色づいてきました。

             

             夏前から咲いている百日草は、その名の通りまだまだ元気です。

             

             夏の間どんどん体重が減って、元気がなく、どことなく憂鬱そうだっ

             たなっちゃんは、、食欲はまだそれほど戻っていませんが、なんとな

             く落ち着いてきました。気持よくお散歩できるのがいいのでしょうか。

             

             寝顔の安らかなこと。散歩以外の時はたいてい寝ているんですけどね。

             easy goingな日常です。でもその顔を見ていると、こちらも癒やされます。

             一緒にお昼寝したくなります。
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