生田緑地薔薇苑の雨に濡れた白バラ、清楚できれいでした。
「白ばらの匂う夕べは」という歌を知っていますか?ドイツ民謡です。
白ばらの匂う夕べは
月も夢をみている
窓辺のまがきの闇よりほのかに
別れた友の手
ひとり想う
白ばらの匂う夕べは
月も夢をみている 作詞:高橋伸夫
日本語の歌詞は、白バラの咲く情景が美しい抒情歌です。
でも、ドイツ語の元歌詞は"Freut Euch des Lebens"
「人生を楽しみなさい、ランプの灯っているうちに、
バラを摘み取りなさい、枯れないうちに、、、」
なんていう、結構元気な調子の歌です。
明治時代に日本に入ってきた西洋の曲の歌詞が、本歌とは違って、
花鳥風月にことよせて歌う歌詞になっているのは面白いことです。
ライ麦畑で恋人同士が出会う歌が、「夕空晴れて、秋風吹き、、、」
になり、「昔の友が忘れられようか」が「蛍の光、窓の雪」になり、
「君と別れた最後の夜、、、」が「園の小百合、撫子、垣根の千草
、、、」になり。日本人が自然を友として生きてきたことを表してい
るのでしょうか。