初めに雨・土ありき!
令和2年4月1日(水)
エイプリルフールも下火?
愉快なエイプリルフールに出合う
一日に!
太田宿にある祐泉寺参拝!
川沿いにある整備されたお寺。
寺伝によれば、文明6年(1474)に、
大道真源が湧泉庵という寺を建立し
たことに始まる。
16世紀の初め、八百津の大仙寺の
末寺として祐川庵と称し、
17世紀後半(寛文年間)に現在の祐泉寺
と改称する。
白砂が波状に整美された庭に
芭蕉句碑。
芭蕉の門弟となった脇本陣3代目の
林由興(冬甫)が師を悼んで建てる。
句は、
「春なれや
名もなき山の
朝かすみ」 。
太田の地で生れ育った明治の文豪
坪内逍遙が述懐の念をこめて詠んだ
「椿の歌」の碑、
北原白秋が祐泉寺を訪れ茶席で
したためた歌碑もある。
逍遙の歌碑は珍しい。
逍遙は、太田宿の出身。
逍遥の歌は、
「山椿 さけるを見れば
いにしへを
幼きときと 神の代を思い」 。
白秋の歌は、
「細葉樫 秋雨降れり
うち見やる 石灯籠の
あお芽いろ」。
住職は
「咲いた花より
咲かせた雨・土を思え」
と説諭している。
幸いなるかな。
雨中の参拝!