キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

能勢の妙見山で嵐に出会う

2023-04-23 14:53:55 | 旅行
      
     
    大学に通っていたころ、近くに「能勢の妙見さん」というお寺がありました。

    妙見と言う名前に興味を惹かれ、行って見たいと思いつつ、そのままになり、

    先日同じ大学だった夫と四十数年ぶりに大学を訪れた後、行ってみました。

    妙見菩薩と言うのは北極星を神格化した仏様だそうです。道教や密教の要素

    もあり、神仏混交の聖地です。また、この地の能勢氏の菩提寺でもあり、そ

    の家紋が切竹矢筈十字で、キリスト教の十字架に似ているので、関係がある

    のかないのか。なかなか面白いお寺です。お天気が良ければもっと詳しく見

    て回ったのですが。

      

    ところがその日は、春の嵐。お寺に至る険しい山道は、まるで川のように

    水が流れ、遭難するかとおもったほどでした。

      

      傘もさせない大風。うっそうと茂る木々がごうごうと音を立て、迫力満点。
 
      境内には人っ子一人いませんでした。

      

      

      

      幻想的と言えば幻想的な風景でしたが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊野本宮

2021-12-27 11:39:01 | 旅行
       

        紀伊山地、熊野古道には熊野三山t歩呼ばれる日本黎明期の三つのお社があります。

       そのうちの熊野本宮大社を訪れました。創設は第十代の崇神天皇時代という言い伝

       えですから、紀元前、神話の時代。御祭神は素戔嗚尊。ますます古事記の世界です。

       

       

       明治中期に大洪水で流され少し山側に移転しています。元の場所は今大斎原と呼ばれ、

       高さ34メートルの日本一大きい鳥居が立っていて、厳かな空気が流れています。

       

       

       移転した現在のお社も、厳かな雰囲気です。

       

       太陽の化身と言われ、神武天皇を大和の国に導いたとされる八咫烏が神の使い

       として昔から信仰を集めてきました。三本の足は天、地、人を表すそうです。

       

         

       八咫烏はJFAのマークとして知られていますね。サッカー関係者も多く訪れる

       ようです。サッカーを最初に日本に紹介したのが、熊野の方だったとのことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

依水園

2021-11-15 10:39:03 | 旅行
  

  依水園はぜいたくにも東大寺南大門と若草山をh借景にした美しい庭園です。

  江戸時代初期作庭の前園と、明治期の後園からなっています。

  

  東大寺近くの閑静な、いかにも奈良らしい落ち着いた区域にあり、コロナ禍前は

  外国人で大賑わいでしたが、今は静か。程よく色づき始めた木々が美しい。

  

  

  

  

  

  隣接する寧楽美術館。大和屋根と呼ばれる少し湾曲した屋根が特長的です。

  田能村竹田の絵や、数多くの篆刻作品が、面白い美術館です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室生寺

2021-11-13 16:21:42 | 旅行
  

  11月4日、まだ紅葉には少し早いかなと言いつつ、友人と夫と女人高野室生寺を

  訪れました。でももう銀杏が黄金色に色づき、朱色の門に映えてきれいでした。

  

  

  国宝の金堂。

  

  弥勒堂。

  

  金堂へ登る石段。

  

     

     

  優美この上ない五重塔。でも、この五重塔、平成十年の大台風で、倒れた

  巨大杉に直撃されて、見るも無残な姿になってしまったのを、二年余りか

  けて修復しました。その時の調査で、怪我の功名と言うか建立年が800年

  だと言うことが分かったのだそうです。フェノロサは薬師寺の東塔を「凍

  れる音楽」と評したそうですが、この塔も形は小ぶりですが、時を忘れて

  眺め、愛でていたいような、宝石のような美しさです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍王が淵

2021-11-12 11:11:37 | 旅行
   

   室生寺に近い山間に、その池はありました。龍王が淵と言う名前そのままに

   神秘的な池です。

   

   

   

   曇りのない鏡のような水面に衝撃的な鮮明さで木々が映っています。吸い込まれそう。

   龍王が潜んでいるような雰囲気にゾクゾクします。

   

   

   

   

   死ぬまでに一度は見たい絶景に選ばれたこともあるとか。

   

   池のほとりに堀越神社という小さな神社があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真鶴半島

2020-07-19 10:12:13 | 旅行
      

   伊豆山神社のある山中で湧き出した湯が海岸へ走り落ちるので、走り湯と

   名づけられた温泉の出口です。洞窟の中を少し行くと、煮えたぎった湯が

   ぼこぼこと沸いている異様で強烈な印象です。日本では珍しい横穴式源

   泉。熱海は海の中から湯が沸いていることで付けられた名前だそううで、

   この一帯、よっぽど地下が、熱く煮えたぎっているのでしょうね。

      

   熱海から県境を超えればすぐに真鶴半島があります。半島と呼べるかどうか、

   伊豆半島の付け根にちょこっと突き出たちっちゃな突起のような場所です。

      

      

   ところが、侮るなかれ、なかなかに見どころの多い半島です。内陸部は

   もののけ姫の舞台意を思わせる原生林で、シダが生い茂っています。

      

      

   原生林を抜けて岬の突端まで行くと名勝地、「三ツ石海岸」があります。

   潮が引くと三ツ石まで歩いて行けるそうです。三ツ石越しのご来光が、

   それはそれは美しいとか。思わぬ穴場でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊豆山神社

2020-07-17 10:34:43 | 旅行
       

    今週初め、ちょっとだけ県をまたいでみました。静岡県熱海の伊豆山へ。

    伊豆山は伊豆という名前の発祥の地と言われている、熱海の海を見下

    ろす高台です。

       

   伊豆山神社は第五代孝昭天皇時代創建と伝えられる古い古い神社です。

       

       

       

    流刑の身であった源頼朝と北条政子の逢瀬の地であったため、縁結び、

    恋愛成就のご利益があるとされています。二人が座って愛を語らったと

    いう岩があります。熱海の海岸から急坂を登った山の上にある、静かな

    美しい神社です。

       

       

       

   水を司る白い竜と火を司る赤い竜がシンボルの温泉の守り神でもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月の砂漠

2020-03-16 16:19:50 | 旅行
        

   連日家にこもる生活が続き、気分転換に千葉房総半島御宿へ行きました。

   童謡「月の砂漠」の舞台となった所です。狭い砂浜ですが、ラクダに乗っ

   た王子様、王女様の像が可愛く、なかなかフォトジェニックな場所でした。

        

   側に「月の砂漠記念館」というのがありますが、コロナで休館中でした。

        

        

        

        

   加藤まさおという詩人で画家の作詞です。加藤は病気静養のため、

   ここに滞在したのだとか。でもこの地がモデルというのには異論も

   あり、生まれ育った静岡がモデルだという説もあります。実際はア

   ラビアの砂漠をイメージして作ったようですが。記念館まで建てて、

   観光の目玉にしてくれているのだから、反対することもないでしょ

   うと言っていたそうです。太っ腹で、良い感じですね。浅い川が砂

   の上を走り、海に流れ込む景色がちょっと独特で面白い所でした。

        

   一緒に行った冬君、ラクダ像とのツーショット。砂漠のキツネならぬ柴犬。
        
        

   なっちゃんは、足が砂にめり込むのが嫌なようで,迷惑顔。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽光溢れる淡路島2

2020-02-09 11:41:23 | 旅行
       

       淡路島は古事記冒頭の国生み神話で、伊弉諾、伊弉冉の二神が夫婦となり

       次々と国を作っていきますが、その最初の地がこの淡路島。いわば日本国

       発祥の島です。国生みを終えた伊弉諾の命が余生を過ごされたという伊弉

       諾神宮。規模は大きくありませんが、古さびた荘厳な神社です。

       

          

       まさに日本発祥の地であるとされる所には、おのころ島神社という

       のもあります。今回は残念ながらうかがえませんでしたが。

       

       国生み神話以外にも、淡路島はその立地から、平家に絡んだ伝説や
   
       遺構もあります。これは平通盛の妻小宰相の局という人を祀る塚で

       お局塚と呼ばれています。この人、平家物語一の絶世の美女で、通

       盛が戦死した後を追って入水したのを、村人たちが引き揚げてこの

       地に葬ったのだとか。

       

       一緒に旅した友人が、能の一部を面を着けずに舞う仕舞というのを

       やっている風雅な女性なのですが、自分が舞ったことのある小宰相
 
       の墓所をぜひ見たいというので、行ったのですが、これがなかなか

       大変でした。迷い迷った末、車一台通れるかどうかの急な山道をな

       んとか登り切ったところに、ありました。よくこんな山中に。友人

       は大感激でした。
 
       

       背後には風の強い淡路島に多くある風力発電の風車が。ブンブン唸り
  
       を立てる風車の下で眠る小宰相の局や通盛の家来たち。不思議な光景

       ではありました。

       

       淡路島南西部、播磨灘に面した慶野の松原にあるヴィラ・ヴォルティー

       ジャという素敵なイタリア風のホテルに泊まりました。お部屋も食事も

       イタリアン。良い感じでした。

       

       絶景だという夕日が沈むところは残念ながら雲で見えませんでしたが。

       暮れなずむ海と夕映えの空の景色は十分きれいでした。

       

       

       

       ホテルの夕食。このほかにピッツアとデザートもあったのに、食べる

       のに夢中で写真を撮り忘れました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽光溢れる淡路島1

2020-02-07 11:37:52 | 旅行
       

       1月末の淡路島、灘l黒岩水仙郷。満開でした。今まで見たことのない
 
       程のかなりの急斜面が水仙で埋め尽くされています。

       

       水仙の咲く斜面に設けられたジグザグの道をハーハー言いながら登って

       いくと、白梅が咲き、その向こうに紺碧の瀬戸内海が見晴らせました。

       

       朝10時頃神戸西宮を車で出発して、明石大橋を渡ればもう淡路島。島を

       を縦断して鳴門大橋を渡れば、そこは四国徳島、便利になったものです。

       1月とは思えないほど、暖かい気持ちの良い旅日和でした。海の青、空

       の青の爽やかに美しい事。

       

       

       

       淡路花博の時に整備されたという淡路花さじきへいきました。あまり

       花のない季節ですが、菜の花とストックが満開。花の向こうに大阪湾

       が光っています。ジブリの世界から抜け出てきたような女の子が、踊

       りながら歩いていました。「幸せをよぶライオン」というアースワー

       クがありました。ドイツのミュンヘンに触ると幸せになるというライ

       オン像があるそうですが、それはブロンズの本物のライオンの形の像。
  
       ここのは向日葵みたいで可愛いイラストチックなライオンです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする