『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『戦慄迷宮3D』のフッテージ映像を観た(3D作品に想ふ)]

2009-10-11 18:32:28 | 物語の感想
☆<ワーナーマイカル・日の出>で、この三連休の特別企画として、無料試写で『戦慄迷宮3D』フッテージ映像が観れるというので、姪っ子を起こして行ってきた。

 なにやら、ヴェネチア映画祭で公開され好評だった4分間に、更に3分間を加えたものだそうだ。

 姪っ子は、こういうホラー物が好きで、昨夜は、私一人で『エスター』を観てしまったので、不服そうながらもついて来た^^;

 私は、ゾンビ系は好きなのだが、『戦慄迷宮3D』の清水崇監督作品は嫌いで、嫌いと言うか『呪怨』シリーズと言い、いわゆる「山なし、オチなし、意味なし」の<ヤオイ>的展開に面白さを全く感じないのである(本来の「ヤオイ」の意味とは使い方が異なっています)。

   ◇

 映像は、他の3D作品の予告編と共に放映され、無料だったこともあり、得した気分で観た。

 『アリス・イン・ワンダーランド(ティム・バートン作品)』が観れたのは嬉しかった。

 ティム・バートンは、かつて、「もう俺は人形アニメしかつくらん」とか言っていたが、特殊技術がこれだけ進むと、人形アニメのセンスで実写を撮れるので満足だろう。

 と言うか、人形アニメだとかCGアニメだとか実写物だとかの境界線が意味を成さない時代になってきたのだと思う。

   ◇

 『クリスマス・キャロル』や『アルビン号の深海探検3D』は、3D効果を充分に堪能できそうだ。

 深海の生物が立体で見れると、その細部までも観察できて、実にキモい!

 いや、誉め言葉ですよ。

 蛸みたいな生物の目が、人間みたいに感情が感じられて不気味で、それだからこそ、臨場感たっぷりで見れる3D映画の面目躍如であった。

   ◇

 『アバター』が3D作品だったことに意外を感じたが、3Dの効果はあまり出ていなかった。

 そもそも、私は、3D作品鑑賞と言うものは、通常作品に比べリスクが大きいと考えてしまう。

 3Dであることに興味を削がれると、物語が楽しめなくなってしまう。

 3Dを3Dとして意識しなくて済むレベルの作品が生まれたら、新時代の表現技術として確立されよう。

   ◇

 姪っ子は、3Dが初めての体験であったが、『戦慄迷宮3D』のフッテージを観て、「3Dである必要がない」と看過していた。

 しかも、私も感じたのだが、3D効果が失敗していて、画面がズレてしまっている箇所が、7分間の映像で三箇所はあった。

 物語は、あくまでも予告なので分からないが、相変らず、『呪怨』シリーズと同じく、<ヤオイ>的で、その瞬間瞬間の画面のショッキングな作りで楽しませる作品のようだ。

 まあ、好きな人は好きなんだろう。

 私は、3D作品の高価な入場料を払ってまで観に行くかは微妙だ。

   ◇

 ジェームズ・キャメロンの、3D作品のデモみたいのも流れたのだが、あれはどういう由来があるのでしょうか?

                                     (2009/10/11)
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[映画『ワイルド・スピード MAX』を観た]

2009-10-11 10:11:34 | 物語の感想
☆さて、映画の日、勤務後の二本連続鑑賞第二弾!!

 で、予告編で、南極を舞台にしたスリラー(?)『ホワイトアウト』をやっていたのだが、その主演女優(ケイト・ベッキンセイル)を見ていたら、

「こんないい女が、南極にいるわきゃねーだろ!!!」

 と、至極、素直につまらないことを思ってしまいました^^;

   ◇

 さて『ワイルド・スピード MAX』である。

 ああ、私、これは乗れませんでした(カーアクション物であるだけに^^;)。

 理由は二つ。

 先ずは、同じくカーアクションが売りの『トランスポーター:アンリミテッド』(クリック!)のように、それまでのシリーズを見ていなくても楽しめるストーリーではなかった(そういった体裁にはしていたが…)。

 私は比較的、何か過去に関係のある人間関係のつながりについては、かなり想像で補完を行なえるタイプの人間であるが、心の奥の情緒的な部分での結合まで至らなかった。

 まあ、これまでのシリーズを見ない私が悪い。

   ◇

 それから、私は、車に興味がない。

 車を乗り物としか思えないタイプの人間である。

 だから、おそらく、カーマニアが感心したり垂涎のシーンでも、特に感慨が起きない。

 でも、私、昔、飲み会で、車好きの女の子と知り合ったことがあり、その後も何度か会ったのだが、私は車の知識が全くないのに「知ったか」で、ずーっとやり過ごしたことがある。

 私が、「へーっ、結構、車、いじくってるんじゃない?」と言うと、女の子は「そうなのよ~^^」とワケの分からない専門用語でまくし立てる。

 私は、その中の専門用語の一つをピックアップし、「ほお、エアロがねえ(エアロってなんだよ^^;)」とか言うと、「そうそう、ホイールもアルミだよん^^」とか答えてくる^^;

 私は、どーでもいいけど、ツベコベ言わずにお前に乗せろ! と思う。

   ◇

 ある種の女の子って、「自分の思いの丈」をぶちまけるのに夢中で、他人の話など全く聞いちゃいない性分だからなあ^^;

 「腐女子」なんかもそうで、うちの姪っ子は、私の母親にはチンプンカンプンなのに、色々と声優のラジオの話などをまくし立てるそうだ。

 我が母親は、「そういうことってあるよね^^」とか「へーっ、面白かったんだ~」とか適当に相槌を打つのだが、それで姪は大満足で話し続けるのだ。

 ・・・で、私が言いたいのは、この作品は、そんな人たちのためにある作品だと思った。

   ◇

 そもそも、この作品のW主人公の一人であるドム(ヴィン・ディーゼル)だが、車好きではあるのだが、それ以上に、こだわりなく車を乗り換え続ける。

 あくまでも、車は自分を表現するツール扱いなので、

 それが、この作品に夢中になっている一部のファン「車に従属している自分」タイプとは一線を画していると思う。

   ◇

 だが、物語は車に従属している。

 なんか無理矢理にカーアクション設定に話を展開させているのが気になってしょうがなかった。

 また、その売りのカーアクションだが、場面切り替えが小刻みでよく分からなかった。

 間にギアチェンジのカットを入れるところが、ドライビングの巧みさを表わしているんだろうけど、総じて、散文的にアクションを楽しませてくれるのではなく、ミュージックビデオ的なイメージで押すアクション描写だ。

 せっかく、肉体派を主人公に据えているのに、ナビなどデジタル映像をテレビゲーム的に画面に配すのもつまらん。

 メキシコ国境の秘密トンネルでのカーアクションだが、これもただの一本道数珠繋がりの走行なので、どこが「アクション」として成立しているのか分からん。

 だから、もう一人の主人公ブライアン(ポール・ウォーカー)が、登場シーンで、麻薬の売人を足で追うのだが、そのシーンが一番面白かった。

 それでも、『慰めの報酬』(クリック!)の追っかけチェイスに比べると見劣りする。

   ◇

 主人公の愛称が<ドム>で、冒頭の連結タンクローリー強奪作戦が、三台の車で行なわれるのが、「黒い三連星」っぽくて良かった。

 総じて、役者たちは魅力的だ。

 「カフェオレ」みたいに、褐色のいい女たちがいっぱい出てくる^^

 アクションの描き方が私から見ると下手で、風俗の描き方が表層的なのがダメな作品でした。

                                     (2009/10/11)
コメント (13)
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