『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『サマーウォーズ』を観た]

2009-08-01 23:56:10 | 物語の感想
☆遅番仕事の前に、公開日の朝一発目を観に行きました。

 MOVIX昭島のロビーは、他の夏休み映画とともに超混んでいました。

 私の『ドラクエⅨ』の<すれ違い通信>は一気に11人をゲットしました^^

 そして、『サマーウォーズ』の館内も超満員!

 私は、後ろから二列目の一番ハジの席でした^^

   ◇

 いや、私、この作品をなめていました。

 ある程度の佳作だろうと思っていました。

 そしたら、凄まじく面白かったです^^v

 ケレン味に欠けますが、『エヴァ:破』に匹敵する高密度・高盛り上がりの作品でした。

   ◇

 ・・・クライマックスで、ヒロイン・夏希が、電脳世界で「敵」と花札勝負をして、賭けチップがなくなって、にっちもさっちもいかなくなっていた・・・。

 その可憐な頬に汗がタラリと垂れて焦っていたとき・・・、ふいに世界中から「元気玉」が集まってきた。

 私は、もう、この時、・・・子供が泣くときに「エグ、エグッ!」とえづくじゃないすか? 涙こそ出なかったけど、喉が「エグ、エグッ!」となるほどの呼吸困難で感動してしまった。

 世界中の仲間が、「こい!」「こい!」「こいこい!」と叫ぶとき、自分の心中の「なんで日本語知ってんだよ」と言うツッコミの言葉とともに、心が異常に高揚した。

 その前後も、畳み掛けるようなクライマックスが続いていて、最高でした。

 谷村美月が可愛い声で演じている電脳世界の格闘王者<キングカズマ>のバトルは、渋谷系で格好良い。

 ラストファイトでの、主人公である数学天才少年の暗号解読場面の、追い詰められた極限、その「暗算」する時の目の動きの必死さなんて、克明な描写を必要とするクライマックスにもかかわらず、その絵のシンプルな表現が最高だった。

   ◇

 舞台となる、長野県上田市の旧家・陣内一族は、私的には「うっとおしい」ぐらいだったのだが、

 その大一族の描き方が、『ザンボット3』の<神ファミリー>を髣髴とさせた。

   ◇

 語っていたら切りがない魅力ある作品だが、そろそろ眠たいので、一つだけ。

 主人公のケンジが、憧れの夏希先輩依頼のバイトで、二人で長野に向かう新幹線内だ。

 二人は、直に隣りの席のチケットが取れなかったのか、通路を挟んだ隣り合わせの席になる。

 そんな場面を見ると、「ああ、この作品の作り手は、わざとに定型シチュエーションを外して、二の線の物語を紡いでくれているのだな」と感心するのだ。

 また、「間に通路を挟んだ構造」は、まだある。

 厳格な一族の当主・陣内栄おばあちゃんが笑うと、前歯がなくて、まさに「間に通路を挟んだ構造」の歯並びであることだ。

 そこにホッとさせられる。

 厳格なおばあちゃんに、愛嬌を感じさせられるからだ^^

                                    (2009/08/01)
コメント (17)
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[引き篭もり、縮こまる「つくる会」(運命の八月)]

2009-08-01 08:34:18 | 保守の一考
☆これから映画を見て、遅番の仕事に行こうと思うので短信です^^

   ◇

 <新しい歴史教科書をつくる会>の会報『史(ふみ)』の7月号を読んでいると、「つくる会」がどんどん縮んで、内に引き篭もる、一部の人たちだけのサークルとなっていることがよくわかります。
 
「続々届く熱い声援! 会員の声」というコーナーで、自由社版教科書を礼賛していますが、投稿者のイニシアルが正直すぎます(まさに自作自演)。
 
 広島・NHさん=元広島県廿日市市教育委員、長谷川真美
 東京・MSさん=まあ、島崎の家族かなんかだろう
 東京・SFさん=まさか、藤岡の家族?
 東京・HWさん=桜子の旦那、渡邊博中央大学教授
 三多摩・MHさん=浜田實
 愛媛・NTさん=田中直子
 
 渡辺望という人物が「文芸評論家」の肩書きでつまらない文章を寄せていますが、この人ですね(イラク3バカの一人が「ジャーナリスト」を名乗っていたことを彷彿とさせます^^;)。

 http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=530
 http://www.japancm.com/sekitei/note/2008/note53.html

  渡辺望のブログ
 http://nozochan.blog79.fc2.com/
 http://nozowata.blog66.fc2.com/

   ◇
 
 さて、「つくる会」残留組の中で松本謙一(前東京支部長、自由社教科書編集室長、愛称「ハゲ松」)に対する同情論が出ているそうです。
 
 自由社版教科書は松本謙一ひとりの奮闘で作ったようなものですが(そのため欠陥だらけでもある)、

 最終段階になって藤岡信勝が「印刷は石井さんのツテでお願いする」と言いだして、松本をパージしてしまったそうです(これぞ、本当の「レッド・パージ」^^;)。

「石井さん」とは、夫婦で売れない推理作家をやっている石井竜生氏(自由社社員)と井原まなみ(本名・石井弘子、自由社取締役)のことです。
 
 松本謙一は激怒し、4月24日の出版記念パーティーで藤岡信勝と目も合わせなかったそうです(出席はしたのです^^;)。
 
 松本謙一は藤岡信勝親衛隊で、西尾幹二からは嫌われていました。

 平成18年1月31日に藤岡宅マンションで行われた謀略会議(通称・江戸川橋ヤルタ謀議)の存在を漏らしたために東京支部長の松本から叱責された空花正人は、親分の西尾に報告。

 西尾がそれを聞いて「松本謙一を更迭しろ!」と叫んだエピソードは有名です。
 
 ところが、その西尾幹二は今、「自由社版教科書作成の功労者である松本謙一さんを追放するとは、藤岡信勝は何を考えているんだ」と周囲に話しているそうです。

 なんのこっちゃ^^;
 
 まあ、どっちもどっちですが。

                               (2009/08/01)
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