連日の異常な猛暑の中、もう五月も終わろうとしているこの時期に
御近所の垣根に、どうゆうわけか赤い赤いツツジの花が満開です。
小山のうえに
ひとりいて
赤いつつじの
みつをすう
どこまで青い
春のそら
わたしは小さな
ありかしら
あまいつつじの
みつをすう
わたしは黒い
ありかしら 金子みすゞ童謡集より「つつじ」
金子みすゞのかわいい童謡詩を思い出す真っ赤なツツジです。ほとん
どひらがなで書かれている中で、各フレーズに一つずつ、赤、青、黒
と色の名前が漢字なのが効果的です。
ほんの10日ほど時が流れただけで、道端に咲く花の種類が変わって
いくのが、面白く、またはかなく思われます。もうマツムシソウが
咲いています。マツムシ(スズムシ)が鳴く頃に咲くので、そう呼
ばれているというのに。それとも違う種類の花でしょうか。
ホタルブクロも咲いています。こんな街中では、中に蛍が入っている
ことは、まず期待できませんが。