今日は、先週鑑賞した、映画『ナイトスイム』の感想を。


難病に罹り、引退したメジャーリーガーの主人公が新しい生活のためにと買ったマイホーム。
プール付きの家を買う、という子どもの頃からの願いを叶え、家族と共に新居での生活を始めたものの……そのプールには「何か」が居て、彼の妻も子ども達も不気味な気配を感じたり、危険な目に遭ったりする……というホラーです。
予告編で、水の中で足を引っ張られるようなシーンをたくさん見ていたので、ついつい、「カッパかな?」と思ってしまったのが第一印象。
水辺といえばカッパですよね〜(^^;;
でも、カッパはジャパニーズ妖怪。
外国にはいませんよね(^_^;)笑
と冗談はさておき。
ホラー映画としては、あまり怖くはなかったかな。
基本的に怖い現象はプールの中で起こるので、映像を見てると「そろそろ足を引っ張られるかな?」とか「水の中に引きずりこまれるぞ!」とか、雰囲気で予測できました。
なので、ビックリすることは無かったですし、私としては不気味さはあるものの怖いとは感じませんでした。
自分の病気を受け入れることが出来ずメジャーリーガーへの復帰を諦めきれない主人公。
プールに不気味な気配を感じつつも、主人公に気を遣って言えないでいる家族達。
近所の人達も巻き込む事件がプールで起こり、孤立する一家。
やがて明かされる、その家の歴史。
プールの水の真実。
ホラーなストーリーのお約束展開ではありましたが、面白かったです。
そして、プールの「水」の正体。
カッパではありませんでした(笑)
でもでも、何か日本的なものを感じました。
確か「テマガミ」とか呼ばれていて。
「ガミ」というのは、やっぱり、日本の「神」のことかしら?と。
物語の中で何度も出て来た「愛には犠牲が必要」という言葉が、ずっと伏線で、まさにその言葉通りの結末だったと思いました。
願いを叶える代わりに、代償を求めるというテマガミも、また。
ただ、私個人的には「愛には犠牲が必要」とは思わないというか。そういう考え方は苦手です。
確かに、大切な人のために自分も何か負担を負うことは、誰しもあると思います。でも、そのことに対して「犠牲」という言葉は充てたくないなぁと。
でも、それを否定しちゃうと主人公があまりにも救われないかな?
ホラーの定番ストーリーという感じで楽しめましたが、もう少し怖〜くても良かったかなぁと思うホラー好きな私でありました。