『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[終戦の日・靖国神社]

2009-08-15 21:02:34 | 保守の一考
   麻生、鳩山両氏は靖国参拝せず…閣僚は1人(読売新聞) - goo ニュース

☆靖国神社に参拝してきました。

 「国家」と言うものは、一部の例外を除き、国のために命を尽くしてくれた国民への感謝を、常に第一義とする。

 そして、その追悼は、必ず、いかなる国でも、何らかの宗教儀礼の形態をとる。

 民主党が党是として主張する「無宗教の戦没者追悼施設」などと言うものは、世界に存在しないのである。

 例外はある。

 無神論を根底に持つ共産主義である。

 共産主義の国では、命に対しての頓着がない。

 故に、大虐殺が平気で起こる・・・。

 また、本日、映画『縞模様のパジャマの少年』(クリック!)を観てきたが、この作品では、共産主義ではないが、ナチスがユダヤ人を虐殺する様が描かれる。

 ユダヤの少年が言う。

「僕のおばあちゃんは葬式もしてもらえなかった。できなかった」

 ・・・そういうことである・・・。

    ◇

 九段下駅は、例年にも増して混雑していた。

 私が通い始めてから、こんなに参拝客が多いことはなかった。

 人々は、何らかの危機感を感じているのか?

 駅を出ると、青空に雲が沸き立っていた。

 暑い。

 歩道には、各種団体のビラ配りが待機し、参拝者にビラを渡している。

 中国共産党に虐殺され続けているチベット、モンゴル、ウイグル(東トルキスタン)、侵略されつつある台湾、また、全世界の法輪功信者たちが、

 鷹揚なるかな強靭さを持つ「日本国」の、その八百万の神に集う者たちに助けを求めている。

 更に、民主党政権を恐れる団体の必死な主張も見られた。

   ◇

   

 とにかく混雑が極まっていて、特に、演台のある架設テントの場所では、参道を通り抜けるのに10分以上かかってしまった。

 御手水舎では、口をゆすぐ時に、柄杓の水を一旦手のひらで受けてから、口に持っていくのだが、一緒に行ったおなごは、柄杓の水をそのまま口に持っていってた^^;

 女なので許してね^^;

   ◇

   

 それからが長かった。

 こんなに混雑する参拝は初めてだ。

 拝殿までに小一時間かかった。

 私たちは、ビラを頭に乗せて日光を遮断した。

 事故防止と、通行客を通らせるために、参拝客をロープで区切っていたのだが、私の前に親子で並んでいた「小学一年生のマキちゃん(話を聞くともなしに聞いていて分かった^^;)」が、

   「縄があるけど、縄跳びでもするのかなあ・・・^^」

 と呟いたのが微笑ましく、「一服の清涼剤」であった^^

 それから、このロープ区切りの前で、右翼の団体が横入りしたのが、私は非常にムカついた。

 また、靖国の景観を無視する大学の高層ビルが、右手前方にある。

「あれはワタスの母校です」

 と、私が言うと、連れは驚いていた^^;

   ◇

   

 参拝する。

 私が祈るのは、私のブログ「わかりやすい戦争」(クリック!)の進行が遅々として進まないことへの謝罪と、これからの日本国を見守って下さいとのお願いである。

   ◇

 参拝を終え、私は、屋台で買ったビールを飲んだ。

 連れは、ラムネと一本キュウリを飲み食いした。

 私もキュウリは一口貰ったが、キュウリを食べると、何とも「河童」になった気分である。

 また、おみやげ物屋では、連れは「女性自衛官QP」を買っていた^^

   ◇

   

 さて、帰宅時、大鳥居脇では、現「つくる会」が公道を占拠し、街宣をしていた。

 もし違ったら過ちを認めるのが面倒なのだが、絶対に、区の許可は受けていまい。

 折りたたみの机を出して、会長自ら認め、文部科学省に訂正許可を申請している欠陥教科書の在庫売り尽くしを行なっていた。

 もはや、保守の教科書でさえないのに、靖国神社境内から放逐されてなお、保守面して何かを訴えている不思議な風景を見たような気がした。

 なお、今回の教科書の不手際の全責任をおっ被らされたと言われる元「つくる会」東京支部長の「ハゲ松」もいましたよ^^;

 ともあれ、新たな「左翼教科書」の誕生の原因を「ハゲ松」に取らせ、それで保守派としての禊を済ませたと考えるのが藤岡信勝のシナリオか・・・?

 ヤクザの「身代わり出頭」みたいなものだ。

 それにしては、問題発覚からの「出所」が早いようで^^;(実は来ていないとの報告あり、すいません^^;)

 ・・・思えば、2001年の「つくる会」シンポジウムは、小林よしのりのおかげで大盛況だった。

 しかし、その公会堂の各所から、小林よしのりにヤジが飛んだ。

 暗がりの中から、場所を移動しつつ、小林にヤジを飛ばしていたのが、この「ハゲ松」であった・・・。

 悪夢のような現「つくる会」の、その暗部「東京支部」、更にその漆黒の中で暗躍していたのが、頭は明るい「ハゲ松」であった。

                                   (2009/08/15)
コメント (4)
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[ハイ! 新規採択ゲット! 唯一の保守派教科書^^v]

2009-08-14 23:14:26 | 保守の一考
☆本日は忙しい部署で働いていたのですが、この連絡で疲れがぶっ飛びました!!

 『・・・(8/14 17:22)東京都教委が先ほど、
  都立中高一貫校(新設4校、既設6校)で扶桑社版の採択を決めました!』

   ◇

 今、帰宅して、とりあえず、関連ニュースを調べてみた。

    《都立30校が扶桑社版採択 中学歴史教科書(2009.8.14 19:52)》

 ・・・うむ、さすがに、私は、安倍元首相との謀略を、「つくる会」に妄想され、東京地検に訴えられただけあって情報が早いですな。

 私は、昨年の10月に、東京地検に呼ばれて色々聞かれたのだが、その直前に、築地でビール飲みながらウニ丼食って(クリック!)、銀座の映画館で、『ゾンビ・ストリッパーズ』(クリック!)を観てから出向いた「剛の者」である^^;

 それはさておき、今一度、この教科書採択関連の、この名セリフを再掲(クリック!)する。

「元々は、左翼教科書が牛耳っていた横浜地区なんだから、藤岡さんの左翼教科書が採択されたからといって、よく考えるとマイナスではないんだからいいんじゃないの? よーく、考えてみなよ。俺も現<つくる会>の教科書読んでみたけど、酷い内容になっている。あれを応援している人は、もはや、保守じゃないんだよ。よーく、考えてみなよ。君らは、日本を良くしようと、子供たちにより良い教科書を送ろうという運動をしているんだろ? だったら、扶桑社(育鵬社)の、自分らが良いと思っている教科書で学ぶ子供たちがいることを喜んだほうがいい。藤岡さんの教科書で学んだ子供たちは、可哀想だけど、ほぼ確実に、その成長段階で矛盾に苛まれ<空中分解>する。その手を引っ張るのが、君たちが支持した教科書で学んだ子供たちになる。それでいいじゃないか」

 ・・・この名セリフでさえも、「後ろ向き」だったのだ。

 結果として、日本教育再生機構の教科書(扶桑社=育鵬社)は、新規採択をゲットしたのだ。

 私は、「現状維持」で勝利としていた。

 しかし、私たちの先生方の努力は、「更に上乗せ」の新規開拓を成し遂げたのだ。

 思えば、上記の名セリフの後に私は言った。

・・・「・・・はあ、いや、私は、そこまで達観できませんし、高尚な考え方も持っていません。私は、<常勝無敗>がアイデンティティーなんです。勝利してこその<運動>だと思ってます」

「勝利以前の問題として、勝利の<質>があるだろ? 君は、自分の正しいと思う思想以外で勝ちたいと思うのか? ディベートみたいに? 今の<つくる会>は、<保守>じゃないぞ」

「私は、ディベートは嫌いです」

「うん。・・・ここは、スターウォーズの『帝国の逆襲』のように考えるのが得策だ。今は、悪の集団に逆襲されている時期だ。時は経つ。すぐに、勝利の季節が訪れる」

「はい・・・」・・・。

 ・・・そして、「勝利の季節」は、すぐにやってきたのだ。

   ◇

 しかし、こちらのブログ・・・、私よりも情報が二日も早い。

   《★石原慎太郎を載せても都教委は採択しないぞ自由社版-扶桑社版からの改悪<17>》(クリック!)

 8/12の時点で、都教委が、現「つくる会」教科書なぞを相手にしないことを断言している。

 この情報の早さ、私は恨めしい・・・^^;

   ◇

 しかし、今夜は酒がうまい^^v

     
     やっぱり、「常勝無敗」の漢(おとこ)!

 今、採択委員会を傍聴した方と電話で話したのだが、

 教科書選定会議において、「藤岡つくる会呪い組」の自由社教科書の「ジ」の字も討論の場で出なかったそうだ。

 さあ! 明日は英霊たちに胸を張って会いに行くぞ! いざ、靖国神社!!!

                                   (2009/08/14)
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[唯一の保守派教科書、杉並区で継続採択!]

2009-08-12 23:12:18 | 保守の一考
《杉並区が扶桑社版継続採択 中学歴史教科書(2009.8.12 18:46)》(クリック!)

 本日の午後三時前に第一報が入った。

 まことに目出度い^^

 栃木の大田原地区採択継続に続く、朗報だ。

     
     大田原地区の教委さんは、「採択を継続できて、男の本懐だ」とまで仰ってくれている。

 思えば、私も末端に属する「日本教育再生機構(≒教科書改善の会)」の中学歴史教科書を、

 異常な自虐的左翼的な歪曲をもって改悪した自由社版(藤岡つくる会呪い組)教科書の横浜地区採択を受けての、前回のエントリー(クリック!)の、この言葉に尽きる。

「元々は、左翼教科書が牛耳っていた横浜地区なんだから、藤岡さんの左翼教科書が採択されたからといって、よく考えるとマイナスではないんだからいいんじゃないの? よーく、考えてみなよ。俺も現<つくる会>の教科書読んでみたけど、酷い内容になっている。あれを応援している人は、もはや、保守じゃないんだよ。よーく、考えてみなよ。君らは、日本を良くしようと、子供たちにより良い教科書を送ろうという運動をしているんだろ? だったら、扶桑社(育鵬社)の、自分らが良いと思っている教科書で学ぶ子供たちがいることを喜んだほうがいい。藤岡さんの教科書で学んだ子供たちは、可哀想だけど、ほぼ確実に、その成長段階で矛盾に苛まれ<空中分解>する。その手を引っ張るのが、君たちが支持した教科書で学んだ子供たちになる。それでいいじゃないか」

 ・・・そう、自由社は、保守の皮を被って、完全なる極左的な内容で横浜の採択を勝ち取った。

 それはそれで、藤岡信勝の「思想よりも採択」の考え方の結果で、出版数を比較する試合においては、彼らは、我々に勝ったのだろう。

 しかし、こちらの「完全敗北」は、既存の扶桑社(育鵬社)版が使用されている地区での自由社への覆りであった。

 私は、安心していたが、それでも少しはドキドキしていた。

 だが、結果として勝てた。

 感無量だ。

 私が支持する歴史教科書(扶桑社≒育鵬社)以外は、左翼の教科書である。

 今回の採択戦が、現状維持であったことは大きい^^v

   ◇

 なお、横浜で、騙されて自虐教科書を採択した首班・今田忠彦教育委員長ですが、

          「あれ?」

 と言っているそうである。

 賄賂の話云々はともかく、この教科書を採択すれば、自分は、「保守派の星」になれるはずだったのに、何故か、「つくる会」以外の保守派から無視されている現状に意外を感じているようだ。

 ・・・あんた、保守思想に傾倒しているようだが、この「保守派の教科書」として渡された「自由社版歴史教科書」を、ちゃんと読んでないだろう?

 あんたは、保守を気取っているようだが、あるまじき「売国行為」をしてしまったんだよ!

 ああ、処置なし!!

 少しは、栃木大田原地区や杉並地区の教育委員と横のつながりを大事にしなさいよ!

   ◇

 (教育再生機構メールニュース転載)

 《日本教育再生機構 事務局です。
  これまでご縁を頂いた皆様に、『教育再生メールニュース』をお送り致します。
  このメールは日本教育再生機構に関係されている方に、教育再生関連の情報をお送りするものです。
  ◇---------------------------------------------------◇
   教 育 再 生 メールニュース 【第74号】平成21年8月12日(水)
                発行:一般財団法人日本教育再生機構 事務局
  ◇---------------------------------------------------◇
   ---------------------------------------------------
 扶桑社教科書が東京都杉並区で継続採択
   ---------------------------------------------------
 本日(8月12日)、東京都杉並区教育委員会は、来年春から2年間使用する中学校歴史教科書として扶桑社教科書を採択しました。
 杉並区は平成18年度から扶桑社教科書を使用しており、毎年約2千冊が使用されています。
 この杉並区の採択は、去る7月9日に採択が行われた栃木県大田原市に引き続いての扶桑社教科書の継続採択となります(大田原市は扶桑社中学公民も継続採択)。
 杉並区教育委員会への応援FAXやメールは、
 ▼杉並区教育委員会庶務課直通FAX: 03-5307-0692 まで。
 ▼メールは、 http://www.kyouiku.city.suginami.tokyo.jp/sikumi/index.html
                 のご意見・ご要望の頁までお願いいたします。
 なお、扶桑社の教科書事業は、同じフジサンケイグループの教科書専門の子会社である育鵬社において継続されています。
 現在、平成22年度春の教科書検定への提出に向けた改訂作業が育鵬社において鋭意進行中です。
 育鵬社の歴史教科書編集会議座長・伊藤隆東京大学名誉教授(日本近現代史)は、
「(育鵬社の)歴史教科書は扶桑社版のよき面は継承しつつも、基本的に全面リライトを行っています。
 本文はほぼ完成し、現在、私を含め歴史学の専門家が厳しい目でチェックしています。
 …今の中学生が日本の歴史に自分が連なっているという自覚を持ち、
 ああ日本に生まれてよかったなあと自然と思ってくれる教科書にしたいと考えています。
 その意味では、今度の原稿は非常によくできています」
 と抱負を語っています。
 (教育再生メールニュース第65号「育鵬社執筆陣が語る 教科書づくりに込める思い その1」6月30日付より)
 -------------------------------------------------------------
 広報誌『教育再生』第16号(盛夏号)が好評です
 -------------------------------------------------------------
 おもな内容は次の通りです。
  【緊急対談】
  もはや切除しかないのか
  教育学部という病
  伊藤隆(東京大学名誉教授)・竹内洋(関西大学教授・京都大学名誉教授)
  聞き手:八木秀次
 <本文より>
 竹内: 知識人がなぜ左翼思想に流れやすいのかについて、ポーランドの革命家、J・W・マハイスキーが「知識人の支配欲だ」と述べました。社会主義体制になれば自分たちが活躍できるので、プロレタリアートをダシにして煽って、支配欲を満たそうとしていると。そういう指摘はずっとあります。
 八木: 左翼教育学者の支配欲で日教組や全教が育てられているのですから、教育学部を変えなければ教育正常化はできないですね。・・・
  【リンボウ先生の新連載!】
 子供に伝えたいとっておきの古典
 『万葉集』に見る不易の情愛 
  林望(作家・書誌学者)
 <本文より>
 日本人は、こんなにも親子の情愛の深い、心優しい民であったのだ、とそれを知ることは、読むものの心にしみじみとした嬉しさを感じさせてくれるであろう。
 私の信念は、愛国心というものは、こういう素晴らしい古典を読んで、心にじっくりとしみ込ませ、自分の生まれ出できたる所以を考えることによって、ああ、日本人でよかった、こんな素晴らしい文学を残してくれた御先祖がたの作った国に生れて、それを千年以上も経ったのに、やっぱり同じ日本語で、母語として味読(みどく)することができる、それはなんという幸福であろう、と感じる心、それこそがすべての愛国心の根幹であると、私は堅く堅く信じて疑わないのである。・・・
  【特別インタビュー】
 政権選択の焦点は教育だ!
 道徳教育・日教組・・・
  山谷えり子(元内閣総理大臣補佐官 参議院議員)
  聞き手:八木秀次・石井昌浩
 <本文より>
 山谷:…私は「うたとおはなし伝承普及推進議員連盟」の幹事長をしています(森喜朗元首相が会長、河村建夫・中曽根弘文元文科相が副会長)。その議連で去年の3月、学習指導要領で国歌を「歌えるよう指導すること」に改めるよう決議しました。現民主党の幹部にも副会長をしていただいたので、こういう決議をしますからと了承を求めたところ、議連を辞めていかれました。民主党は日教組の支持を受けているから、「歌えるよう指導すること」に反対なんですね。
 八木: この前、ある問題で鳩山由紀夫さんに問い合わせたら「社民党が反対するようなことはできない」とはっきり言いました。・・・
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  <目次>
 ■表紙解説・シリーズ日本の心16
  終戦記念日を迎えて/稲 貴夫
 ■巻頭言
  “人のために尽くす”靖国神社にお参りする意味/三好祐司
 ■緊急対談
  もはや切除しかないのか 
  教育学部という病
  伊藤隆 竹内洋 (聞き手:八木秀次)
 ■人生を拓く言葉/東城百合子
 ■連載●子供に伝えたい日本の文化7
  お盆―日本人の先祖供養/斎藤吉久
 ■特別インタビュー
  政権選択の焦点は教育だ!
  道徳教育・日教組・・・
   山谷えり子 (聞き手:八木秀次・石井昌浩)
 ■連載●正しい日本人になるためのブックガイド/八木秀次
  戦没者慰霊は民主主義の要
 ■連載●子供に伝えたいとっておきの古典/林望
  『万葉集』に見る不易の情愛
 ■ネットワークニュース
 ■連載●子供に語りつぐ日本人の偉人/勝岡寛次
  北条時宗
 ■連載●日本の心、和歌の心16/松浦光修
 ■再生機構活動報告
  シンポ「≪検証≫日教組と戦後教育」
  一般財団法人に移行しました!
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 教育再生メールニュース
 ◇発行元   : 一般財団法人日本教育再生機構 事務局
 ◇ホームページ : http://www.kyoiku-saisei.jp/
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            〒110-0005 東京都台東区上野1-17-1 大湖堂ビル4階
            Tel : 03-3835-2435 Fax : 03-3835-2436
 ――――――――――――――――――――――――――――――

   ◇

 てな訳で、これからガンガン社会をより良く変えていく日本教育再生機構にご協力お願いします。

 ・・・しかし、ふぅー、これにて、少しホッとしました。

 終戦の日(8/15)に靖国で英霊に挨拶が堂々と出来ます・・・。

 なお、私、靖国には、モデルをやっているいい女と行きますので、見かけたら声をかけてください^^v

                                   (2009/08/12)
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[映画『ボルト』を観た]

2009-08-11 15:38:45 | 物語の感想
☆遅ればせながら観に行った。

 公開から結構な日数が経っているので、ネット上でのレビューも出揃っている。

 だから、私がどうしても書いておきたいことだけを記す。

 ちなみに、「3D版」での鑑賞ではない。

   ◇

 自分が本当の「スーパードッグ」と信じ込んでいるテレビ番組のヒーロー犬ボルトが、物語上での、自分の飼い主である少女ペニーの危機を錯覚し、スタジオを抜け出して、アメリカを旅し、本当の自分を知っていくという物語。

 冒頭の作中作のヒーロー振りが際立っているので、実際のボルトのピエロ状況はかなり哀しい。

 飼い主役のペニーも、ボルトをだまし続けなければならない。

 でも、役者であるペニーは、スタジオ内に隔離されているボルトとずっと一緒にはいられない。

 背後のスタッフからのコールがあると、出て行かなくてはならない。

 ボルトは、「また出かけちゃうの?」と甘えたい寂しさを募らせる。

 この、ボルトを愛しつつも、ボルトに隠し事をしなくてはならないペニーの心中を察すると、なんか、愛人関係とか浮気とかの状況を思い出して酷く厭だった。

 このペニーは、物語を通し、かなり、その幼い心に「矛盾」と言う負荷を加えられ続ける。

 例えば、後の、ボルト失踪後、番組継続のために、好きでもないボルトの替え玉と、文字通りの「演技」をしなければならない。

 そんなシーンをボルトは見せつけられ、それも可哀想なのだが、子供なのに、大人の事情で、心にもない演技を強要されるペニーもまた可哀想なのだ。

 まあ、苦悩をし続けなければならないのも美少女の宿命である。

 少女について書く時、いつも書いているような気がするが、ペニーの、その華奢な体の描写は実にいい。

 縞々のロングソックスに包まれたカモシカのような足なんて、最高だ!

   ◇

 ボルトは、外界に出て、二人の仲間と知り合う。

 女王的な気質の猫ミトンと、天然ボケのハムスター・ライノだ。

 面白いなと思ったのが、ボルトの本当の状況について、その二匹とも分かっていないということだ。

 ノラ猫のミトンは、「自分の事をスーパードッグと思っているイカレた犬」と言う認識をボルトに対し持っていて、

 ライノは、テレビ同様のスーパードッグだとボルトのことを思っている。

 不思議な誤解をしつつ、旅は続き、最終的に事情を知ったミトンがボルトのおかしい言動の理由に気付くのと、ボルトが外界での自分の無力を知るのが同時なのだが、ミトンは保健所に囚われの身に・・・。

 失意のボルトだが、ボルトを「スーパードッグ」と信じきっているライノに励まされ、ミトン奪回に向かう。

 保健所の個室の中で、哀しげな表情で、諦観の面持ちのミトンが哀しい。

 そして、思いがけず、ボルトの助けが来て目を輝かせる。

 ・・・ミトンは、そもそも、「自分は飼い猫だったけど、自由になりたくて飼い家を飛び出した」と言っていた。

 だが、保健所の個室での表情の諦観は、彼女にもっと暗い過去があることを暗示してくれる。

   ◇

 自分が普通の犬でしかなかったことを知ったボルトは、ミトンに「普通の犬の生き方」を教わりつつ、アメリカ横断の旅を続ける。

 色んな土地の季節を、トリオで身を寄せ合って旅する。

 そして、ミトンは、ボルトと心が通い合ったことを確信し、残飯も豊富なラスベガスで定住しようと提案する。

 そのミトンの性格、他者を信じないように生きてきたにもかかわらずの、ボルトとライノを信頼するに至った心の変化を察すると、やはり哀しい。

 だが、その信頼も、ボルトの信念(ペニーとの再会)の前には崩される。

「本当は私、前の飼い主の引越しの時に置き去りにされたのよ。ペニーもそうに違いないわ!」

 と、自分の語りたくない過去を語ってまでボルトを引き戻そうとするが、彼の信念は変えられない。

「勝手にすれば! 出ていって!」と言うしかない。

 物語はこの後、クライマックスを迎え、大団円に至るが、話は所々で大人の世界の暗喩に満ちていて、とても楽しませて頂きました^^

                                 (2009/08/11)
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[被爆2世と女性上位と特定アジアと次期選挙]

2009-08-11 10:14:14 | 保守の一考
   「僕は長崎の被爆2世」…福山雅治さん、ラジオで明かす(朝日新聞) - goo ニュース

☆ちょうど、先日、「1991年のメモ日記」で、川口君と言う人物について書き、最後にこう追記した。

 《・・・文中の、悪の申し子・川口君だが、長崎の被爆二世であった。
     だから、国から、補助金とか貰っていた。
     足が生まれつき悪く、女とセックスする時は、
     必ず「女性上位」じゃないとやれないとのことで、
     初体験は済ませていたが、限りなく「童貞思考」の私は、
     何とも、その生々しい話に苛立ちを覚えさせられたものだった^^; ・・・》

 そしたら、翌日、長崎の原爆の日だったので、かなり、私は驚いたのだが、

 更に、昨日、福山雅治が「長崎の被爆2世」とのニュースを知り、これまた、そのキーワード的なつながりにちょいと驚いた。

 福山雅治はトップスターだが、いつも退勤途中に聞いていたラジオ番組などで、屈託なくオナニーの話などをしていたので、私は親近感を感じていた。

 更に、年齢は私と同じだった。

 特に「被爆2世」だからと言って、私には「へーッ」てなものだが、

 福山さんが、川口君みたいに、仮に、自分の「女性上位」でのセックスについて語りだしたとしたら、「チキショー」と苛立たせられることだろう^^;

 また、大々的に「反核」運動を繰り広げだしたら、ドン引きするだろうが・・・。

   ◇

 石井英夫氏などは、中国を多く旅して、中国の人に「記事では中国の批判をするのに、石井さんは中国によく来ますね^^」とか聞かれることが度々あるそうだが、こう答えるそうだ。

「私は中国は好きだけど、中国共産党が嫌いなんだ」

 つまり、自分が対象とするものの基盤には、どのような運命的な因子を持っていようと独断も偏見も持たないわけだ。

 ただ、その因子因子が作用し、、中国は、大虐殺体質の<中国共産党>を生んでしまった。

 それは、叩かなくてはならない、ってことだ。

   ◇

 北朝鮮も同じだ。

 もっと始末が悪い。

 理屈などは通じない。

 このような相手には、拳骨を加える、もしくは、拳骨を加える用意だけでもしなくてはならない。

 つまり、日本は核武装をしなくてはならない。

 ・・・日本での反核団体の多くが、北朝鮮の核について、ほとんどおざなりな抗議しかしていないのは、皆さんも気になっているだろう。

 あれは、いわゆる、中国・北朝鮮・韓国と言う、反日<特定アジア3国>がアメリカをけん制するために行なわせていることだからだ。

 日本のバカ左翼に、アメリカの核や、日本の核武装を論じることさえも封じさせつつ、北朝鮮などは、着々と核武装を世界に認知させつつある。

 北朝鮮などは、今度はミャンマーと組んで「バカに刃物」をグローバルに広げるつもりだ。

  《ミャンマーに「極秘核施設」証言 北朝鮮協力 豪紙報道(2009/8/2)》

 スタローンが『ランボー』(クリック!)の最後の戦場にミャンマーを選んだのは、先見の明があるといえよう。

 私などは、不謹慎ながら、「(映画の舞台として)何で、今更、ミャンマー?」などと思ったりもしたのだ。


   ◇

 では、最後に、<特定アジア3国>が、次期選挙での自民党を脅かす3党と意味的に重なるので列記しておく。

     自民党、八百万な思想が集う「日本」の保守政党

     民主党、もはや日本の劣化コピー「韓国」の如きB級政党

     社民党、相手にする必要もない規模なのに、何故か主張が声高な「北朝鮮」労働党

     日本共産党、人の命はゴミ粒程度の認識において筋が通っている「中国」共産党


 ・・・これら、その主義主張思想哲学においても、見事に重なりますよ^^v

                                  (2009/08/11)
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[映画『G.I.ジョー』を観た]

2009-08-09 20:59:27 | 物語の感想
☆監督が『ハムナプトラ』シリーズの人だそうで、面白いのだろうけど、A級アクション作品には成りきれない匂いがプンプンしているのだが、さて、どうであったか?

 なお、腐女子の姪っ子と観に行ったのだが、「腐」故に、姪っ子は声優へのこだわりが大きく、今回は吹き替え版で見た。

 ちなみに、私は映画好きとしては言語道断ではあるが、あまり洋画鑑賞における「字幕版」へのこだわりはない。

 特に、特撮がビシバシの作品は、吹き替えのほうが画面に集中できるのでいい。

 ・・・と、言いたいのだが、実際のところ、字幕版のほうが、字幕スーパーと画面に「もの凄く集中」するので、そこにおける脳への負荷が、心に深く残ったりもするんだよね。

   ◇

 意外に…、と言うか、かなり面白かった。

 この感触は、確かに『ハムナプトラ』シリーズと似ている。

 見た直後は、その、破綻のない、堅実な、盛り沢山な内容の作りに感心してしまうのだ。

 が、しばらく経つと、その平均的な起伏のなさに、何とも平坦だった印象を抱かされ、評価が「凡作」へと移行していく。

 それは何故かと考えると、アクション映画を印象付ける「燃える(萌える)もの」が、この作品にはないからかもしれない。

 全てのシーンが平均的に面白いのだが、突出したものがないのだ。

 一つ挙げれば、この物語には、<G.Iジョー>チームたちが命を落とす緊迫感がない。

 中盤の、パリ市外を舞台にした大アクションがあり、ここでは、<GIジョー>チームの特殊スーツを着込んだスピーディーなアクションがある。

 スピーディーなアクションを高速に見せるためには、それ相応の表現技術が必要であり、私は、この作品において、非常に斬新な、『マトリックス』や『ソードフィッシュ』などとはまた異なった表現技術を見せられ、非常に感心させられたのだが、

 同時に、主人公たちに、けして命の危険がない緊張感のなさも感じた。

 「自分の身を投げる」かのような捨て身チックな動きや、パリ市外の通りを行き交う車両の破壊の数など、ハンパじゃない魅力を感じもしたのだが・・・。

 クライマックスの戦いは、それはもうスケールが大きく、私は、その陸海空での戦いに感心したのものだが、悲しいかな、そこには全く緊迫感がなかった。

 描写に、ネチっこさがない。

 完全にデジタライズされた、血の通わないクライマックスがそこにあった。

 そこにおいての部分部分でのアクションは、もはや、記号体でしかない。

 心からの手に汗握るアクションなどは望むべくもないものだった。

   ◇

 ただ、見過ごせない長所も多数ある。

 敵味方問わず、メインの役柄の来歴をちゃんと描いている点だ。

 おそらく、この作品、アクションだけならば、一時間半の作品であっただろうが、敵味方問わず、キャラクターたちの過去をヴァラエティ豊かにちゃんと描いているので、個々の役柄に愛着が湧くのである。

 また、それが、いかにもアメコミのキャラクターの如く、一人一人で一枚看板を張れるかのごとき個性を発揮する。

 「コマンダー」とか「デストロ」「ザビタン」「ストームシャドー」など、『バットマン』の「ジョーカー」や「リドラー」「ペンギン」みたいなイメージを醸す。

 だが、同時に、どちらかと言うと、玩具キャラクターに過ぎない<G.Iジョー>チームなので、そのアメコミ的な語り口が鼻につく感じもある。

   ◇

 <G.Iジョー>基地などは、あまりにもケレン味あり過ぎて、B級風味がたっぷりであったが、あのような描写は、私、好きである。

 また、冒頭に、安易にナノ兵器が悪の組織コブラに強奪されるのではなく、いったん、<G.Iジョー>基地に確保された後に、「安易」に強奪されるという捻った展開は良かった。

 更に、その強奪されたナノ兵器だが、そのまま使用されるのではなく、どこかの研究所の加速器みたいので実用化されると言うプロセスを踏むのにもリアルが感じられた。

 ただ、加速器(なのか?^^;)の中で、ナノ兵器のカートリッジそのものがクルクル回転している図を見せられると、この作品自体の「B級」具合が「確信犯」であることが分かる^^;

 主人公デュークは、悪の組織コブラの女幹部バロネスの元恋人なのだが、その悪女然とした恋人が、最期の最後で、やはり主人公を見捨てられないという展開は、私には好感が持てた。

 また、パリのパートで、逃亡するバロネスが、逃げ込んだ先のエレベーターで居合わせた女の靴を見て、「あら、いいの履いてるじゃない」と言うシーンがあるが、こういった一言で、私は途端に、その役の性格が垣間見られ、思い入れが深くなってしまう。

 いいセリフだったと思う。

 そこから、私は、やや薹が立った印象のバロネスが魅力的に見えてしょうがなかった。

   ◇

 それから、イ・ビョンホンのファンに朗報!

 ストームシャドーは、因縁の対決でスネークアイズに仕留められたが、死体があがっていないので、多分、続篇に復活して出てくるので安心してくれ^^;

                                  (2009/08/09)
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[よりぬきフィジーさん 《Fiji冒険記③「ロボニ村」》]

2009-08-09 10:11:05 | 海の向こうでの冒険
☆・・・先ずは、こちらを今一度お読みください^^{クリック!)

          [よりぬきフィジーさん 《Fiji冒険記①》]

          [よりぬきフィジーさん 《Fiji冒険記②》]


 なお、この旅の後、ニュージーランドのクライストチャーチを舞台に、エリオット君との激闘(クリック!)が始まるのでした。

   ◇

   ●第二章『グリーン・ラビリンス・承前(ジャングル迷路)』
       (1992/6/17 快晴 オバラウ島[レブカ→ロボニ村]→ナウソリ→スバ)

『くっそーっ! まだ着かないのかよお!』

 怒鳴った時、彼方まで続く林の間に小屋が見えたので、進む。

 小屋、と言うか家屋の姿は増えていった。

           【ロ ボ ニ 村、 だ っ た。】

          

 とあるおばさんと目が合い、『シャワーを浴びたいんだけど』と言うと、村の中心に立っている水道の蛇口を示してくれた。

 僕はそこでジーパンを脱ぎ、シューズ、靴下を手洗いした。

 パンツ姿の僕に、村の、旦那の留守を守るおばさん連中が『ワオ~ッ^^!』と声をあげる。

 とりあえず、最初に目が合ったおばさん・VITINIAさんの家に入れてもらい、くつろぐ。

『水を一杯ください』と言うと、ビチニアさんはバケツに汲み置きしておいた水をグラスにすくってくれた。

『子供は何人ですか?』と僕は問う。

 ビチニアさんは『4人、女の子が3人で男の子が1人』と答え、『本当は2人くらいがベターなんだけどね』と付け加えた。

 僕は、親切のお礼に、和紙と、子供の数だけ箸をプレゼントした。

 そして、しばし、隣りの家のおばさんを交え、色々と話した。

 僕は、昨日と今日とで、一気に英語力が上がったぞ^^

『結婚してるの?』と聞いてきた。

『いいえ』と答える。

『ガールフレンドは?』と聞いてくる。

『まあ、ボチボチ・・・』と答えると、『写真持ってる?』。

 僕が持っている写真と言えば、マロン・グラッセちゃん(仮名)のものしかない。

 とりあえず、それを見せる。

 二人ともジッとそれを見つめる。

『可愛いでしょ?』と僕が言うと、二人とも本当に温かな瞳をした。

「カサバ」と言う、フィジーのイモの料理をごちそうになった。

 けしてうまいものじゃないが食べられた。

 淹れてくれた紅茶の温かさも疲れた体には効く。

『ところで、子供たちは?』と問うと、『今は学校に行ってる』とのこと。

 ビチニアさんは『パブリック(公立)なんだ!』とちょっと誇らしげに言った。

 おそらく、公立に行く方が難しいのだろう・・・。

 昨日見た、灰色の制服か真っ青な制服、そのどちらかが「公立」なのだろう。

 フィジアンの言葉は、日本語に似ているところがある。

 例えば、語尾に『~~ね』と念を押すようなのである。

 また、人を呼ぶ時、『おい! おい!』と言うのである。

 いちお、大学で言語学を学んでる身としては、そう言う点なんかも気にかかる^^

 その時、子供たちが学校から帰ってきた。

 どこの子供も、僕を見て近寄ってきた。

 みんな、モジャモジャ髪、クリクリの瞳、とても可愛い。

 僕は子供たちと写真を撮りたくなった。

『みんな、おいで、一緒に写真に映ろう^^』と言ったら、15人以上の子供がドワーッとビチニアさんの家に入ってきた。

 パチリと映す。

          

 ビチニアさんが、僕に「スル」と言うフィジアン風腰巻を持ってきてくれた。

 大きなフロシキみたいなものを体に巻くだけなのだが、なかなか似合っているのではないかと思う。

 子供たちは『ギャハギャハ』笑っているが、僕としては、『アラビアのロレンス』がアラブの民族衣装を着たときのようないい気分だった^^;

 子供たちは、僕の前に座り、僕に何かを期待する。

 純粋な子供の期待には沿いたいものである。

 リュックサックを探ると、『折り紙(しかも金色)』の束が見つかった。

 子供たちの瞳が金色に輝く(反射して^^)。

 先ず、みんなに一枚づつ配った。

 この時、ちょっとしたパニックが起こった。

 乱暴に差し出される手・手・手!

 それはあたかも日本の終戦直後、アメリカ兵にチョコレートをねだる少年少女の如くだった。

 フィジアンは優しいが、プライドは高い。

 <ボロは着てても心は錦>!

 そんな子供たちの光景を見たビチニアさん及び向かいの家の「鬼のような顔のお母さん」が、子どもたちに怒った怒った!

 ヒエエ~ッ! 僕はやばいことをしてしまったような気がした。

 ・・・しかし、すぐに気を取り直した(立ち直りの早さはポプリちゃん直伝!^^;)。

 そして、ただ恵んだだけではないことを示す為に、折り紙をたくさん折ってやった。

「鶴」「やっこさん」「たこ」「ぶた」「手裏剣」「蛾」「くじら」「風船」・・・、難しいものを折るときは間が出来て、みんな退屈だろうハズなのに、じっと僕を見つめてる。

 僕の足に恐る恐る触れてきたりする。

 終いには可愛らしく首をすり寄せてくる子もいた。

 大勢いたので、それぞれの名前は覚えられなかったが「アリエタ」と言う、ビチニアさんの6才の子供だけかろうじて名前を覚えた。

 みんな生き生きしている。

 僕は言った。

『もしかしたら、僕は先生になるかも知れない。(蘭注・常連閲覧者の方は信じられないかも知れないが、私は大学で教職科目を取っていて、休まず受講してました! この後年、私は教育実習も行なうのでした・・・^^;) そしたら、君たちみたいな熱心な生徒のクラスの先生になりたいものです・・・』

 しかし、ニュージーランドで私にスパルタで英語を叩き込んでいたアキラさんが以前に言った。

『教師で、まず一番に大切なことは、生徒の名前をいかに早く覚えるかなんだ』^^;;;

 午後二時、僕はビチニアさんの家を後にした。

 村外れまで4人の子供が案内してくれた。

 僕の心にはしこりがあった。

 家族の写真を見せたのだが、その時、おそらく、僕が写真を取り出した手帳の間の20$札の束をビチニアさんは見てしまったようなのだ。

 もちろん、彼女は、それを盗るなどと言う気はないのだが、『日本の金持ちのドラ息子が道楽でここに来るんじゃあないわよ』に似たような気持ちが起こってしまったようなのだ。

 懸命に取り繕ったが、修復は難しいようだった。

『Thank you very much! I will come back here together my wife someday』

 と、いつもの文法メチャクチャの英語で言うのがやっとだった。

 僕が村から去っても、遠くから『バイバーイ!』と叫ぶ声がいつまでも聞こえた。

 僕はもはや振り返らず、出来るだけ大きく手を振った。

 さて、気を取り直してナイビテイテイ空港へ。

 思えば、ポプリちゃんだ(私は、このフィジーでのバカンスを終えたら、ニュージーランドに戻るのだが、彼女は、日本に帰るのだ)。

 彼女は、ニュージーランドのオークランド空港で友人達と涙の別れをした。

 しかし、その瞳は十分後には乾いていた。

 そして、しばらく無表情になり、更に少ししてから言った。

『よしっ! スッキリした!』

 そんなポプリちゃんの姿を見て、私は、『・・・さすがは、俺の親友だ・・・』と思ったものだ。

 この心の<切り替え>、僕などは見習わなくてはならない。

 これはスポーツ界における<スイッチング・ウィンバック>と呼ばれている精神切り替え法と似ている。

 スポーツ選手などは直前に犯した失敗をくよくよ悩んでなどいられない。

 ボールはすぐに飛んでくる。

 かくして、何かを<きっかけ>にして立ち直らなくてはならない。

 例えば、テニス選手ならラケットを替えてみる、など。

 一流になればなるほど、その<切り換え>を迅速かつ容易に行なう。

 ポプリの野郎も、そう言った意味では一流か・・・^^;

 「涙」を<きっかけ>として立ち直るのだ。

 ともあれ、<悩み>なんてものは、一通り考えを巡らせれば後は同じことの堂々巡り、早く立ち直るにこしたことはない。

 悩みが人を成長させることはなく、悩みを克服するところに人間の成長はあるのだ。

 ポプリの野郎は、そのエッセンスだけを吸収し、大きく成長して行く。

 何故なら、彼女は、かつてオーストラリアで一年間生活し、そこを去るときには、帰りの機上、ずっと泣きっぱなしだったのだ。

 恐るべしポプリ! 成長していくライバルと言えよう。

   ◇

 これは、17年前の文章なので、私の今の感覚だと、ちょっと納得できない理屈を連ねていますね^^;

「悩みが人を成長させることはなく、悩みを克服するところに人間の成長はあるのだ」なんて、今の私には疑問が起こる。

 繰り返し悩むことで、心が磨かれるのだと思うのだ。

                                (2009/08/09)
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[私の1991年のメモ日記・11「夏のバイト(1)」]

2009-08-08 22:46:02 | 1991年の日記
☆好評の「1991年の日記」シリーズです。

 私は、今の職場で、辞めていく若者たちには、このブログのURLを教えることにしている。

 最近、ベテランのバイトの若者(23歳)が辞めることになった。

 多分、このエントリーは読むと思うので、その若者に似合うような内容を抜き出す。

 18年前の日記であり、私が23歳になる年の記述である。

 時期も、夏の同じ日付にしてみた^^

 少しは、その若者に、何かを示せるか?

 私は、この頃、大学を休学しての翌年に控えたニュージーランドでのワーキングホリデーのために、夏、築地の八百屋「金八」と、中野の居酒屋「つぼ八」で働いて、金を稼いでいた・・・。

   ◇

 ☆1991年8月5日(月)

 土曜日に休んだので、皆に少々気まずくも仕事をはじめた。今日からステーキ屋チェーンの野菜の注文があり、僕が担当することになった。そのほとんどが、儲けにならないモヤシ軍団。台車に山盛りのモヤシ、結構重い。←朝は金八、夜はつぼ八→ みんな若い。バイトを初めてやった様な高校生のはしゃぎ振りは僕を若返らせる。そして、6時間の完全な拘束が、高校時代のテニス部の練習の時の、何とも言い知れぬ不安感を蘇らせる。店長がいなかったので、飲んでもばれない生ビールを皆で飲む。うまい^^

 ☆1991年8月8日(木)・・・18年前の今日

 今日でつぼ八バイトも五日目でトレーニング期間の終わり。しかし、色々あった料理も、なんだかんだで覚えることが出来た。僕は、歳のせいもあって優遇されていて、はじめから楽なコーナーを任せられている。岡田君や新井君は高校生で、フライヤーや焼き場だ。僕は厨房。フライヤーや焼き場は暑そうだ。しかも、僕のコーナーは運良く、注文が少なく、楽だ。対して、フライヤーなんて、忙しそうだ。でも、僕は、忙しいほうが、汗もかいて、仕事後のビールがうまいからいいんだけどね。

 ☆1991年8月9日(金)

 例のモヤシ軍団が、仕事を大変にさせる。しかし、まあ、あらためて思い直してみると、それでも楽なんだよなあ。仕事を終え、すぐに家に戻り、昼寝をする。そして、午後の五時、夜のバイトへ。今日も厨房でした。途中で川口君が登場、店長もいないので、生ビールを飲む。川口君、水割りも入れてくれる。ホロ酔いのいい気分で仕事が出来た。こんないい気分で仕事が出来るなんて! ホロホロホロ酔いで実家(秋川)に帰る。駅まで母親が迎えに来てくれたが、父・母・姉・お祖母ちゃんらは新潟方面に旅行だ。僕は実家の犬の散歩をせにゃならん。

 ☆1991年8月10日(土)

 午後4時から吉祥寺オデヲンに並び、『ターミネーター2』の超先行オールナイトだ。公開は8/24だそうだ。娯楽監督ナンバー1のJ・キャメロンの、グイグイと観客を引っ張るパワーに圧倒される。シュワのターミネーター1もさることながら、今回は興味をターミネーター2にさらわれた感がある。その、液体金属で出来ている変幻自在のボディ、SFXを堪能した。パンチをしても突き抜けるし、手・指が鋭利な刃物に。ショットガンで撃っても、裂けた体はすぐに再生する。ターミ2を演じるロバート・パトリックの不敵な笑みが不気味。そのあまりの凄さに物語がかすんでしまった。一緒に行った菅君も喜んでいた。

     

 ☆1991年8月11日(日)

 秋川にて、犬の散歩をする。とにかく、またも、ムートンは外でクソをしなかった。ペコは人格が変わったように、まじめに、オシッコとウンコを外でする。ケツからモコモコ。早めに秋川を切り上げ、高円寺の丸山さんの所へお伺いをたてる。相変らず、丸山さんは相撲と競馬三昧で、僕もしばし、千代の富士のビデオの雄姿に見とれる。さて、予約していた「ファイナルファンタジーⅣ」を受け取りに行き、家に帰り、アダプターがないのに腹を立てつつ、髭剃りの充電用を代用にして、やる。とにかく絵がきれい。音楽もいい。

     

 ☆1991年8月12日(月)

 店長がいない。そして、川口君の登場とくれば、ビールの飲み放題だ。ホロ酔い気分で、牛のたたきや、ハマチ・マグロを食い散らかして、在庫数が決まっているポテトグラタンまで食い散らす。うまい。昼間は金八でモヤシ軍団と戦い、夜はつぼ八にて無礼講。疲れに疲れつつも、アパートに戻れば、ファイナルファンタジーⅣ! とにかく展開が矢継ぎ早で面白い。レベル上げの苦労がなく、話がトントン拍子に進んでいく。ダンジョンも楽だし、山頂からの景観のグラフィックが美しい。

 ☆1991年8月14日(水)

 さあ、今日を乗り切れば、金八バイトは四連休だ。モヤシ軍団も、4kgが70袋くらいあるが、何とかこなす。月・火と二つのバイトをフルタイムで働いてきて、少々、疲れがたまってきている。ボーッときてしまう。

   ◇

 ・・・こりゃ、全然、若者が読んでもためにならないな^^;

 僕は、明らかな「業務上横領」みたいなことを繰り返している^^;

 文中の、悪の申し子・川口君だが、長崎の被爆二世であった。

 だから、国から、補助金とか貰っていた。

 足が生まれつき悪く、女とセックスする時は、必ず「女性上位」じゃないとやれないとのことで、

 初体験は済ませていたが、限りなく「童貞思考」の私は、何とも、その生々しい話に苛立ちを覚えさせられたものだった^^;

                                      (2009/08/08)
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[保守運動が、左翼運動にすりかわった瞬間(「つくる会」教科書採択)]

2009-08-05 22:35:12 | 保守の一考
☆帰宅したら、誰もいなくて、食事も用意されていないので、閉店間際の近所のスーパーで値引きのお惣菜を買って、バリバリ食った。

   ◇

 ・・・「今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ」

                       中島みゆき『時代』より

  ・・・「まだ、負けていない!」

                       小磯健二『サマーウォーズ』より

   ◇

 朝、産経新聞を見る。

 「正論」欄の執筆者が八木秀次・日本教育再生機構理事長であった。

 偶然にも、私が、昨日に記したエントリーの内容と重なるものがあった。

     【正論】高崎経済大学教授・八木秀次 「民主党の本音隠れる政権公約」(クリック!)

 ここに、一文だけ引用しようと思ったが、それでは、誤解を招く。

 全文を引用する。

   ◇

《 ≪価値を異にする二大政党≫

 「政権交代可能な二大政党」なのだそうだ。が、わが国の場合、そこまでの条件が整っているだろうか。

 「政権交代可能」であるためには2つの政党の有する価値観、政治イデオロギーに質的差異があってはならない。安全保障、外交、経済政策、社会保障、教育などについて、2つの政党との間に質的な差異がなく、したがって二大政党はその政策をめぐって切磋琢磨(せっさたくま)する。国民は二大政党の有する政治イデオロギーに大きな差異がないことを前提として、より良き政策を支持すべくどちらかの政党に投票する。アメリカの共和・民主、イギリスの保守・労働の二大政党がそうだ。両国の二大政党はともに自由と民主主義を重視し、マルクス=レーニン主義は厳しく拒絶している。

 翻ってわが国の場合はどうか。問題となるのは民主党の体質。民主党は小沢一郎氏、岡田克也氏など自民党田中派出身者、鳩山由紀夫氏、菅直人氏など新党さきがけ出身者(鳩山氏は田中派出身でもある)、野田佳彦氏、前原誠司氏など日本新党出身者、直嶋正行氏など民社党出身者に加えて輿石東氏など日本社会党出身者によって構成される「寄り合い所帯」である。政治イデオロギーは右から左まで幅広い。

 ≪イケメンの影の左派傾斜≫

 自民党も寄り合い所帯ではある。右から左までいる。河野洋平氏、加藤紘一氏、中川秀直氏、塩崎恭久氏などリベラル色の強い議員も多い。が、両党の間には質的な差異がある。それはそれぞれが抱える「左」の体質である。

 自民党の左派が利権の関係や「何となくリベラル」といったところであるのに対して、民主党の場合は本物の左翼、職業左翼で、プロの活動家を抱えている。社会党出身者がそうだが、事務局はそちらの陣営に握られているとの指摘もある。

 民主党は7月23日、『民主党政策集INDEX2009』を発表した。そこには1ページ目から「国会図書館に恒久平和調査局を設置する国立国会図書館法の改正、(中略)慰安婦問題等に引き続き取り組みます」とか、靖国神社に代わる「特定の宗教性をもたない新たな国立追悼施設の設置に向けて取り組みを進めます」と書かれている。「恒久平和調査局」とはわが国の戦争時の「加害」行為を調査する部局のことだ。

 また、選択的夫婦別姓の早期実現、住民投票法の制定、永住外国人の地方参政権付与、アジア外交の重視、自衛権の行使は専守防衛に限定、中央教育委員会の設置、学習指導要領の大綱化などが書き込まれている。民主党の左派が年来主張してきたものだが、7月27日に発表されたマニフェスト(政権公約)には全く触れられていない。

 民主党の有力支持母体には自治労、日教組などいまだ左翼的体質を脱却していない組織がある。その組織内候補が今回の総選挙でも「民主党」の名前で立候補する。テレビの政治討論会に出てくる民主党の政治家は松下政経塾出身者などの若いいわゆるイケメンが多く、彼らの意見を聞く限り、自民党の世襲議員よりは新鮮でわが国の将来を託したくなる。そう考えている国民が大半だ。が、イケメン政治家を一枚はがせば、冷戦時代の遺物であるマルクス=レーニン主義を信奉する古色蒼然(こしょくそうぜん)とした政治家が控えている。

 加えて社民党との連立を視野に置いているとすれば、民主党の政策決定の実権はどの陣営が握るのかは目に見えている。鳩山代表は「社民党が反対することはやらない」と明言してもいる。

 ≪生き続けるマルクス信奉≫

 要するに、わが国の場合、冷戦時代のイデオロギーを清算しないままに「政権交代」を迎えようとしているのだが、民主党政権になれば、一部に旧態依然とした左翼信奉者を抱えることになる。

 そうした民主党が政権をとれば、どのような事態になるかについて私たちは15年前の村山政権で経験している。社会党の委員長を首相とした村山政権はわずか1年半の政権だ。が、その間に何を行ったか。日教組の主張を取り入れ「ゆとり教育」が強化された。ジェンダーフリーという非科学的な発想に基づいて男女共同参画社会基本法を制定すべく審議会を設置したのは政権誕生直後のことだった。歴代の政権が踏襲せざるを得なくなっている戦後50年の村山談話ももちろんこの政権の置き土産だ。自治労や日教組などが地方で活動しやすくすべく、政府の統制を奪って過度の地方分権を進めたのもこの政権だ。挙げればきりがない。彼らは政権を去った後も長く影響力を行使し得る楔(くさび)を打ち込んでいったのだ。

 わが国には「政権可能な二大政党」を確立するための条件はまだ整っていない。冷戦時代のイデオロギーの清算が終わっていないからだ。マルクス=レーニン主義は民主党の中で生き続けている。その状態で「政権交代」を行えば、将来に必ず禍根を残す。(やぎ ひでつぐ)     ・・・》

 ともあれ、私は、この日に、八木秀次理事長の「正論」を、あえて載せたフジ・サンケイグループのスタンスに安心する^^

 ちなみに、私は、昨日のエントリー(保守の皮をまといし左翼教科書、採択す)を、

『・・・ ある意味、保守の皮をまといし左翼「民主党(自民党の劣化コピー)」の、次期選挙での大躍進の雛形を見たような思いである・・・。・・・』

 と、結んでいる。

   ◇

 私は、まさか、到底、現「つくる会」の教科書が採択されるとは思えなかった。

 私の「つくる会」糾弾裏ブログでは、今回の採択地区の横浜での教育委員長の言動が、逐一報告されていたもので、あまりにも以前から、その教育委員長が吹聴していたので、「なにか収賄等」の理由があるのかと睨んでいたものだが、

 それでも、まさか、本当に採択されるとは思わなかった。

 仮にも、保守に属する人間が、

     (クリックして、どうぞ、それぞれを熟読して下さい!)

   ★安重根を取り上げ志士と称える自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<上>
   ★自由社版教科書で菅原道真も乃木希典も消えた-扶桑社版からの改悪<中>
   ★特攻隊を「自殺攻撃」と貶める自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<下>
   ★進化論から始まり部落史を詳述する自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<4>
   ★自由社版 そんなに支那が 好きですか-扶桑社版からの改悪<5>
   ★スクープ!『日本人の歴史教科書』表紙はタイのガラクタ-扶桑社版からの改悪<6>
   ★「ポツダム宣言様ありがとう」の自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<7>
   ★悪党のくせに(笑)悪党を書かない自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<8>
   ★藤岡信勝会長、独禁法に違反してませんか?-扶桑社版からの改悪<9>
   ★乃木大将削除を開き直る「つくる会」理事-扶桑社版からの改悪<10>
   ★秀吉の朝鮮出兵を「侵略」と書く自由社版-扶桑社版からの改悪<11>
   ★自由社版「ラスコーの壁画」はニセ写真だ-扶桑社版からの改悪<12>
   ★みんなニコニコ古墳を造ったと描く自由社版-扶桑社版からの改悪<13>
   ★錦の御旗で威圧したと書く自由社版-扶桑社版からの改悪<14>
   ★ナチスのユダヤ人迫害を消した自由社版-扶桑社版からの改悪<15>
   ★編集趣意書から「太平洋戦争」史観の自由社版-扶桑社版からの改悪<16>

 これだけの、これ以上の左翼的言葉に彩られた言葉を使うことは、けしてないだろう。

 左翼教科書の闘士・俵義文さんよお! この教科書はあなたのサイドのものだよ・・・。

 ・・・いや、ごめん、それさえも超越した極左的な内容になっているね。

 これらの内容の全てが、八割がたコピペした扶桑社版の教科書の改訂した二割の部分に属している。

 過失ではないのである。

 ある一定の、おぞましい、とある組織(もちろん保守ではない)との「結託の絵図」の元で編集方針が企てられ、ある方向への「誘導」が如実に為されている。

 「つくる会」の300人弱まで減った正会員の多くは、その教科書の内容を知らない。

 そこまで熟読する者はいないのだ。

 運動とは、組織の初動を信じるものだ。

 「つくる会」の十年前の初動は真っ当であった・・・。

 だから、今回の採択を賞賛する在野の者はいない。

 一部の「確信犯(保守でなくとも、左翼の教科書内容でも、保守の仮面で採択を取れれば勝ち! と思っているヤカラ)」が喝采しているだけだ。

   ◇

 しかし、仮にも、「保守」を名乗る者が、こんな内容の教科書が採択されたからといって、嬉しいのだろうか?

 なあ、お前ら、こんな内容の教科書が保守扱いされて良いのかよ!

   ◇

 私は、今日の仕事の昼休み、とある著名な方に思い切って電話した。

 すると、落ち込んでいる私に、その人は言った。

「元々は、左翼教科書が牛耳っていた横浜地区なんだから、藤岡さんの左翼教科書が採択されたからといって、よく考えるとマイナスではないんだからいいんじゃないの? よーく、考えてみなよ。俺も現<つくる会>の教科書読んでみたけど、酷い内容になっている。あれを応援している人は、もはや、保守じゃないんだよ。よーく、考えてみなよ。君らは、日本を良くしようと、子供たちにより良い教科書を送ろうという運動をしているんだろ? だったら、扶桑社(育鵬社)の、自分らが良いと思っている教科書で学ぶ子供たちがいることを喜んだほうがいい。藤岡さんの教科書で学んだ子供たちは、可哀想だけど、ほぼ確実に、その成長段階で矛盾に苛まれ<空中分解>する。その手を引っ張るのが、君たちが支持した教科書で学んだ子供たちになる。それでいいじゃないか」

「・・・はあ、いや、私は、そこまで達観できませんし、高尚な考え方も持っていません。私は、<常勝無敗>がアイデンティティーなんです。勝利してこその<運動>だと思ってます」

「勝利以前の問題として、勝利の<質>があるだろ? 君は、自分の正しいと思う思想以外で勝ちたいと思うのか? ディベートみたいに? 今の<つくる会>は、<保守>じゃないぞ」

「私は、ディベートは嫌いです」

「うん。・・・ここは、スターウォーズの『帝国の逆襲』のように考えるのが得策だ。今は、悪の集団に逆襲されている時期だ。時は経つ。すぐに、勝利の季節が訪れる」

「はい・・・」

 ・・・戦いは続く・・・。

                                  (2009/08/05)
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[『つくる会』教科書、横浜で採択!(ミド蘭、お詫びす)]

2009-08-04 18:53:03 | 保守の一考
   横浜市、自由社版「つくる会」教科書を採択(読売新聞) - goo ニュース

★数日前から、私が裏で懇意にしている「つくる会」理事の一人から、「つくる会」教科書採択濃厚の情報があったので、非常に憂慮し、ここ数日、こちらのブログでも、関係ない過去記事の再掲を行い、様子を見ていたのだが、・・・決まってしまったそうだ。

 ・・・これは、私の力不足・・・、不徳の致すところである。

 保守主義者に対し、まことに申し訳ない。

 すいませんでした。

 藤岡信勝と言う「人格共産党員」の「執念」に、私は負けたのである。

   ◇

 多くの左翼団体が、「つくる会」教科書の採択に抗議を表明しているが、ゆっくりと、その教科書を読んで欲しい。

 その内容は、あなた達が支持している教科書の内容と全く変わらない。

 もはや、かつての保守団体としての「つくる会」はないのだ。

 その教科書の内容については、こちらに詳しい。

     《「つくる会」と絶縁した産経新聞を支持しますゎ》
      直近エントリー[★ナチスのユダヤ人迫害を消した自由社版-扶桑社版からの改悪<15>](クリック!)

 保守の皮をまといつつ、その実、その内容は左翼そのものと言う、昨今の「つくる会」の売り出し方は、小林よしのりが語るところの佐藤優の「したたかさ」と全く同じである。

 ああ、何を言ってもしょうがない。

 ・・・ともあれ、私は、藤岡信勝とその狂信者の妄執に敗北した。

 正会員が300人を切りつつも、扶桑社版の「コピペ改悪」と言えども教科書を出版し、大規模なシンポジウムを持ち出しで行なえたパワーに、私は、今回、負けた。

 ・・・ただ、おそらく、この採択がなければ、「つくる会」は自然消滅したであろう。

 となると、私の名を一挙に高めた<「つくる会」糾弾>そのものの必要性がなくなってしまうので、

 私は、「つくる会」は細々とでもいいので存続して欲しいと思っていたので、結果的にまあ良し。

 ・・・しかし、この敗北は痛い。

 ある意味、保守の皮をまといし左翼「民主党(自民党の劣化コピー)」の、次期選挙での大躍進の雛形を見たような思いである・・・。

   ◇

 が、私には、ペンと紙がある。

 戦いは継続する。

                                (2009/08/04)
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[映画『山形スクリーム』を観た]

2009-08-02 17:04:03 | 物語の感想
☆『山形スクリーム』は、MOVIX昭島で、一週間だけの一日一回上映と言う、変わった公開形式であった。

 私は『ボルト』を所望していたのだが、連れはこちらを希望したので観た。

   ◇

 竹中直人監督作品を観るのは、19年前の『無能の人』以来だ。

 私は『無能の人』にはなかなか感心したクチで、ゴンチチ担当のサントラも購入して何度も聞いたものだ。

 今回の『山形スクリーム』だが、田舎の寒村を訪ねた女子高生のグループが危難に襲われると言うよくあるタイプのホラー作品をうまく踏襲している。

 ホラーと言っても、コメディ要素の方が強く、そのコメディ要素も、竹中直人の面白いと思うセンスに徹頭徹尾集約されている。

 役者たちも、見事に、竹中の「間」や「イントネーション」「傾向」を見事に演じている。

 だから、竹中のギャグを理解できない人には、全く面白くないだろう。

 そして、竹中だが、ここ数年、それほどコメディアンとしての活躍をしていない。

 だから、序盤は、そのギャグについていけないこと、苦しい限りであった^^;

 だが、途中から、勘を取り戻した私をはじめ、一部の客はゲハゲハ笑い出した。

   ◇

 また、女子高生グループは、物語ヒロインの成海璃子「以外」は非常に可愛く美しく、私の目を楽しませてくれた。

 波瑠(ライトゴシック)、 紗綾(オタク系メガネ巨乳)、桐谷美玲(「Cawaii」系)と揃っていて、私はどれがいいか目移りしてしまう。

 少なくとも、3人とも、竹中系コメディエンヌとしては申し分ない演技力だ。

   ◇

 でも、一番に素晴らしかったのは、引率教師の、男に縁のないマイコ先生だ。

 この人、夢見る少女のまま、ゴージャスに大人になってしまったような人で、

 その勝手気まま振りがメチャ可愛かった^^

     
    この美しさで、きっちり汚れも演じます^^

 その端整な顔も美しく、落ち武者軍団や落ち武者ゾンビに席巻される御釈ヶ部村の騒動の渦中にいて、始終、「スクリーム顔」を見せ続けてくれる。

 美人の「スクリーム顔」と言うのは、なんか、セックスの時の表情を見せられているような気がして、たまらないものがある^^;

 うん、私にとっての、この作品とは、マイコ先生の表情に尽きる^^v

                               (2009/08/02)
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[映画『サマーウォーズ』を観た]

2009-08-01 23:56:10 | 物語の感想
☆遅番仕事の前に、公開日の朝一発目を観に行きました。

 MOVIX昭島のロビーは、他の夏休み映画とともに超混んでいました。

 私の『ドラクエⅨ』の<すれ違い通信>は一気に11人をゲットしました^^

 そして、『サマーウォーズ』の館内も超満員!

 私は、後ろから二列目の一番ハジの席でした^^

   ◇

 いや、私、この作品をなめていました。

 ある程度の佳作だろうと思っていました。

 そしたら、凄まじく面白かったです^^v

 ケレン味に欠けますが、『エヴァ:破』に匹敵する高密度・高盛り上がりの作品でした。

   ◇

 ・・・クライマックスで、ヒロイン・夏希が、電脳世界で「敵」と花札勝負をして、賭けチップがなくなって、にっちもさっちもいかなくなっていた・・・。

 その可憐な頬に汗がタラリと垂れて焦っていたとき・・・、ふいに世界中から「元気玉」が集まってきた。

 私は、もう、この時、・・・子供が泣くときに「エグ、エグッ!」とえづくじゃないすか? 涙こそ出なかったけど、喉が「エグ、エグッ!」となるほどの呼吸困難で感動してしまった。

 世界中の仲間が、「こい!」「こい!」「こいこい!」と叫ぶとき、自分の心中の「なんで日本語知ってんだよ」と言うツッコミの言葉とともに、心が異常に高揚した。

 その前後も、畳み掛けるようなクライマックスが続いていて、最高でした。

 谷村美月が可愛い声で演じている電脳世界の格闘王者<キングカズマ>のバトルは、渋谷系で格好良い。

 ラストファイトでの、主人公である数学天才少年の暗号解読場面の、追い詰められた極限、その「暗算」する時の目の動きの必死さなんて、克明な描写を必要とするクライマックスにもかかわらず、その絵のシンプルな表現が最高だった。

   ◇

 舞台となる、長野県上田市の旧家・陣内一族は、私的には「うっとおしい」ぐらいだったのだが、

 その大一族の描き方が、『ザンボット3』の<神ファミリー>を髣髴とさせた。

   ◇

 語っていたら切りがない魅力ある作品だが、そろそろ眠たいので、一つだけ。

 主人公のケンジが、憧れの夏希先輩依頼のバイトで、二人で長野に向かう新幹線内だ。

 二人は、直に隣りの席のチケットが取れなかったのか、通路を挟んだ隣り合わせの席になる。

 そんな場面を見ると、「ああ、この作品の作り手は、わざとに定型シチュエーションを外して、二の線の物語を紡いでくれているのだな」と感心するのだ。

 また、「間に通路を挟んだ構造」は、まだある。

 厳格な一族の当主・陣内栄おばあちゃんが笑うと、前歯がなくて、まさに「間に通路を挟んだ構造」の歯並びであることだ。

 そこにホッとさせられる。

 厳格なおばあちゃんに、愛嬌を感じさせられるからだ^^

                                    (2009/08/01)
コメント (17)
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[引き篭もり、縮こまる「つくる会」(運命の八月)]

2009-08-01 08:34:18 | 保守の一考
☆これから映画を見て、遅番の仕事に行こうと思うので短信です^^

   ◇

 <新しい歴史教科書をつくる会>の会報『史(ふみ)』の7月号を読んでいると、「つくる会」がどんどん縮んで、内に引き篭もる、一部の人たちだけのサークルとなっていることがよくわかります。
 
「続々届く熱い声援! 会員の声」というコーナーで、自由社版教科書を礼賛していますが、投稿者のイニシアルが正直すぎます(まさに自作自演)。
 
 広島・NHさん=元広島県廿日市市教育委員、長谷川真美
 東京・MSさん=まあ、島崎の家族かなんかだろう
 東京・SFさん=まさか、藤岡の家族?
 東京・HWさん=桜子の旦那、渡邊博中央大学教授
 三多摩・MHさん=浜田實
 愛媛・NTさん=田中直子
 
 渡辺望という人物が「文芸評論家」の肩書きでつまらない文章を寄せていますが、この人ですね(イラク3バカの一人が「ジャーナリスト」を名乗っていたことを彷彿とさせます^^;)。

 http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=530
 http://www.japancm.com/sekitei/note/2008/note53.html

  渡辺望のブログ
 http://nozochan.blog79.fc2.com/
 http://nozowata.blog66.fc2.com/

   ◇
 
 さて、「つくる会」残留組の中で松本謙一(前東京支部長、自由社教科書編集室長、愛称「ハゲ松」)に対する同情論が出ているそうです。
 
 自由社版教科書は松本謙一ひとりの奮闘で作ったようなものですが(そのため欠陥だらけでもある)、

 最終段階になって藤岡信勝が「印刷は石井さんのツテでお願いする」と言いだして、松本をパージしてしまったそうです(これぞ、本当の「レッド・パージ」^^;)。

「石井さん」とは、夫婦で売れない推理作家をやっている石井竜生氏(自由社社員)と井原まなみ(本名・石井弘子、自由社取締役)のことです。
 
 松本謙一は激怒し、4月24日の出版記念パーティーで藤岡信勝と目も合わせなかったそうです(出席はしたのです^^;)。
 
 松本謙一は藤岡信勝親衛隊で、西尾幹二からは嫌われていました。

 平成18年1月31日に藤岡宅マンションで行われた謀略会議(通称・江戸川橋ヤルタ謀議)の存在を漏らしたために東京支部長の松本から叱責された空花正人は、親分の西尾に報告。

 西尾がそれを聞いて「松本謙一を更迭しろ!」と叫んだエピソードは有名です。
 
 ところが、その西尾幹二は今、「自由社版教科書作成の功労者である松本謙一さんを追放するとは、藤岡信勝は何を考えているんだ」と周囲に話しているそうです。

 なんのこっちゃ^^;
 
 まあ、どっちもどっちですが。

                               (2009/08/01)
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