解体の決まった、ほぼ廃墟な建物で開催されているアート展「空白の果て」に行ってきました。
ここは、旧「亀岡商工会館」。
1958年に建築され、1999年に商工会議所の事務所が移転し、現在では使われていない建物。
既に解体が決まっているとのことで、解体前に、その中で、写真や絵画のアート展が開催されました。
そして、建物内部も見学出来ます。
建物の外には蔦が絡まり、中も部屋によっては壁や床が剥がれていたり、ガラクタが乱雑に置かれていたりで、荒れ果ていました。
この中を歩いていると、どこか自分が浦島太郎になったような不思議な気持ちになります。
かつては観光ホテルとして使われ、その後に商工会館となった建物ですが、今は、もう長年使われてなくて。
華やかな時代を経験していたであろうこの建物、解体前にアート展が開催され、見学の人も訪れて…最後に良かったね、と思いました。
壁に書かれていた、
1958
1973-1999
の文字もちょっと切ないですね。
長年、頑張ってきたんだね。
建物さん、お疲れ様でした。
この「2階」のプレートもオシャレ。
昔の建物って、こういうのがオシャレですよね。
そうそう。
この建物の真向かいは、サンガスタジアム。
廃墟の窓から、新築のサンガスタジアムが見えるのも、なんだか、不思議な気分でした。
「空白の果て」にて、写真や絵を鑑賞し、また、建物内部を見学することも出来、とても良かったです。
素晴らしい企画をありがとうございました。