キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

秋の薔薇3

2012-10-30 10:29:09 | 季節の花々
           

            生田緑地薔薇苑の雨に濡れた白バラ、清楚できれいでした。

           

            「白ばらの匂う夕べは」という歌を知っていますか?ドイツ民謡です。

             白ばらの匂う夕べは
             月も夢をみている
             窓辺のまがきの闇よりほのかに
             別れた友の手
             ひとり想う
             白ばらの匂う夕べは
             月も夢をみている         作詞:高橋伸夫

            日本語の歌詞は、白バラの咲く情景が美しい抒情歌です。

            でも、ドイツ語の元歌詞は"Freut Euch des Lebens"

            「人生を楽しみなさい、ランプの灯っているうちに、
             バラを摘み取りなさい、枯れないうちに、、、」

            なんていう、結構元気な調子の歌です。

           

            明治時代に日本に入ってきた西洋の曲の歌詞が、本歌とは違って、

            花鳥風月にことよせて歌う歌詞になっているのは面白いことです。

            ライ麦畑で恋人同士が出会う歌が、「夕空晴れて、秋風吹き、、、」

            になり、「昔の友が忘れられようか」が「蛍の光、窓の雪」になり、

            「君と別れた最後の夜、、、」が「園の小百合、撫子、垣根の千草

            、、、」になり。日本人が自然を友として生きてきたことを表してい

            るのでしょうか。

           
             


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秋の薔薇2

2012-10-29 19:56:13 | 季節の花々
            

            ピンクや赤いバラは定番ですが、オレンジ色や黄色いバラも、

            とてもきれいです。私は黄色いバラの方が好きかも。

           

            花言葉が「嫉妬」。あまりきれいだから却ってこんな名前が、

            ついているのかも。

           

            花びらの周りがギザギザのこんなきれいな花も。

           

            これはローラという名前のバラのよう。

           

            スィート・ダイアナというダイアナ妃にちなんだバラも黄色です。
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秋の薔薇

2012-10-29 08:01:14 | 季節の花々
          

              生田緑地の薔薇園へ秋の薔薇を見に行きました。

              ここは以前、向ヶ丘遊園という遊園地があった所

              で、今は有志の方々が薔薇園を存続させ、春と秋

              公開してくれます。

          

              春に比べると華やかさは少ないものの、やはり

              色とりどりの薔薇は美しい。

          

              ピンクの薔薇だけでも、一重から八重まで、

          

              小ぶりなのから大輪まで、

          

              いくら見ても見飽きません。
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Happy Halloween!

2012-10-28 08:45:50 | 行事
            

           川崎の駅前やディズニーランドなど遊園地では、ハロウィン・パー

           ティーで大盛り上がりのようです。ちょっと前までは、そうでもなかっ

           たのに。でも、仮装してお菓子をもらって歩くなんていうのは、子ど

           もにしたら、これ以上ない面白いお祭りですね。もっとも、大人の方

           が楽しんでいる気配もありますが。

            

           これは横浜山の手のエリスマン邸のハロウィン飾りの一部です。

           ハロウィンはケルト由来のお祭りで、キリスト教では万聖節11月

           1日の前夜祭ということになりますが、魔女やら何やらおどろおどろ

           しい物が出てくる異教の匂いのするお祭りです。それがかえって魅

           力なのかも。正統的なキリスト教は「カルト的」だと非難しているよう

           ですが。まあ、日本では意味を考えて遊んでいる人は少なそうです。

            

           これは、今はなき洋菓子店”プチアンジュ”のハロウィン飾り。

           とても美味しいお菓子の店でした。今も違う人が違う名前でお

           菓子屋さんを営業しています。前を通りかかりましたが、ハロ

           ウィンの飾り付けはまったくありませんでした。何か寂しい。

           

          ハロウィンというと、チャーリー・ブラウンのライナスを思い出します。

          彼はサンタクロースを信じるように、カボチャ大王Great Pumpkinの存

          在を信じていて、毎年ハロウィンにやって来ると心待ちにしています。

          カボチャ大王を待っている時には、あのトレードマークのセイフティ・

          ブランケット(安心毛布)も要らないほど。アメリカの子どもたちにとっ

          ては何物にも代えがたい、楽しい一日なのでしょう。カボチャのオレン

          ジ色が心を暖かくしてくれます。今日はパンプキンパイでも作りましょう。
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なっちゃん、お散歩ですわりこむ

2012-10-26 18:45:00 | 季節
             

          「犬も子どももちょっとは言うことを聞いてほしいわ」なんてネットで書き

          込んでいる人がいました。ほんとにそう。うちの柴犬なっちゃん、おとなし

          く、可愛くて、ほんとにいい子ねと言われますが、言うことを聞きません。

           
          
              散歩に行くと、突然座り込み、

                     

                    どうしても動こうとしません。

           

             この季節、風が爽やかで、お外にいたい気持ちはわかりますが、

             そろそろ日も暮れてきて、カラスも山のお家へ帰りましたよ。

             でもね、こんな平和な日常、いつまで続くかと思うと、一瞬一瞬

             がとても愛おしいんです。歳のせいかなあ?
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色のあふれる、なつかしい世界 - スリランカの絵本

2012-10-25 14:51:24 | 絵本
かさどろぼう
Sybil Wettasinghe,猪熊 葉子
徳間書店

        シビル・ウェッタシンハはスリランカの絵本作家です。17才から働き始め、

        絵は独学で学んだそうです。スリランカののどかな村の人々や動物をい

        きいきと、ユーモラスに描いた魅力的な絵本をたくさん出している人です。

        

        むかし、あるスリランカの小さな村の人たちは、傘を見たことがありません

        でした。ある日初めて町へ行ったキリ・ママおじさんは、いろいろな傘を見

        て感心し、一番気に入った模様の傘を1本買って帰りました。ところが、

        村のお店でコーヒーを飲んでいる間に、傘がなくなってしまいました。「だ

        れかが盗んだに違いない」。キリ・ママおじさん、また町に行って2本目の

        傘を買って来ました。でもそれもなくなって、、、。次から次から買ってくる

        かさはみんな盗まれました。おじさんは決心しました。犯人を捕まえてやる

        ぞ。傘の中に小さい紙切れをいっぱい詰め込みました。やっぱり傘は盗ま

        れました。おじさんが地面に落ちた紙切れを辿って行くと、木の枝になくなっ

        た傘がきれいに並んでぶらさがっていました。おじさんは、1本だけ残して、

        持ち帰り、傘屋を開きました。村人たちは大喜びで傘を買いました。あくる

        日、おじさんが1本残した傘はどうなったかと行ってみると、木の枝に開い

        た傘がぶらさがり、その中に子ザルが座って、にっこり笑っていました。

きつねのホイティ (世界傑作絵本シリーズ)
シビル ウェッタシンハ,Sybil Wettasinghe,松岡 享子
福音館書店

        『かさどろぼう』の子ザルも、この『きつねのホイティ』のきつねも、村の

        日常の暮らしに何の違和感もなく溶けこんでいるからでしょうね。遠い

        日本でこのお話を読む私の心にもすっと入ってきて、何とも言えず伸びや

        かなユーモアを感じさせてくれます。カラフルな絵は、結構渋めの色使い

        なのですが、イタリアなどの色とはまた違い、そのアジア的な絵と相まっ

        て、非常に良い味を出しています。

ねこのくにのおきゃくさま (世界傑作絵本シリーズ)
Sybil Wettasinghe,松岡 享子
福音館書店

         この『ねこのくにのおきゃくさま』は、働くことも大事だけれど、歌っ

         たり、踊ったり、楽しむことも必要なんだよと教えてくれる絵本です。
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あかいはっぱ きいろいはっぱ - Red Leaf Yellow Leaf

2012-10-24 14:22:20 | 絵本
           

            近くの小さい図書館の庭の花水木が色づいています。

            花水木は春の花もいいけれど、秋の紅葉もきれいです。

           

            英語ではドッグウッドっていうんですね。あんまりきれいな名前

            じゃありません。アメリカから来た木だけど、名前は日本の勝ち!

Red Leaf, Yellow Leaf
Lois Ehlert
Harcourt Childrens Books (J)

あかいはっぱきいろいはっぱ (かがくのほん)
Lois Ehlert,阿部 日奈子
福音館書店

          随分前に買った"Red Leaf, Yellow Leaf"を久しぶりに開きました。

          この時期にピッタリの絵本です。日本語訳が(かがくのほん)と

          なっているように、カエデの種から説明が始まって、芽が出て、

          育って、葉をつけて、色づいてと、木の一生をじょうずに説明

          しています。

          

          
          様々な素材を貼り絵風に使った、カラフルな、楽しい大型絵本です。

Leaf Man (Ala Notable Children's Books. Younger Readers (Awards))
Lois Ehlert
Harcourt Childrens Books (J)

          美術の先生だったロイス・エイラトさんには、こんな楽しい

          葉っぱマンのコラージュ絵本もあります。
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秋の七草

2012-10-23 10:37:32 | 季節の花々
          

         秋の七草は「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」

         このうち、朝顔の花は今で言う桔梗のことだそうです。春の七草と違って

         食べるのではなく鑑賞する七草です。どれも派手さのない楚々とした慎ま

         しやかな花です。でも、藤袴は実際に見たことがない気がします。万葉の

         昔から親しまれてきた、河原などに群生する花だというのに。それもその

         はず、どんどん数を減らし、準絶滅危惧種に指定されているのだそうです。

         散歩の途中、あるお家の前で見た上の花は、園芸店で「フジバカマ」とし

         て売られています。なるほど藤袴の親戚ではあるようですが、昔から野辺

         に咲いていたのとはちょっと違って、フジバカマとヒヨドリソウの交配種だ

         そうです。可愛らしい花ですが、やはり本家本元の藤袴になんとか復活し

         てもらいたいものです。

          

         この花もこのごろ良く見かけます。ホトトギス。斑紋がホトトギスの胸毛

         の模様に似ているところから名付けられたそうです。今のところ、本家の

         紫色のホトトギスは健在ですが、同じ種のうちでも、キバナホトトギスなど

         数種類はやはり絶滅危惧種になっています。動物植物、受難の時代です。

          

         そうかと思うと、今まで日本になかった植物がどんどん入ってきます。

         これは南米原産のシーマニア。赤いべべ着た金魚が餌を食べようと、

         口を開いているような形の可愛い花です。私の誕生日の花でもある

         ので愛着があります。花言葉は「コミュニケーション」。いかにも外来

         来種らしいですね。
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秋吉敏子

2012-10-22 15:03:16 | ミュージック
アメイジング・トシコ・アキヨシ
秋吉敏子,ジーン・チェリコ,ハーブ・エリス,ジェイク・ハナ,レイ・ブラウン,J.C.ハード
ユニバーサル ミュージック クラシック

       オペラシティヘ秋吉敏子のコンサートに行きました。65周年チャリティー・コンサー

       ト!縁のある陸前高田市に小・中学校を再建するための寄付を募るコンサート。

       すばらしいですね、1929年生まれだから、御歳83才です!ものすごくパワフル。

       波乱万丈の人生を歩んでこられた方ですが、アフリカン・アメリアカン発祥の

       ジャズのピアニストとして、やはりアイデンティティに悩まれて、花伝書や五輪

       書で日本回帰され、日本文化とジャズの融合を目指して、成功されています。

       あのジャングルから数十年ぶりに帰還した小野田さんをイメージして作曲した

       『孤軍』、フルートやドラムで尺八や皷のような音を表現していて、深い感動

       を呼びます。

ジャズと生きる (岩波新書)
穐吉 敏子
岩波書店

       満州から引き上げてきて、15歳から米軍のクラブで、ピアノを弾き、その後

       米国に渡って、バークレー音楽院を出て活躍を始め、結婚し、娘を産み、離婚

       し、再婚し、、、。私には想像のつかない途方も無い人生ですが、一番感銘を

       受けるのは、65年間倦まず弛まず自分の道を追求し、しかも進化してきたこと

       です。すごいですね。私なんか、自分の人生を振り返ると、何一つ積み上げて

       きたものがないような気がして、ちょっとがっかりしてしまいます。まあ、こんな

       圧倒的な人物と比べるのが間違っているのでしょうね。

トシコ、旧友に会う
秋吉敏子
キングレコード


       この1961年録音のレコードをCD化した1枚、日本に帰ってきた敏子が渡辺貞夫

       たちとセッションしたものですが、いい感じです。レトロなジャケットもすてき。  
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かぼちゃウィーク

2012-10-19 14:19:16 | 季節
かぼちゃスープ
Helen Cooper,せな あいこ
アスラン書房

        ハロウィンが近づいて来ました。ハロウィンにはかぼちゃがつきものですが、

        じっさい、かぼちゃのおいしい季節です。ごきげんな「かぼちゃ」の絵本を

        見つけました。”かぼちゃスープ”。どのページの絵も温かいかぼちゃ色。

        

        ネコとリスと小さいアヒルが仲良く暮らしていました。毎日いおいしいかぼ

        ちゃのスープを作ります。ネコがきりわけ、リスがかきまぜ、アヒルが塩

        で味付け。でもある日、アヒルがかきまぜたいとわがままを言い出して大

        げんか。アヒルは家出をしてしまいます。夜になっても帰ってこないので、

        ネコとリスは心配でさびしくて、悲しくて、アヒルをさがしに出かけましたが、

        見つかりません。とぼとぼ家にもどると、アヒルが帰っていました。おおよ

        ろこびのネコとリス。さあ、かぼちゃのスープを作りましょう!今日だけは、

        アヒルがかきまぜても、はねちらかしても許してあげましょう。ほうら、おい

        しいかぼちゃスープができました。

        

        大胆なタッチの絵がファンキー。動物たちの表情が豊かで、かぼちゃスープ

        のおいしそうなこと!早速、かぼちゃスープが食べたくなりました。

            

        切り分け、かき混ぜ、お塩で味を整えたのは、わが娘。私は付け合せの

        サラダを作りました。ゴロゴロかぼちゃにほうれん草とソーセージも入れ

        て、美味しいかぼちゃのクリームシチューになりました。

            

        そうこうしていると、息子の奥さん、つまりおよめさんから手作りかぼちゃ

        パンをもらいました。きれいなかぼちゃ色でしょう!しっとりとして、味も

        絶品。心にも眼にも舌にも美味しいかぼちゃウィークになりました。
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