キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

エジンバラ2

2016-11-13 10:53:26 | 世界
              

              せっかくエジンバラに来たのだから、エジンバラ城に行きましょう。

              ところが残念、四時を過ぎていて中に入ることはできませんでした。

              でも外からでも十分見応えのあるお城です。

              

              古代からの城で12世紀から16世紀の建物です。キャッスル・ロックと呼ばれる

              岩の上に建っていて、いかにも要塞という感じ。大砲がこちらを狙っています。

              

              

              

              「ただの石だけど迫力がある」どこかのガイドブックに書かれていた通り、

                            

              エジンバラの街全体が石造り。歴史を感じます。エジンバラ城とエリザベス

              女王お気に入りの夏の別荘ホリルードハウス宮殿の間の道は「ロイヤルマ

              イル」と呼ばれる雰囲気のある道です。こんなバブや、

              

              

                    

              由緒有りげな建物が両側に並んでいます。

              

              建物と建物の間にCloseと呼ばれる、こんな細い路地がいくつもあり、大抵

              並行して走る向こう側の道に出ることができます。これは目的の場所へ行く

              抜け道に使えます。滞在二日目には、これを駆使して、ホテルへの行き帰り

              をだいぶ短縮できるようになりました。

              

              エジンバラ城からロイヤルマイルを下った一方の端がホリルードハウス宮

              殿です。英国史や英国文学の好きな人なら、「ああ、あのお城」と思うでしょう。

              悲劇のスコットランド女王メアリー・スチュアートの居城だったところです。

              

              

              

              宮殿の二階にはメアリー女王の宝石など遺品が展示されています。日本語

              の音声ガイドがあり、一部屋一部屋説明付きで回ることができます。深く

              悲しい歴史を感じるミステリアスな空間です。女王が後のジェームス一世

              を産んだ予想外に狭く暗い部屋、夫のダーンリー卿が女王の愛人(?)で

              あったリッツォを虐殺した部屋など、十六世紀の血塗られた出来事がまざ

              まざと浮かんでくる、ちょっと不気味な雰囲気が漂っていました。
              

              

              

              そばにかつての王たちが作った修道院があります。今は廃墟になっていて

              滅びの美とでも言うようなものが感じられる美しい空間になっています。

              

              宮殿からは「アーサー王の椅子」と呼ばれる丘を見晴らすことができ、

              なおいっそう、ケルトの時代やその後の激動のスコットランドの歴史

              に興味がそそられます。                 

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