貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

旅から旅へ

2020-03-04 10:04:18 | 日記

旅から旅へ

令和2年3月4日(水)

 日替わりの天気が始まる。

 今朝は曇天。気温は上がらず。

 時のたつにつれ、寒さを感じる。

 芭蕉の心躍る密かな旅。

  笈の小文の旅は、秘密の紀行。

 その秘密の紀行も4月の末に吉野、

大和、紀伊を巡り、大坂を経て須磨から

明石でターン。

 京に向かい杜国と別れる。

 その後大津、岐阜、名古屋等で3ヶ月

過ごす。

 中山道を歩いて姨捨の月を見て、

そして江戸深川への帰路となる。 

 私は、更科紀行の逆さ、

当時ではお上りさんとなる。

 中山道の宿場町を見つめ直すよい機会。

 さて、中山道は、「中山道六十九次」

でもわかるように、日本橋と三条大橋の

間に69の宿場が栄えていた。

 中野時代、中山道板橋宿の近くに

間借りしていたのと家内の実家は

すぐ傍。

 道の広さと銭湯も懐かしい。

 今回は、鴻巣宿から大井宿まで

お邪魔する予定である。

 3時起床、3時25分出立。

高坂SAで仮眠。7時半着。

 行田市の大長寺参拝!

  左に「しあわせ地蔵」、

右に「ごくらく地蔵」を侍らし、

中央には、「三界萬霊」と記載された

大仏様が鎮座している。

 しばらくは、慈悲深くおっとりの表情

に我を忘れる。 

    

 大仏への思い、願いは説明板に表され

ている。


 
 大長寺は、京都知恩院第29世岌善上人が

元亀天正年間に諸国巡行中、当地へ滞留し、

創建。

 寛永16年(1639)より文政 6年(1823)まで

忍藩主を勤めた阿部豊後守家の菩提寺となり、

享保年間には大仏を寄進される。

 (現在の大仏は平成8年に再建)。

 槇の木の傍に、芭蕉の句碑あり。

  芭蕉句碑の句は、

「古池や  

    蛙飛こむ    

      水の音」

  説明板には、緑泥岩製で、

高さ174センチ、幅 74センチ、

厚さ5センチと記されている。