ほう ほう 呼ぶ声!
令和2年4月25日(土)
長良川ポケットパーク!
北原白秋の鵜匠頭山下幹司翁歌碑もある。
「篝火の朱にはゆる
君こそは鵜匠なれ 濡れしづく腰蓑の
風折鳥帽子古風にて
すばやくも手にさばく 桧の縄の
はらはらに 時の間よゆく
水のかぎりなき
灯ににほへば 香魚を追ふ鵜の数の
つぎつぎと目にうつりて
ほうほうと呼ぶこゑの
誰ならず夜を惜しむなり」
白秋が昭和2年(1927)8月初旬、
岐阜を訪れ、鵜飼見物の感興を詠んだ
長歌の碑。
その当時の鵜匠頭だった
山下幹司を詠んだもの。
白秋が人を詠んだ歌は、これのみと
いう珍しい歌碑。