知識は使ってこそ技術になる 2

コンディショニング・ケア 道標 と ふくろうスポーツ館 での・・・
健康づくり&介護予防・介護リハビリ の 記録!

水をつかむ!!とは。。

2011-07-24 23:44:07 | スポーツ

お疲れ様です。。  ゆっくりお休みできましたか??  私は、昨日から『実家』に行き“酒をかっ喰らって(江戸弁)”きました。。 7月第4週目は“相模原のお祭り”なので、、例年行事です。。

かみさんは、、お義母さんが『先日“ガン”になって・・・』まだ、、本調子ではないので、、、私一人で行ってきたので、早めに帰って来て・・・ いま『ブログ』を書いております。。

世界水泳(競泳)。。今日から始まりましたので、、、今日は『水泳』をテーマにしてみたいです。。といっても・・・ 職が職だけに、、このテーマばかりですが。。。(@_@;)

ちょっと変ったところで・・・

常歩身体研究所の木寺先生との『掛け合い』をたまに、ネットを通して行っているのですが、、今回は、テーマが『水泳』でしたので、、その掛け合いを・・・

http://www.namiashi.net/

“常歩無限 ~驚異のスポーツ上達法~”という通信をたまに送って来て頂けるのですが・・・

クロール・・・前でキャッチする

先日、クロールの動作について、水泳の専門家の方と話していました。

『優秀な選手はキャッチする位置が前にある』ということをお聞きしました。

可能な限り前方でキャッチする事によって、長く水をかく(プル)する事が出来ます。まず、クロール動作の基礎を理解する為に動画を見て下さい。

http://www.namiashi.net/article/14034344.html

キャッチとはどういうことか確認してみてください。動画の中盤に説明されています。

『エントリー ⇒ キャッチ ⇒ スカーリングプル ⇒ フィニッシュ ⇒ リカバリー』という一連の腕の動きを理解しましょう。

クロールの推進力は7割~8割が腕の動きによってつくりだされます。

キックの推進力はそれほどでもありません。

さて、水を前方でキャッチするにはどうしたらいいでしょうか。

イアンソープ選手の動画を見てみましょう。

http://www.namiashi.net/article/14034344.html

ソープ選手は、水を前方でキャッチしています。動きを観る時には、どんな競技でも共通しているのですが、からだ全体の関連(連鎖)を観る必要があります。

特に体幹と四肢の動きをみるようにします。

例えば、水中で水をかく(プル)のは手(腕9ですので、どうしてもその動きに惑わされます。そうではなく、体幹の動きでキャッチ動作をみてみてください。

まず、肩のローリングとキャッチ・プルの関係をとらえてください。

キャッチやプルは腕ではなく、肩(体幹)のローリングによってつくりだされている事がわかります。

動作の観察の仕方は、『コツ』をつかめば、どの競技も同じです。

という・・・投げかけがあったので、、私は・・・

今回は・・・

水泳ですか・・・。。スイミングコーチ生活26年、、非常に興味のあるところです。

テーマは“キャッチ”でしたね。

水を、液体である“水”を押さえる、つかむ!というのは・・・やはり難しい技術ではあります。『エントリー ~ キャッチ ~ スカーリングプル ~ フィニッシュ ~ リカバリー』という一連の流れ・動きを理解しましょう!という事でした。

この“エントリー”というのも、、もう少し分解できそうです。 まず、入水(掌を下に向けるか、少し外側に向けるのか、目的・距離によって違いも出ますが、、やはり、、肘、肩が指先より高い状態で入水する事が大切だと思います) ⇒ スラスト(水の中で肘が伸びていく動作です。もちろん肘が伸びきるだけではダメで、肩“肩甲骨・体幹”も前へ伸びていかなければ水をつかむ準備にはなりません) ⇒ プレス(木寺さんのいうキャッチにつながるところでしょうか、、スラストで前方へ伸びた“肘・肩”の状態で、掌にて水を押さえます!『自分の手の届く限界前方に線を引き、その線を中指で引っ掛けるように手繰り寄せてくるイメージ』と、、私は説明します!が、、頭の位置より低い位置に掌がなければ“力”をそこに加える事は出来ませんし、指先より手首、手首より肘、肘より肩が高くなければ“力”が入りません)

これが、、エントリーからキャッチまでの流れですが、、イアンソープ選手(現役復帰しましたね(^O^) )は素晴らしいですね。。彼はやわらかい肩を有効に活かして、入水時、頭の中央に近いところへ入れて行きます。ソープが泳いでいるエネルギーにより、“首飾り渦”という船が進行している時と同じ渦が出来ています。船の先頭、舳先に当たった水は進行方向と同じ方向に跳ね返ります。ソープの“舳先”にも同じ現象が起きているので、そこに指先を入れれば水の流れに乗り、腕は前へ伸びるのを助けます。彼は掌を少し外側に向けて“入水”していると思います。そこでローリングを行いながら、“スラスト”を行っていきますが、人には肩幅がありますので、スラスト時に『掌』は外側へ動いていきます(自然に)。肩の前方延長線上に伸びた『肩・肘』を使い、肘の角度は30度で水をキャッチします。そこから、頭の位置から水深に向かい遠ざかる動き(中指で押さえる)を見せながら、小指側から水を抱え込むような動きになってきます。ここが、いわゆる木寺さんのいう“スカーリングプル”という動きになると思うのですが、“スカーリング”というのは良い表現ですね。掌を半分に分けて、親指側と小指側で交互に水を押さえていくのがスカーリングです。小指から抱え込むように入ってきた掌がからだに近付いてきたら親指側からからだの中央を“強く・速く”押していきます(ハードロード)。そして、最後に、、“フィニッシュ”自分の股間を触りにいくような軌道で右手なら右もも外側へ力強くかききります。水泳は“加速度的”に動きますから、エントリーよりフィニッシュの方が、速く、力強い訳です。かきこんだ側の脚でキックをうちますから、つま先は下がってますが股関節(大転子)は上がってきます。そこへ掌をくっつけておけば、水面まで股関節が連れてってくれるわけです。そこで、、『ポケットから手を抜くように・・・』肘を上げ、リカバリー(力を抜いた ⇔ 水の中の動き(プル)は力が入っているので・・・)につなげ、頭の中央(舳先)に運んでいきます。。

まだまだ・・・

私の回答は進むのですが、、木寺さんからの返信も含め、、、長くなるので・・・ また次回。。

北島選手が25日の決勝に進んだみたいですね。。(100m平泳ぎ)・・・ 楽しみです!

(@^^)/~~~