日本神話では淡路島は伊弉冉尊、伊弉諾尊が日本列島のうち最初に作った場
所です。瀬戸内海に面し気候温暖な気持ちの良い所です。もっとも阪神大震災
では多大な被害をうけましたが。震災後に行った時はただ通り過ぎただけだった
のですが、今回はステキな淡路島を満喫しました。明石大橋を通って淡路島
を縦断、南あわじ市の慶野松原へ行きました。日本の夕日百選に選ばれている
夕日に黒松の黒々とした影の何と美しかったこと。
午後6時過ぎから7時頃まで、空の色海の色が刻々と変化していきます。
夕日の中に浮かぶ小豆島の美しさと言ったら!
古くは柿本人麻呂がこの浜辺を読んだ歌があります。「飼飯(けひ)の海の
庭良くあらし刈薦(かりこも)の乱れ出ず見ゆ海人の釣り船」。「庭良くあらし」
というのは「漁場の状態が良いようで」という意味だそうです。穏やかな海を
「庭良く」というのは、いかにも海に親しみを持っている感じがしていいですね。
太古の万葉の時代、この海が行き交う船で賑わっていた様子が目に浮かび、
悠久の時の流れを感じたのですが、
慶野松原の直ぐ側の今夜の宿、ヴィラ・オルティージャに戻ると、現代のそこ
は南イタリア!シチリア島へは言ったことがないけれど、ここはシチリアより
美しいかも。白い趣味の良いパティオがほんとにステキ。
夕風に吹かれながら、パティオで夕食を頂きました。赤ワイン、ピッツア(イ
タリア人の職人さんが焼いてくれる)、淡路牛、どれもほんとにおいしかった!
スタッフの皆さん(全員男性)もとても感じが良くて、何より、宿泊料金が
リーゾナブル。豊かな気分になったすてきな一夜でした。
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