☆遅番仕事の前に、公開日の朝一発目を観に行きました。
MOVIX昭島のロビーは、他の夏休み映画とともに超混んでいました。
私の『ドラクエⅨ』の<すれ違い通信>は一気に11人をゲットしました^^
そして、『サマーウォーズ』の館内も超満員!
私は、後ろから二列目の一番ハジの席でした^^
◇
いや、私、この作品をなめていました。
ある程度の佳作だろうと思っていました。
そしたら、凄まじく面白かったです^^v
ケレン味に欠けますが、『エヴァ:破』に匹敵する高密度・高盛り上がりの作品でした。
◇
・・・クライマックスで、ヒロイン・夏希が、電脳世界で「敵」と花札勝負をして、賭けチップがなくなって、にっちもさっちもいかなくなっていた・・・。
その可憐な頬に汗がタラリと垂れて焦っていたとき・・・、ふいに世界中から「元気玉」が集まってきた。
私は、もう、この時、・・・子供が泣くときに「エグ、エグッ!」とえづくじゃないすか? 涙こそ出なかったけど、喉が「エグ、エグッ!」となるほどの呼吸困難で感動してしまった。
世界中の仲間が、「こい!」「こい!」「こいこい!」と叫ぶとき、自分の心中の「なんで日本語知ってんだよ」と言うツッコミの言葉とともに、心が異常に高揚した。
その前後も、畳み掛けるようなクライマックスが続いていて、最高でした。
谷村美月が可愛い声で演じている電脳世界の格闘王者<キングカズマ>のバトルは、渋谷系で格好良い。
ラストファイトでの、主人公である数学天才少年の暗号解読場面の、追い詰められた極限、その「暗算」する時の目の動きの必死さなんて、克明な描写を必要とするクライマックスにもかかわらず、その絵のシンプルな表現が最高だった。
◇
舞台となる、長野県上田市の旧家・陣内一族は、私的には「うっとおしい」ぐらいだったのだが、
その大一族の描き方が、『ザンボット3』の<神ファミリー>を髣髴とさせた。
◇
語っていたら切りがない魅力ある作品だが、そろそろ眠たいので、一つだけ。
主人公のケンジが、憧れの夏希先輩依頼のバイトで、二人で長野に向かう新幹線内だ。
二人は、直に隣りの席のチケットが取れなかったのか、通路を挟んだ隣り合わせの席になる。
そんな場面を見ると、「ああ、この作品の作り手は、わざとに定型シチュエーションを外して、二の線の物語を紡いでくれているのだな」と感心するのだ。
また、「間に通路を挟んだ構造」は、まだある。
厳格な一族の当主・陣内栄おばあちゃんが笑うと、前歯がなくて、まさに「間に通路を挟んだ構造」の歯並びであることだ。
そこにホッとさせられる。
厳格なおばあちゃんに、愛嬌を感じさせられるからだ^^
(2009/08/01)
MOVIX昭島のロビーは、他の夏休み映画とともに超混んでいました。
私の『ドラクエⅨ』の<すれ違い通信>は一気に11人をゲットしました^^
そして、『サマーウォーズ』の館内も超満員!
私は、後ろから二列目の一番ハジの席でした^^
◇
いや、私、この作品をなめていました。
ある程度の佳作だろうと思っていました。
そしたら、凄まじく面白かったです^^v
ケレン味に欠けますが、『エヴァ:破』に匹敵する高密度・高盛り上がりの作品でした。
◇
・・・クライマックスで、ヒロイン・夏希が、電脳世界で「敵」と花札勝負をして、賭けチップがなくなって、にっちもさっちもいかなくなっていた・・・。
その可憐な頬に汗がタラリと垂れて焦っていたとき・・・、ふいに世界中から「元気玉」が集まってきた。
私は、もう、この時、・・・子供が泣くときに「エグ、エグッ!」とえづくじゃないすか? 涙こそ出なかったけど、喉が「エグ、エグッ!」となるほどの呼吸困難で感動してしまった。
世界中の仲間が、「こい!」「こい!」「こいこい!」と叫ぶとき、自分の心中の「なんで日本語知ってんだよ」と言うツッコミの言葉とともに、心が異常に高揚した。
その前後も、畳み掛けるようなクライマックスが続いていて、最高でした。
谷村美月が可愛い声で演じている電脳世界の格闘王者<キングカズマ>のバトルは、渋谷系で格好良い。
ラストファイトでの、主人公である数学天才少年の暗号解読場面の、追い詰められた極限、その「暗算」する時の目の動きの必死さなんて、克明な描写を必要とするクライマックスにもかかわらず、その絵のシンプルな表現が最高だった。
◇
舞台となる、長野県上田市の旧家・陣内一族は、私的には「うっとおしい」ぐらいだったのだが、
その大一族の描き方が、『ザンボット3』の<神ファミリー>を髣髴とさせた。
◇
語っていたら切りがない魅力ある作品だが、そろそろ眠たいので、一つだけ。
主人公のケンジが、憧れの夏希先輩依頼のバイトで、二人で長野に向かう新幹線内だ。
二人は、直に隣りの席のチケットが取れなかったのか、通路を挟んだ隣り合わせの席になる。
そんな場面を見ると、「ああ、この作品の作り手は、わざとに定型シチュエーションを外して、二の線の物語を紡いでくれているのだな」と感心するのだ。
また、「間に通路を挟んだ構造」は、まだある。
厳格な一族の当主・陣内栄おばあちゃんが笑うと、前歯がなくて、まさに「間に通路を挟んだ構造」の歯並びであることだ。
そこにホッとさせられる。
厳格なおばあちゃんに、愛嬌を感じさせられるからだ^^
(2009/08/01)